いろは匂へど (幻冬舎文庫)

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著者 : 瀧羽麻子
  • 幻冬舎 (2017年2月7日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344425729

いろは匂へど (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 何作も読んできましたが
    もしやこの作品が滝羽麻子さんの本領?

    描き方が美しくて素直で
    とても感情移入できました。

    男の描かれ方も女の描かれ方も
    男から見ていて頷けることが多くて
    京都を感じることは
    相変わらずできなかったけど
    空気感はとても好きです。

    小川糸さんの「喋喋喃喃」に
    どこか通じる風を感じたのは私だけかな。

    こういう友人関係なら心地よいでしょうね。
    修羅場を経てでも手に入れたい快適さを
    私は感じてしまいました。

  • 17/11/27 (85)
    わたしが好きな瀧羽さんじゃなかった。
    「染まるんだよ、誰でも」てさいごのくだりはやっぱり瀧羽さんぽいけど。

  • 本当はみんな素直に生きたいだけ。
    素直なように見えても繊細で傷つくのが怖く思いに蓋をしていることもある。

  • 大人の余裕を持つ男性と自分を大切にしてくれる若めな男性との間で揺らぐよくある恋愛小説かと思った。
    まったく違う。
    過剰な甘さは無いし確信を持って幸せな物語だとも言えない。
    でも何だろう。
    たっぷり水を含んだ絵の具を和紙に落としたときのようなポッと染まるような、じんわり温かくて不思議な気持ちの良さは。

  • 京都で小さな和食器屋を営む、30代の紫の一人称で書かれた小説。
    紫が女たらしの40代の染物職人に強引に振り回され、好きになるように仕向けられ、好きにさせられてしまう話。
    過去の話や、いろんな登場人物が出て来るが、どんな御託を並べても、彼がとんでもないひどい男だという事実は変わらない。
    これは好きなってしまうんだろうなあと思いながら読んでたので、とても話にドキドキハラハラはしないし、応援しようとも思えなかった。
    何人もの女と同時に付き合える男で、既婚だろうがなんだろうが悪気ない。
    子供の頃に主人公の母を見かけ、その美しさに一目惚れした男が、そっくりな主人公を見かけて、運命を感じ言い寄って来る。
    そこを読めば確かに主人公は他の「ガールフレンド」たちとは違うのかもしれないと期待もできる。
    が、やはり最後に裏切られる。
    それも読んでてわかるので、やはり応援したいと思えない。
    主人公は色々見て来て成長したようだが、この先結局よくわからないまま付き合って、そのうち捨てられるんだろうと思え、続きが出ないことを祈る。

    主人公が少し変わってるという設定を強調するためか、冒頭は色々変わったエピソードを書いているが、その程度では田舎の人間はともかく、都会の人間は変な顔で見たりしない。
    人と接するのが苦手な主人公なので、前半は人との絡みがほとんどない独白のようなページが結構多い。
    動きがあまりなく、つまらないと感じる人もいるかもしれない。

    登場人物は30〜40代が多いが、恋愛初心者向けなのだろう。
    普通に恋愛を経験して来た身としては、学生の恋愛見てるみたいであまり共感できなかった。

  • 一筋縄ではいかない複雑な関係で、もどかしく思いつつも惹きこまれて読みました。
    酷い男だなぁと思いつつも光山が魅力的なので、紫の揺れる気持ちも良く分かる。
    ブライアンや藤代も交えた四人の関係性が面白い。

  • はやりのカレセン。
    おじさまにエロティシズムや萌えを求めるのは、たぶんフェチズムの一種なんだろう。
    瀧羽麻子、どんどん危ないところが出てきてる。いい。でもこわい。

  • 文章も読みやすくて描写もくどくなくて綺麗なのですいすい読めちゃう。けど、うーん…どうも20とか30も上の父親ほどのおっさんとどうのと言われても自分が若かった頃にそりゃあ20くらい上の職場のダンディおじさま何人かに食事にも連れてってもらったりしたけど…読んでても「無いだろ〜」としか思えなくて、ちょっと気持ち悪かった(笑)まあ、芸能界ではたまに聞く話だけど…うーん…ひとまわり上くらいまでが限界じゃ無いでしょうか。それくらいならまだストーリーが入って来たかも。
    映画化するなら誰だろうと考えながら読んでたけど、想像すればするほど気持ち悪…
    まあ、そこらへんは個人の見解で分かれるところだとは思いますけど、図らずもやたらモテてしまう自由奔放が魅力なおっさんの話でした。

  • 京都 お皿の買い付けの女性と草木染めの男性の話

  • とても素敵で大人な恋物語でした。
    光山みたいな男性は、今の世の中では
    「人たらし」と呼ばれてもしょうがないような
    タイプなんだと思う。
    けど、ずっとずっと昔、
    結婚とかはたまた付き合うとかそういう概念さえなかった時代は、光山のように本能的に惹かれた人を愛しく思ったりするのが当たり前だったのかなぁ…なんて考えたり。
    実写化するなら、光山は江口洋介にやってもらいたいなぁ…なんて考えたり…ね。

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