僕らのごはんは明日で待ってる (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 286
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344424500

感想・レビュー・書評

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  • 身近に人の死を体験した人にしかわからない苦しみがある。身近な人の死があってから主人公は、他の人との関係を遮断していた。そこから手を差しのべてくれたある女の子がきっかけで主人公は闇の中から抜け出すことができた。
    主人公と女の子の共通点は、お互い家族に対しての思いが他の人より強いことであった。主人公と女の子のそれぞれの立場から考える家族の形を見てみると、様々な家庭の形があるんだなと改めて感じた。
    2人の関係性については、男女関係ってよく分からないし、付き合ってる本人でさえも分からないことが多い中で、この人だと思える運命の人と出会えることって凄いなぁと思った。

  • 瀬尾まいこさんの本は好きですが、本作は率直に言って余り好みでは無かったです^^;。

  • 主人公の2人の会話に出てくる表現が、好きじゃなくイラッとさせられた。感動するでもなく、印象に残らない作品だった。

  • お兄ちゃんを病気で亡くして内気になった元イケイケの男の子と愛嬌のない小春ちゃんの話。

  • 私の好きな瀬尾まいこ作品とは異なるものだったので残念。

  • 葉山くんと上村さんのお話。
    高校生時代のふたりはなかなか面白い。
    何でもない日常だけど、思うこと感じることの積み重ね。むかし読んだ時は挫折しちゃったけど、今回はちゃんと最後まで読めた。派手ではないけど、堅実であたたかくて、たまにはっとさせられる言葉もまぎれていて。誰しも持っている陰の部分を含め全部受け止めるくれる、あくまで前向きないいお話

  • 16/05/23
    1話目だけでよかったような。あまり続きを見せずに、で終わらせてくれたほうが好みだったな。1話目だけなら星4つ。
    『僕らのごはんは明日で待ってる』てタイトル、秀逸だなあとおもう。


    「また、明日ね」
    上村は軽く手を上げてそう言うと、くるりと元来た道へ身体を向けた。
    「ああ、また明日」
    俺もつぶやいてみた。
    明日。そんな言葉ってあったんだって、今更ながら思った。(P55 米袋が明日を開く)

著者プロフィール

1974年大阪府生まれ。大谷女子大学文学部国文学科卒業。2001年『卵の緒』で「坊っちゃん文学賞大賞」を受賞。翌年、単行本『卵の緒』で作家デビューする。05年『幸福な食卓』で「吉川英治文学新人賞」、08年『戸村飯店 青春100連発』で「坪田譲治文学賞」、19年『そして、バトンは渡された』で「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『あと少し、もう少し』『春、戻る』『傑作はまだ』『夜明けのすべて』『その扉をたたく音』『夏の体温』等がある。

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