- Amazon.co.jp ・本 (183ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344424692
作品紹介・あらすじ
遠くに行きたい。そう思うときは心がカチコチに固まっている。南国の青い海や大自然に飛び込めれば何よりだけど、もっと気軽に、季節に合わせてお出かけすれば、気分はぐんと上昇。春の桜花賞から鹿児島の大声コンテスト、夏の夜の水族館、湿原カヌー体験、雪の秋田での紙風船上げまで。北から南、ゆるゆるから弾丸旅まで。元気が湧く旅エッセイ。
感想・レビュー・書評
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R3.3.23 読了。
益田ミリさんの旅エッセイ。紹介されていた地名で知っていたのは山形・山寺だけで、他は知らない場所ばかり。それと年末の第九の大合唱のに参加したくて練習から参加して本番に臨まれた話はとても感慨深かった。
いま、コロナ禍で外出制限されているような状況の中では、ちょっとした旅行気分も味わえた。益田さんの旅先での楽しそうな様子が伝わってきて楽しかった。そして、ちょっとした「おすすめ情報」もうれしい。
また旅行ができるようになったら、私も紹介されていた場所に行ってみたい。
・この本で残念だったことは、せっかくの旅先の写真を文庫サイズに縮小し、しかも白黒で掲載したこと。思わず写真が見たくてネット検索しちゃった。
・「急ぎすぎることはない。だって、わたしの人生だもーん。」
・「幸せは、たまには、わざわざかみしめたほうがいいのだと思う。」
・「これからどんどん歳を取ってくといろんなことができなくなっていくんだろうなぁ。普段の生活の中で、ふいにそんなことを思って淋しい気持ちになることもあるのだろうけれど、こんなふうに夜通し踊っているおじいさんやおばあさんを見ていると、心がやわらかくなる。」
・「大人になると、知らず知らずのうちに自分の窓を小さくしか開かなくなっている。傷つくのが嫌で、いつもおっかなびっくり。そんなだから、ときどきばーんと窓を開きたくなる。それは、わたしの場合、きれいなものを前にしたときに、もっとも大きく開かれるような気がするのだった。」
・「人の一生で、自然に親しむということほど有益なことはありません。人間はもともと自然の一員なのですから、自然にとけこんでこそ、はじめて生きているよろこびを感ずることができるのだと思います。」…(牧野富太郎のことば)
・「がんばりすぎると、自分だけでなく、まわりの人にもよい影響を与えないものなのかもしれない。」
・「いつも、練習が終わった後は、みんなで拍手し合う。いいなと思う。それぞれを認め合っているような温かさ。普段の仕事でも、つい褒めてもらうことばかりを期待してしまうけれど、それじゃあ一方通行なのかもしれないな、と反省する。」
・「合唱って、男性のパートも、女性のパートもそれぞれが重要で、どちらかがより大切ということではなく、すべて大切なんだなぁと思う。お互いに自分の持っているものを差し出し合って、ひとつのきれいなメロディを作っていくという楽しさ。」詳細をみるコメント1件をすべて表示-
☆ベルガモット☆さん読魔虫さん、おはようございます。旅関係の本を探していたところでした。素敵な本のご紹介ありがとうございます。読魔虫さん、おはようございます。旅関係の本を探していたところでした。素敵な本のご紹介ありがとうございます。2021/11/23
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国内1、2泊程度の旅のエッセイ。気軽に行けそうなところばかり。
読んで旅欲求を宥めるつもりが、益々行きたくなってしまった。
郡上八幡の徹夜踊りがとっても気になる。
私は祭に血が騒ぐタイプではない。むしろ人混みも汗だくも避けたいのに、なんでだろう、これはちょっと惹かれる。
徹夜で盆踊りなんていう非日常で、自分を解放したらどんな風になるのか興味があるのかも。
でもそれは憧れみたいなもので、現実的には秋芳洞や釧路湿原に行ってみたい。
自然が作り出す景色を見て、ああーと感動して満たされたいし、普段の生活圏にはない植物や動物は見るだけで楽しくなれるし。
年末の第九の大合唱に参加するというのも、レッスンの様子から面白かった。
合唱の教えは人生に通じるものがあるのか。争わず、認め合い、調和する。心を広く持つことを学べそう。 -
青森旅行のお供にした一冊。
旅行先でのんびりするために本を選ぶときは、
気分に合わせて読めるようにギチっとした本と、ゆるっとした本を両方選ぶ。
もちろんこちらはゆるっとした本。
この本を開いたのは、奥入瀬渓流ホテルに滞在し2日目。
午前中にスノーシューウォークを楽しみ、午後はのんびり暖炉を見ながらゆるっとしたときに読み始めた。
目次を見て驚いた。
なんと奥入瀬渓流ホテルの滞在記が載っているではないか!
