ラストレシピ 麒麟の舌の記憶 (幻冬舎文庫)

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著者 : 田中経一
  • 幻冬舎 (2016年8月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (333ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344424982

ラストレシピ 麒麟の舌の記憶 (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 第二次大戦中に天才料理人・直太朗が軍の命令により完成させた究極のレシピ「大日本帝国食菜全席」。
    およそ70年前に作られたレシピが、今、時を超え、伝えようとするものは何か?
    レシピを持っているのは誰か?「春」「夏」「秋」「冬」すべてのレシピが揃った時そこにあるのは、愛か憎しみか。

    レシピ作りに隠された恐ろしい陰謀がわかった時、悲しみと怒りがふつふつと湧いてきた。直太朗は本当の任務を誰にも言えずどれだけ辛かっただろう。
    それでも直太朗はレシピを書き続ける。悲惨な暮らしをしていても充実した日々だったと思う。なんて強い人なんだろう。

    彼らにとってレシピはラブレターのよう…想う人の好きな食材を使い、想う人の喜ぶ顔を想像しながら書く

    もっと夫婦愛が強いお話かと思ったけどわりと淡白だった。そこがちょっと残念。
    直太朗がなんとしても守ろうとしたものを知った時ホロリと泣けた。ミステリーとしても面白く映画がとても楽しみだ。

  • とても読みごたえがある小説で、とても面白かったです!
    壮大な歴史小説を読んでいるような気分でした。過去と現在が交互にくるので、頭の中で整理しながら読んでいました。
    どんどん真実が明かされていって、その真実を知るのがとても楽しみで。
    1番驚いて、何度も読み返したのが最後の場面でした。
    あ…そういう風に繋がるんだね。
    麒麟の舌はDNAなんだね。
    と納得でした。
    料理の話もちょうどいい具合に出てきたので、よかったです。
    家族の愛、友人の愛、色々な愛の形が
    この本の中にはでてきたように思います。
    愛があるから、人は嘘をつくときがあるし、
    愛があるから言えないこともある。
    それぞれの愛が最後、ひとつになったんだと思います。
    本当に素敵でした✨

  • 評価は4

    内容(ブックデーターより)
    第二次大戦中に天才料理人・直太朗が完成させた究極の料理を蘇らせてほしいと依頼された、“最期の料理請負人”の佐々木。彼はそれを“再現”する過程で、そのレシピが恐ろしい陰謀を孕んでいたことに気づく。直太朗が料理に人生を懸ける裏で、歴史をも揺るがすある計画が動いていたのだ。美食に導かれ70年越しの謎に迫る、感動の傑作ミステリー!

    うーんそういう最後だったか…。
    ミステリー要素は非常に低いが映画化もされたんだから面白いはず!と思いながら…結果あっという間に読了。最後にスッキリと真実が判明して分かりやすいが…そういう事だったのね。

  • 「ラストレシピ」

    最期の料理請負を仕事にしている主人公。
    人が亡くなる前にどうしても食べたい料理を再現してあげる仕事。
    ひょんなことから満州時代の壮大なレシピを探すことに。

    歴史の重みも加わり二転三転する!
    すごく面白かった!!

    料理におけるサスペンスというか、視点が面白かった!

  • 第二次大戦中に天才料理人・直太朗が完成させた究極の料理を蘇らせてほしいと依頼された“最後の料理請負人”の佐々木。彼はそれを“再現”する過程で、そのレシピが恐ろしい陰謀を孕んでいたことに気づく。直太朗が料理に人生を懸ける裏で、歴史をも揺るがすある計画が動いていたのだ。美食に導かれ70年越しの謎に迫る、感動の傑作ミステリー!

  • 偶然、セブンイレブンで見つけて購入したが、良い意味で遥かに期待を裏切られた作品です。
    著者の田中圭一さんはフジテレビ出身のフリーの演出家なのですね。
    満州と東京(修善寺)、2つの場所と時代が並行に進んでいきますが、とて分かりやすくストーリーが展開されていきます。

  • 料理×歴史がミックスされると、こんな面白い小説が出来るんだ!と読後に感じた。

    この作品には2人のキーパーソンが出てくる。
    1人は、第二次世界大戦中に生きた天才料理人の山形 直太朗。もう1人は現代に生きる孤高の料理人、佐々木 充。
    この2人を軸にして物語は展開していくのだが、直太朗の視点から書かれた章と、その直太朗が残した伝説のレシピ探しを依頼されて、あちらこちらを探しまわる充を書いた章。

    最初は、バラバラで何の手がかりもないパズルのピースが徐々に1つずつ埋まっていく、繋がっていく過程は面白い。と同時に、山形 直太朗という人物が歴史の荒波に翻弄されながらも最後まで料理人としてのプライドを捨てることなく、レシピ作りに挑んだこと。

    充が情報収集し、全てのピースが完成した時に明るみになった真実は驚きだったし、静かな感動と心がほんのり温かくなた(ネタバレになるので、ここでは伏せておく)

    太平洋戦争前後の日本と中国の関わりも随所に出てくるが、決して歴史の教科書みたくお硬いものではない。登場人物の目を通して書かれているので頭に入ってきやすいから、歴史が苦手な人も楽しめるかと思う。

  • 映画公開され、話題となっているので内容が気になって読んでみた。料理人の半生を描いたものだというイメージがしたが、料理人の人生や交流などと日本の歴史背景を合わせて、謎を解き、料理と歴史と繋がるという物語。そこには脈々と受け継がれるレシピ、味の記憶から閃いて、謎が解けるという料理と日本の歴史が繋がっているという発見や味に対して繊細な舌の感覚を敏感に感じ取り、微妙な違いから味を感じ取る探究心、職人魂や遺伝子が脈々と伝承されているという奥深さが感じられた。春から冬のレシピはどれも美味しそうだった。

  • 大日本帝国食菜全席のレシピを作った天才料理人の周りで起きた、感情的な物語かと思いきや戦前や戦中の満洲国の苦難が描かれていて、日本人として心に響くものがありました。
    また、悪役と思った登場人物の優しさや意外な真実を知り最後は少しだけ泣いてしまいました。

  • あー、素敵!ゆっくりじわじわ心があたたまる物語でした。映画のcmを見たのがきっかけで読み始めましたが、映画を見てがっかりもびっくりもしたくないので(悪い意味だけでなく、です。)映画を見ることは当分ないかな。
    この本の読後感が心地良い!

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ラストレシピ 麒麟の舌の記憶 (幻冬舎文庫)の作品紹介

第二次大戦中に天才料理人・直太朗が完成させた究極の料理を蘇らせてほしいと依頼された、"最期の料理請負人"の佐々木。彼はそれを"再現"する過程で、そのレシピが恐ろしい陰謀を孕んでいたことに気づく。直太朗が料理に人生を懸ける裏で、歴史をも揺るがすある計画が動いていたのだ。美食に導かれ70年越しの謎に迫る、感動の傑作ミステリー!

ラストレシピ 麒麟の舌の記憶 (幻冬舎文庫)はこんな本です

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