山女日記 (幻冬舎文庫)

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著者 : 湊かなえ
  • 幻冬舎 (2016年8月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344425163

山女日記 (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

  • 湊かなえ作品 
    ミステリーかと思いきや、オムニバスで山つながりをしている女性達の話 こういうの好き。

    山に登る意味もひとそれぞれ
    いろんなドラマがあって、一緒に登っている仲間でも考えている事は違うわけで・・・・

    好きな話は「利尻山」からつづく「白馬岳」の姉妹

    ネガティブな自称 翻訳家の35過ぎの妹と頑張り過ぎで離婚を切り出された医者の妻の姉
    娘の成長が素敵。

    面白い作品ばかりでした〇

  • 山登りはしようと思わないけど、人間模様は面白く繋がりもさすがは湊かなえさん!と思いました。人が死んだりしないのも良いですね。

  • 2017.02.19.読了

    次の休みにでも、山に登ろうかと思わせる素晴らしい作品。

    妙高山
    火打山
    槍ヶ岳
    利尻山
    白馬岳
    金時山
    トンガリロ
    カラフェス日記行こう
    の8つのお話。
    うまく登場する人たちがリンクしていて、
    こう言う構成のお話はとても好き。

    まだ2月だけど、
    今年読んだ本の中でいまは一番好きかも。

  • 山登りには全く興味がなかったが、山頂の気持ち良い空気を吸っているような気分になり、山登りがしたくなった。

  • 山に登りたくなった

  • 山いいなぁ。と素直に思えた。
    手近なところで、金時山に登ってみようと思った。

  • ★3.5
    これまで主流だったミステリではなく、登山を通して新たなる一歩を踏み出す女性たちを描いた優しさ溢れる1冊。とは言うものの、やっぱり女同士の面倒臭さはしっかり健在。一緒に働いていても相容れぬ同期、立ち位置が難しい女子3人組、虚勢を張り続けてしまう姉妹等、彼女たちが抱く感情は私自身が抱く感情と同じ。が、例えそれが負の感情であっても、取り繕うことなく綴る湊かなえが好きなのである。人生の決断や思い出との決別等、山と向き合う彼女たちの胸中は人それぞれ。登山の趣味はないけれど、その景色を見てみたい、と思った。

  • 爽やかでした。

  • 山に登りながら、みんな、何を考えているんだろう?明るい未来のことではなくて、過去のこと、自分のことなんだろうと思う。山頂に着いた時、その内省的な考えが少しでも晴れて、なんだかよくわからないけどこれからも生きていけそうだ、と思えたらいい。

  • 請求記号 913.6/Mi 39

  • 山に登ってみたくなった。人生について考えたくなった。

  • それぞれ色んな悩みを抱えて山に登る女性達。
    気付いていながら見ないフリをしていたり、ひた隠していた感情や思いが、山の前では剥き出しになってしまう。
    山登りの情景と、それぞれの置かれてる状況が重なりつつ、最後は清々しい気持ちになれる。
    自分と主人公とが重なる部分もあり、胸にグッとくる場面もあった。
    山に登りなくなる作品。

  • 2017/01/04
    移動中

  • いつもの湊かなえ風ドロドロが無く登山繋がりで描かれる女性達の描写。スッと読めました。、

  • 湊かなえさんといえばミステリー。
    けれどこの作品では山が舞台でも誰も人がいなくなることもなく
    傷を負う人はいないです。

    悩みをそれぞれ持ちながら山へ登る女性たち。
    山に登ろうというきっかけは様々ですが、
    山に登ることで日常から解放され、
    自然からの恩恵を受け、無意識のままに心が解きほぐされ癒されていくのかと思います。
    そこから新しいまた自分を見つけ目標へと向かってまた歩き出す。
    一度山に登るとまた山に登りたくなるというのは
    きっとこんな風に繰り返して人生と同じように歩いているのかと思えました。

    それぞれの悩みを持った女性がゴールを見出した言葉が印象的です。
     どこがゴールなんてわからない。
     何がゴールなんてわからない。

     目的地は過去の中にある。
     それって、わたしにとっては、山に戻ることなんでしょうかね。

     晴れた日は誰と一緒でも楽しいんだよね。でも・・・(中略)
     雨が降っても一緒にいたいと思える人であることを、誇りに思う。

     そもそも、登山に理由付けなんて必要ないのだ。
     山が好き。だから登る。それだけでいいじゃないか。

    山を登るということに少し興味があったので他にも何冊か
    山登りの小説などの作品を読みました。
    それと比較してしまうと情景が少し乏しかったのが残念です。
    けれど山に登る楽しさや山へ登る意味のようなものが十分に分かり
    爽快な気分になりまた次へのスップに向かっていこうと思える作品でした。

  • まあ山にまつわる連作として登場人物が結びついて楽しかったが、物語はいたって普通。え、だから?の終わり方。

  • 正月休みの時間を使って読了。
    色んな山に登ってみたい気持ちが膨らんだ。
    山に登ることで自分の今と向き合う女性たちの描写が優しい視点から描かれている。
    湊さんの本は読みやすいなと再確認。

    ☆☆☆
    「すごく今、気分が楽です。天狗の庭を見ながら、神崎さん、言いましたよね。目的地は過去の中にある。
    それって、わたしにとっては、山に戻ることなんでしょうかね。」
    神崎さんも空を仰いだ。
    涙ぐんでいるように見えるのは、気のせいだろうか。
    「その山に、一緒に登っていいですか?」


    雨が降っても一緒にいたいと思えるひとであることを、誇りに思う。


    雨に打たれて冷え切った体で飲んだ、山での温かいコーヒーやチョコレートなどのお菓子は、たった数百円の品でも、その10倍も、100倍も、価値があるように思えたらしい。
    山に登ると付加価値が生じる。
    ならば、山で贅沢品をとれば、それはこの世の最上級の贅沢になるのではないか、と。


    立派な人っていうのはね、自分がダメなときには、お願いします、ってちゃんと頭を下げられる人のことなんじゃないの?


    私には思い描いている絵がない。
    だから、どんな絵を完成させても何か違うと感じてしまうのだ。
    なりたい自分の姿を思い描く。
    これに決まりだ。
    富士山の姿をもう一度目に焼き付ける。


    人は大なり小なり荷物を背負っている。
    ただ、その荷物は傍から見れば降ろしてしまえばいいのにと思うものでも、その人にとっては大切なものだったりする。
    むしろ、かけがえのないものだからこそ降ろすことができない。
    だから、模索する。
    それを背負ったまま生きていく方法を。
    吉田くんとわたしは互いの荷物を自分の解釈でしか捉えることができなかったのだ。

  • 湊さんの事だから作品名からもミステリー系かと思っていましたが、山を登る中で人間的に少し成長するその過程にちょっとづつ繋がりがある。面白い作品でした、主人公達がネガティブ全開だったのが湊さんだなとも思いました(笑)

  • もやもやしつつ最後はいい雰囲気になる最近の湊さんの本好き♪

  • 各章、山と主人公が切り替わる連作短編集。
    でも、どの女性もどこか共感できる部分があって、ひとつひとつ納得感のある内容だった。
    一人が楽で、でもどこかでは誰かと一緒にいたいと思っていたり、相手の男にこんなはずじゃなかったと思っていたり、過去をひきずっていたり……。
    私も山に登って頂上で大声で叫んでみたい。。。
    その前に日頃の運動不足を何とかするのが先か。

  • 今は落ち着いているのか、こんなのがいいね。
    湊かなえ、こういうのも書くんだ。
    こっちが好きだなぁ。

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