僕とモナミと、春に会う (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 229
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344425484

感想・レビュー・書評

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  • 続編読みたい。

  • 不思議なペットショップで素晴らしいペット(でも飼い主の目には美少女に見える!)と出会う人たちの物語。少し不思議でほんわかとして、だけど心理面の痛々しさも描かれていて、読み応えのある作品です。
    主人公・翼の出会うモナミがとにかく可愛い! ツンデレぶりも最高です(だって猫だもん)。猫の姿も美少女の姿も楽しめる……一度で二度おいしいペットですね。こんなん飼いたい。
    心に傷を抱えたそれぞれの人たちの物語は悲しくて苦しいのだけれど。トラウマそのものの正体に気づけず症状だけに苦しまされる、という方がつらいものがあるなあ。もちろん直視するのがつらいことなのは当然だけれど。正体が分からず対処できないことの恐ろしさの方が重大だと感じました。だからこそ、これはもう「間に合ってよかった」というしかないです。

  • モナミ・・・なんて、なんて、なんて素晴らしい猫ちゃんなの!!!こんな子なら、私だって飼いたい!www

    不思議なペットショップに導かれるようにやってくるお客様は、みんな心に深刻な闇を抱えてる。
    それらを知るのはちょっと辛い。
    家族や伴侶にも簡単には明かせないのが心の闇。

    ペットとの信頼関係って、人間同士以上なのかなー?w
    そう思うとなんだか切ない。
    いや、やっぱ別物と考えるべきなのかな?
    ま、人間同士の関係はいろいろ面倒だしね!ww

    もっと、続きが読みたいものです♪

  • 対人恐怖症の主人公が、ひょんなことからペットを飼うことに!しかも、話が通じる不思議な猫。
    彼ら(?)が、主人公の過去の生い立ちや人間関係を知ることに…
    第2章では、同じくペットを飼うことになった夫婦を先の主人公とペットが、見抜くことで、話が急展開に!
    「モナミ」=「わが友」題名が物語の全てを表している本でした。

  • 2017/2/4購入。

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著者プロフィール

1972年新潟県生まれ。2012年『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞。同年、「赤と白」で第25回小説すばる新人賞を受賞し、二冠を達成。著作には「ホーンテッド・キャンパス」シリーズ、『侵蝕 壊される家族の記録』、『瑕死物件 209号室のアオイ』(角川ホラー文庫)、『虎を追う』(光文社文庫)、『死刑にいたる病』(ハヤカワ文庫JA)、『鵜頭川村事件』(文春文庫)、『虜囚の犬』(KADOKAWA)、『灰いろの鴉 捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎』(ハルキ文庫)など多数。

「2023年 『ホーンテッド・キャンパス 黒い影が揺れる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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