有頂天家族 二代目の帰朝 (幻冬舎文庫)

  • 678人登録
  • 4.34評価
    • (71)
    • (69)
    • (12)
    • (3)
    • (0)
  • 61レビュー
著者 : 森見登美彦
  • 幻冬舎 (2017年4月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (539ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344425828

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印

有頂天家族 二代目の帰朝 (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

  • 一作目より面白く、読み終わりたくなかった…

    毛玉たちがかわいすぎる。
    色んなドラマが巻き起こり、赤玉先生もなんだかかっこよく、早雲にも見事に化かされ、阿呆の血も愉快。
    淀川先生も大活躍の狸愛。

    弁天も怖くてかわいくて、次巻が楽しみすぎる。
    最後気になる!

  • 新キャラ二代目に謎の怪人天満屋も登場して今回も大騒ぎ。狸とは思えないほど悪どい夷川早雲。二代目に負けた弁天様が可哀想だった。緊迫感に欠ける狸達が本当にカワイイ。「ステキなことでごぢゃいます、なむなむ」こんな一文でめっちや和みます。(^.^)

  • 現代京都を舞台に、狸と人間と天狗の引き起こす騒動を描く『有頂天家族』シリーズ第二部。
    これが第二部で、物語は第三部『天狗大戦』まで続くとのこと。今回で矢三郎と海星の関係には一応の決着が着いた。となると次作は、弁天と二代目の話に決着がつけられるのかもしれないと思う。それともタイトルからすると、薬師坊が如意ヶ嶽を奪い返す展開があるのだろうか。次作を読めるときが今から楽しみ。

    アニメ版を観てから読んだけれど、原作のほうが事件の経過をじっくりと描いていて入り込みやすかった。

  •  7年振りの続編ということだったが、読めば森見ワールドが広がり、とても懐かしい感じがした。加えて一作目よりも物語に起伏があり、次が気になっていく展開だった。
     狸、天狗、人間が織りなすファンタジーでありながら、京都の実際の場所を舞台にし、そして、人間味あふれる登場人物(?)ばかりであるからこそ、物語に入り込むことができ、読むたびに心が温まっていくのだと思う。

  • 弁天の罠に嵌って、父の下鴨総一郎は狸鍋となり食われ、天狗の赤玉先生は墜落させられ、当の本人はのんきに海外へ。
    そんな時、赤玉先生の二代目が英国から帰国。

    阿呆の血を存分に感じさせる毛玉達の奮闘に悶絶させられることうけあい。

  • 有頂天家族シリーズ第2弾
    前作が好きなので読んでみた

    前作から現実世界では7年もの月日が経っているが、
    読んでいくとすぐにその世界観に浸れるのは流石

    兄弟それぞれの成長や他の狸との関わりが読んでいて心地よい
    前作の何故海星が姿を現さないのかという謎も解決
    兄弟達もそれぞれの伴侶を見つけていくなど続編に期待が持てる
    恐らく続編では天満屋、早雲、寿老人辺りが敵役として登場するのだろう
    何年後になるかは知らないが

  • やっぱり好きだな、この人の作品。舞台が京都だから、鮮明に思い描ける場面も多々ありだから余計にかな。愛すべき毛玉たちの古都を駆け回り活躍する様を想像するとすごくわくわくします。他の作品のような独特の妖しい世界観はぶっちゃけないけど、この物語にはこの感じがいいんだろうな。とにかくみんなかわいい。

  • 狸シリーズはキャラが全員立っていておもしろいですねえ。各キャラの恋愛事情にもわくわくですね。
    狸らしく生きたいものです。

  • ★4.0
    毛玉ファンタジーの2作目で、今回も阿呆の血が騒ぎまくる!海星が矢三郎に姿を見せなかった理由が意地らしくて可愛く、二代目と弁天を鼓舞する赤玉先生が意外にもちょっと男前。そして、畳みかけるかのような最終章、怒涛の展開に目が離せない。と同時に、変わらない下鴨家の絆にほっこり。ただ、弁天だけは辛酸を嘗めることになって、ラストの姿も居た堪れない。勿論、ちょっとやそっとで泣き寝入りする弁天ではないけれど。それはそうと、淀川教授の変装に爆笑、まさか彼に変身するとは…!(笑)。三部作の完結編となる次作も楽しみ。

  • 有頂天家族の続編。
    弁天の心の裏が読み取れるような読み取れないような…そんな心のモヤモヤ感が今までの森見作品とは違うところ。
    森見さんってこんなアプローチもできるんだって感じました。

  • 今回も楽しかった!
    キャラクターが、前作より自分の中にすんなり入ってきて(慣れたのかも?)、世界観に浸れた感じ。

    色々な二代目の登場にわくわくしつつ、やはり赤玉先生はすごい天狗なんだとか、弁天が前より優しい気がするとか、淀川教授の狸愛に感動したりした。

    私はおばあちゃん狸が大好きです!

