山女日記 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 6532
感想 : 450
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344425163

感想・レビュー・書評

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  • 湊かなえさんは普段あまり読まないけれど、これは読みやすいと勧められ購入。
    確かに、苦手なスッキリしない終わりという感じでもなく読みやすい。
    けど、次どうなるのかというワクワク感もなく読み進めていったら終わってしまった、そんな感じ。
    言葉遣いなのかな、『ムカつく』とか『デブ』とか、そういった言葉の使い方に引っかかり、やっぱりあまり好きではないと思ってしまった。
    登山に対するイメージは良く、自分もいつかそういう趣味が持てたら良いなと思えて、そこは良かった。

  • 山登りをしたい
    年を重ねていくと今まであまり心を惹かれなかったものに急に掴まれることがある
    感動は気持ちの余裕の上に成り立っている、本当にそうだな
    今は訪れることが難しくなってしまったけど、遥か彼方の国の素晴らしい景色でも、自分の心身が健やかで楽しむ余裕がないと毒にも薬にも、何にもならない
    そういう意味では急にひとりでも山の世界へと飛び込みたい、と思ってしまった今の自分の環境はとても幸せかも
    本の世界はいつだって自分を待っててくれる
    まだまだ、どこにだって行ける

  • このタイトルだけでも、分からないことが多くって、“??”て感じだったけど、山に登る女の人の心情を綴った本だった。
    人は色んな悩みを抱えてて、そして不安に思うこともある。
    感情って本当に人それぞれだね。

  • 読み終えた時に清々しい気持ちになった。
    登山したくなる。
    特に金時山に行ってみたいと思った。

  • 1番印象的だったのは、バブルの残る女性。
    高級チョコしか食べないわけでも、カップラーメンを食べないわけでもないのにそう感じさせてしまう見た目。もし2人が山へ来なければきっとずっと一線ひかれたままだったと思うからこそ、とんぼ玉を通じて知り合った彼と結婚を控えてると再登場した時はすごく嬉しくなった。
    描写が綺麗であの山に登りたい、と強く感じる

  • 久しぶりに山に登りたくなった。読んでいるだけで山の情景が浮かぶよう。
    私も晴れのお裾分けが出来る人になりたいと思う。

  • 湊かなえさんの本は初めて読んだけど、めちゃくちゃ面白かった、、、、読み終わった後に活力がみなぎる感じ、、、。本気で登山したくなった。

  • 基本的には短編なんだけど登場人物が重なっていたりして、登山をする女性達が登場する連作短編となっている。強いて言うなら贖罪なんかに近い形式。
    登山経験も興味もないけど、書かれている情景が素晴らしくて少し興味を持ったかも。

  • アラサー、アラフォー世代の女性が共感できる内容、感情が多々ありました。そういう女性の描写がうまいな…と思いながら読んでました。面白かったでく

  • 余裕を持てないのは、未熟である証しだ。

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著者プロフィール

1973年広島県生まれ。2007年『聖職者』で「小説推理新人賞」を受賞。翌年、同作を収録した『告白』でデビューする。2012年『望郷、海の星』(『望郷』に収録)で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞する。主な著書は、『ユートピア』『贖罪』『Nのために』『母性』『落日』『カケラ』等。23年、デビュー15周年書き下ろし作『人間標本』を発表する。

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