季節は違えど、ぼうっと、ゆるっと楽しむ気持ちは同じ!
いつか秋にも来たいなぁ。
次の旅行の候補にしたいエピソードもちらほら。
釧路湿原塘路でのカヌー、釧路駅でさんまんま
牧野植物園
秋吉カルスト台地
きらきらうえつ(改め、海里)で夕日
あ〜旅っていいなぁ。 -
疲れた心に効く。
気になったところに行ってみる。
ゆるく、自分なりの楽しみ方で旅するのって
いいなあ、、 -
ゆっくりゆるゆる読み進めるけど、軽いのですぐに読了。
旅に出たいなー。気の向くままに。。。
大人って難しい、日々クサクサすることの多い生活の中に旅という楽しみを私も見出したいな。
あー、旅したい。 -
読んでいて楽しかった!
北海道から九州まで小さな旅をつづったエッセイ。
旅行に行くキッカケ「わかる、わかる!」と思わず苦笑い。
季節ごとに体感できる旅、おいしいものは必ず食べる、旅行準備は抜かりなく、
行った先では全力で楽しむ!
旅のポイントを知り得た読みどころが満載!
かわいいイラストが更に楽しさを増してくれます。
こういう旅の楽しみ方を読むと、自分も旅に行きたくなるワクワクする本です。 -
「行ってみたい」「見てみたい」「やってみたい」
そんなふうに考えること日常生活の中によくある。
それを思うだけでなくひとつひとつ実行していく。
いいな〜 私もそんなふうにしていきたい。今年こそ
一人旅したいな〜 -
2009年10月から2010年10月の小さな旅をまとめた本。編集者猫山さん(仮名)や女友達と、または一人旅。
このところミリさんの旅エッセイを読みまくっているが笑、本書は、他の本と異なり、参加したいイベントや、やってみたいことなどがあって国内を旅をする、目的型メインの旅を集めたもの。四季ごとの章立てとなっている。
編集者同行のものもあったが、プライベートなもののようで、全て自腹とあった。
水族館@新江ノ島でのお泊まり企画、ベートーベンの第9を歌うプロジェクト@東京、ブレックファースト@椿山荘、群上おどり@群青八幡、桜花賞@兵庫(競馬)、大声コンテスト@鹿児島、奥入瀬渓流@青森、山寺@山形、秋芳洞@山口、釧路湿原でカヌー@北海道など。日帰り、1〜2泊でも色んなところで様々なイベントを満喫できるのだなと思った。新聞やテレビなどで見たやってみたい、行ってみたいを行動に移すかどうかなのだなぁ。時間をつくってどんどん出かけたら良いのだなぁ。
『心がほどける小さな旅』というタイトル通り、自然や四季に触れつつ、ほっとする楽しい本だった。 -
旅をふまえての作者の感想が良い。旅ごとに1つ1つ人生に大切なものを見つめ、誰にでも伝わる柔らかい言葉でその気持ちを外に出している点がすごく心地よい。1日のうちにこの本を読むのにちょうど良い気分のときは多々あるので、おそらくこれからも何度か読むだろうと思う。自分もこれからの旅はこのような心持ちでしてみようと強く感じた。
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1人だったり2人だったり思い立っては旅にでるスタイルは羨ましいかぎり。時間的にも金銭的にもなかなか実行できないのが現実で旅は事前の計画から始まる。家族旅行はもはや義務のようにすら計画を立てているのでまったくの自分本位、赴くまま、ホテルで買い食い、読書なんて…やってみたい。感覚が似ている友がいることも幸せだ。本書を参考にしていつか訪れてみたい場所ができた。