  • 一作目を読んでからずいぶん間が空いてしまって、何となくしか設定を覚えていなかったけど、所々でさりげなく前作の内容に触れられていて、読んでいるうちに思い出すことができた。

    今回は長兄の初々しい恋路ににんまりしたり、天下無敵と思われた弁天さまの弱い一面が見られたりと、さらに登場人物(狸か天狗がほとんどだけど)の魅力が増している。

    もちろん、ただキャラが立っているだけの物語ではなく、敵の策略が明るみに出てからの展開はスピード感があり、すべての伏線が収束していく様は読んでいて気持ちよかった。

    物語の大枠も進んで、ラストは気になる展開に。最終巻は話を覚えているうちに出てほしいなあ。

  • 相変わらず破天荒で、イッキ読みさせるおもしろさがある。キャラがたっている。

  • ★★★★★ 祇園四条に夢幻的な炎が蛍光の如く煌々とし、出雲阿国が舞う鴨川を風が通り抜け、蒸し暑さを和らげる。下鴨神社の薄暗い神殿を歩く白無垢姿の花嫁に、森の天蓋から洩れる光が暖かく照らし続ける。阿呆の血が騒ぐ毛玉ぽんぽこ三男坊は幻獣ツチノコ山探訪、捕らぬ狸の皮算用。唯我独尊弁天と二代目は決闘で神出鬼没、早雲と天満屋も組んず解れつ地獄絵図。ふわふわ毛玉が押し競饅頭、狸鍋に直行空気銃。金閣銀閣の尻の毛を毟り、下鴨家の家族の毛深い絆にほろり。本を閉じるのが勿体無い愉快なひととき。面白きことは良きことなりッ‼︎

    森見作品10冊目。第三弾刊行にも期待‼︎ 矢二郎と星瀾の新たな展開も気になり、矢三郎と海星の恋の行方も。次は矢一郎と玉瀾の間に子狸ができるかも♪ 風神雷神の扇、空飛ぶ茶釜エンジン、自動人力車、将棋の部屋、三階建電車等のアイテムに終始ワクワク。下鴨家に夷川家、南禅寺に金長一門、狸谷不動のお祖母ちゃん…新しい狸キャラたちも魅力的。傑作毛玉ファンタジーのお湯にぷかぷか浸かれば尻の毛がほかほか解れて、尻尾までふわふわになるわい♪

  • 書くのに7年半掛かっているから、読むのに7日ぐらい掛かっても仕方ない。完結編はいつになるんだ?~下鴨矢三郎が矢四郎とツチノコを探していると天鵞絨のソファが降ってきた。降らせたのは百年前に父たる赤玉先生との恋の鞘当てに敗れ英国に逃れていた二代目だった。弁天に夢中になって縄張りを失った如意ヶ嶽薬師坊は果たし合いを行うが、最早屋上に上るのもやっとの有様に狸も世代交代を実感している。陰謀家の叔父・夷川早雲が雲隠れし偽右衛門として狸界を仕切る気の長兄・矢一郎は盟友の南禅寺と将棋勝負復活に奔走している。とはいっても将棋を指すのは南禅寺玉瀾と蛙になってしまった次兄の矢二郎だ。駒になる毛玉たちは勝手に動き回って勝負は台無しだが、盛り上がりは一番だった。玉欄は将棋で手を抜かないことを約して、長兄と将棋を指すようになり、赤玉先生の一喝で気持ちを吐露し仲が深くなりそうだ。二代目がホテルに住まいを構えられるのはポケットから無尽蔵にナポレオン金があふれ出てくるからだ。アルバイト先の骨董屋から呼び出されて迷惑な場所に小屋を拵えている天満屋という怪しい人間は幻術を使う。救ってくれたのは姿を見せない夷川海星だった。偽電気ブラン工場を父に代わって取り仕切り、兄の金閣・銀閣も抑えているが、口に悪さは相変わらずだ。夷川との確執を乗り越えたい周囲の者は婚約復活を目論んでいるようだ。天満屋が大津の菖蒲池画伯の許に顕れるのは、画伯が隠している地獄図にあるらしい。天満屋に独逸製空気銃で殺されそうになるところを救ってくれたのは世界周遊の旅から戻った弁天だった。二代目は師匠である赤玉先生との争いになった原因になった女性にそっくりな弁天で憎んでもいる。金閣・銀閣は南都から遣唐使船を借りようとしている下鴨家の邪魔をしようとして、南都の連中を買収して、下鴨家は次兄の偽叡電に赤玉茶釜エンジンを積んだが、案の定、夷川家との花火合戦から、二代目と弁天の争いに発展し、弁天はあっさりと撃墜されてしまった。金曜倶楽部の狸食いを阻止しようとする淀川教授が失踪し、有馬温泉にいると駆けつけると、失踪したはずの夷川早雲が金曜倶楽部に加えられようとしていて、矢三郎は地獄絵の中へ突き落とされるが、金曜倶楽部の一員である弁天が地獄に鬼の角集めに来ていて救われた。天満屋もいる中、御馳走を食い終わった淀川教授が狸愛を語って、天満屋に撃たれそうになっているのを、矢三郎はテーブルに乗って狸食いを推奨して、倶楽部に迎えられ、追い出された早雲が暴れて天満屋の空気銃で撃ち殺された。勿論、下鴨家の謀殺説も流れたが、急遽帰ってきた毛坊主になっていた長男の呉一郎の一喝で場が収まり、夷川家と下鴨家の融和、矢三郎と海星の婚約復活、矢一郎の偽右衛門就任もトントンと決まった。しかし選挙の立ち会いを弁天に代行させるという嫌がらせに、矢三郎は二代目の起用という奇策で対抗したが、弁天に睨まれる結果となり、洛中から逃げ出さざるを得なくなった。逃亡先の菖蒲池宅に許嫁の海星が長兄・呉一郎の行動の異様さについて延べに来た時、天満屋が空気銃を我らに向けた~毛皮付きの狸が鍋に落ちると、どんな料理になるのだろう? どもならんと思うのだけどネ

  • 前作の内容をやや忘れてしまっていたものの、
    登場人物のメンバーが変わるわけでもないので、
    読み進めるにつれて記憶がよみがえっていった。

    相変わらずの森見節が炸裂していて、
    文章を繰り返し味わうだけでもスルメのごとく、
    より深みが出てゆくことは確実。

    最後のクライマックスも一気に展開が動いてゆき、
    収まるべきところに収まったという感じ。

  • 二代目が前面に出てくることはあまりないのだが、彼が帰朝したことによって狸界に波紋が広がった。「有馬地獄」での光景は夏の家族旅行で訪れた向陽閣をはじめ傾斜地に廃墟となってしまったホテルの建物をありありと思い出した。終盤の第七章で矢三郎と海星の絶体絶命、そして洟川早雲の野望が潰える瞬間の盛り上がりが最高だ。

  • なんやかんやあるけど、面白いな。

  • それなりに面白かったです。赤玉先生の二代目の登場によって、弁天の前作とは違った一面を見られたところが印象深いですね。もちろん前作同様笑えるところもあったし、あんまり難しいことを考えずに楽しく読めるところが美点だと思いました。
    ただ物語の破天荒さ、勢いは前作のほうがあったかなあという気がします。ここは盛り上がるんじゃないか、っていう局面が意外とあっさり描かれていたりするのでちょっと拍子抜けしたりして。第五章以降は一続きの流れになっていますが、ちょっと長すぎた感もあります。

  • これは狸たちの大河ドラマである。

  • テレビアニメ見てから文庫購入し再読。大変楽しかった。前作ももう一度読み返してみようかと。

  • 楽しみすぎて読んでいなかったが、やはり楽しかった。
    私も狸なのではないかと思うほど、阿呆の血が騒ぐ。
    予想外の展開と、やはりという思いと。
    第3部楽しみだなぁ。でもしばらく出ない気がするから、気長に待つ!

  • 有頂天家族の第2弾。530ページを超える作品ですが、時間を忘れるほど、狸の世界にどっぷりと浸かることができました。

    狸たちが大きな駒に化けてする「狸将棋大会」は、ぜひ見てみたい。淀川教授じゃないけど、絶対に狸愛が芽生えてしまうんだろうなあ。

    狸の風上にも置けない夷川早雲の謀略あり、下鴨家兄弟の恋の話などもありで賑やかですが、読んでいて何故か落ち着かない。その理由は、天狗・赤玉先生の跡継ぎ“二代目”の帰朝だろう。

    矢三郎、弁天、二代目、赤玉先生、海星の五角関係はどうなることやら。「廿世紀ホテル」の秘密も気になる。

全61件中 1 - 25件を表示

有頂天家族 二代目の帰朝 (幻冬舎文庫)に関連する談話室の質問

有頂天家族 二代目の帰朝 (幻冬舎文庫)を本棚に登録しているひと

有頂天家族 二代目の帰朝 (幻冬舎文庫)を本棚に「いま読んでる」で登録しているひと

有頂天家族 二代目の帰朝 (幻冬舎文庫)を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

有頂天家族 二代目の帰朝 (幻冬舎文庫)を本棚に「積読」で登録しているひと

有頂天家族 二代目の帰朝 (幻冬舎文庫)のKindle版

ツイートする