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文章だけで(イラストも随所にある)こんな旅に行きたくなるんかと大発見だった。おかげで秋吉台に私も行ってきてしまった。それも、ひとり。道中見たこと聞いたこと話したこと、ひとつひとつがキラキラ光ってたなぁ、とあとあとになって思う。大げさかもしれないけど自分の人生と向き合ってた感じがした。また行こう。アクティブさせてくれた一冊だった。
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旅行に行きたいけどすぐに行けない時に気分だけでも旅したいと思って読んだ。本の良さは頭の中で旅行をさせてくれるところがいいところでもあるし、読んで更に旅行に行きたい気分を上げてくれる。
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誰かと旅に出たくなる。一人でもいいけど友人とかな。計画大好きおじさんだから、ここまで思いつきで旅するのがうらやましくなった
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益田ミリさんの旅本。軽やかで緩やかな旅の記録。
真似して小さな旅を自分もしたくなる。
その時その時に感じたことを、考えて受け止めて行動する素直さがとっても羨ましいな。 -
すごく参考になった。
今すぐにでも小さな旅に出たい!
旅は自由気ままにの精神を見習いたい。
やっぱりミリさんの作品は好きだな〜
ミニイラストが可愛すぎる☺︎ -
桜花賞、鹿児島の大声コンテスト、夏の夜の水族館、湿原カヌー体験、秋田での紙風船上げなど、あちらこちらをふらりと旅するエッセイ。
肩肘張らずに日常のついでのようにふらりと旅に出るって素敵だなと一時の癒しの本。 -
【きっかけ】
タイトルに惹かれて。心がほどけたら嬉しい。
【あらすじ】
気軽に、季節に合わせて、ゆるゆる旅から弾丸旅まで。元気が湧く旅エッセイ。
【好きなところ】
「かごしま大声コンテスト」
こういうのが世の中にはあるのか…と新しい扉が開けた。大声を出すの、気持ちよさそう。
鹿児島観光もしたい。指宿…いぶすき…いつも飲めない。行ってみたい。
「ホテル椿山荘東京」のブレックファスト
ホテルで朝ごはん、やってみたい。優雅。
「新江ノ島水族館」の「クラゲヒーリングナイト」
お泊りナイトツアー、なんてロマンチック!
「奥入瀬渓流ホテル」
ホテルだけで一日中いられそう。
ぼう〜っと自然を眺めたり温泉に入ったりおいしいビュッフェを味わったりしたい。
「第九のレッスン」
国際フォーラムで一般参加できるなんてすごい。
私も大学生の頃、ようわからんけど楽しそうだし受けてるからやろ〜!と取った「第九を歌おう」の授業がとても楽しかったのを思い出した。
一体感が病みつきになるのだよなあ。もう一回歌いたい。レッスン通ってみたい。
【感想】
読んでいると自分も行った気になれるし行ってみたい!と思う。旅行先の候補にもなる。
益田ミリさんの文体は読みやすいし、絵も可愛いし、するする読めてしまう。疲れた時の処方箋のような本だなと思う。もっと旅行記探したい! -
旅行ってもっと自由でいいんだ、そう思わせてくれる一冊です。"定番"観光スポットに従うのではなく、心の思うままに行きたい場所を目指す益田さんの旅行スタイル、素敵だなと思いました!