有頂天家族 二代目の帰朝 (幻冬舎文庫)

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著者 : 森見登美彦
  • 幻冬舎 (2017年4月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (539ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344425828

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有頂天家族 二代目の帰朝 (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

  • 一作目より面白く、読み終わりたくなかった…

    毛玉たちがかわいすぎる。
    色んなドラマが巻き起こり、赤玉先生もなんだかかっこよく、早雲にも見事に化かされ、阿呆の血も愉快。
    淀川先生も大活躍の狸愛。

    弁天も怖くてかわいくて、次巻が楽しみすぎる。
    最後気になる!

  • 現代京都を舞台に、狸と人間と天狗の引き起こす騒動を描く『有頂天家族』シリーズ第二部。
    これが第二部で、物語は第三部『天狗大戦』まで続くとのこと。今回で矢三郎と海星の関係には一応の決着が着いた。となると次作は、弁天と二代目の話に決着がつけられるのかもしれないと思う。それともタイトルからすると、薬師坊が如意ヶ嶽を奪い返す展開があるのだろうか。次作を読めるときが今から楽しみ。

    アニメ版を観てから読んだけれど、原作のほうが事件の経過をじっくりと描いていて入り込みやすかった。

  •  7年振りの続編ということだったが、読めば森見ワールドが広がり、とても懐かしい感じがした。加えて一作目よりも物語に起伏があり、次が気になっていく展開だった。
     狸、天狗、人間が織りなすファンタジーでありながら、京都の実際の場所を舞台にし、そして、人間味あふれる登場人物(?)ばかりであるからこそ、物語に入り込むことができ、読むたびに心が温まっていくのだと思う。

  • 弁天の罠に嵌って、父の下鴨総一郎は狸鍋となり食われ、天狗の赤玉先生は墜落させられ、当の本人はのんきに海外へ。
    そんな時、赤玉先生の二代目が英国から帰国。

    阿呆の血を存分に感じさせる毛玉達の奮闘に悶絶させられることうけあい。

  • 有頂天家族シリーズ第2弾
    前作が好きなので読んでみた

    前作から現実世界では7年もの月日が経っているが、
    読んでいくとすぐにその世界観に浸れるのは流石

    兄弟それぞれの成長や他の狸との関わりが読んでいて心地よい
    前作の何故海星が姿を現さないのかという謎も解決
    兄弟達もそれぞれの伴侶を見つけていくなど続編に期待が持てる
    恐らく続編では天満屋、早雲、寿老人辺りが敵役として登場するのだろう
    何年後になるかは知らないが

  • やっぱり好きだな、この人の作品。舞台が京都だから、鮮明に思い描ける場面も多々ありだから余計にかな。愛すべき毛玉たちの古都を駆け回り活躍する様を想像するとすごくわくわくします。他の作品のような独特の妖しい世界観はぶっちゃけないけど、この物語にはこの感じがいいんだろうな。とにかくみんなかわいい。

  • 狸シリーズはキャラが全員立っていておもしろいですねえ。各キャラの恋愛事情にもわくわくですね。
    狸らしく生きたいものです。

  • ★4.0
    毛玉ファンタジーの2作目で、今回も阿呆の血が騒ぎまくる!海星が矢三郎に姿を見せなかった理由が意地らしくて可愛く、二代目と弁天を鼓舞する赤玉先生が意外にもちょっと男前。そして、畳みかけるかのような最終章、怒涛の展開に目が離せない。と同時に、変わらない下鴨家の絆にほっこり。ただ、弁天だけは辛酸を嘗めることになって、ラストの姿も居た堪れない。勿論、ちょっとやそっとで泣き寝入りする弁天ではないけれど。それはそうと、淀川教授の変装に爆笑、まさか彼に変身するとは…!(笑)。三部作の完結編となる次作も楽しみ。

  • 二代目が前面に出てくることはあまりないのだが、彼が帰朝したことによって狸界に波紋が広がった。「有馬地獄」での光景は夏の家族旅行で訪れた向陽閣をはじめ傾斜地に廃墟となってしまったホテルの建物をありありと思い出した。終盤の第七章で矢三郎と海星の絶体絶命、そして洟川早雲の野望が潰える瞬間の盛り上がりが最高だ。

  • なんやかんやあるけど、面白いな。

  • それなりに面白かったです。赤玉先生の二代目の登場によって、弁天の前作とは違った一面を見られたところが印象深いですね。もちろん前作同様笑えるところもあったし、あんまり難しいことを考えずに楽しく読めるところが美点だと思いました。
    ただ物語の破天荒さ、勢いは前作のほうがあったかなあという気がします。ここは盛り上がるんじゃないか、っていう局面が意外とあっさり描かれていたりするのでちょっと拍子抜けしたりして。第五章以降は一続きの流れになっていますが、ちょっと長すぎた感もあります。

  • これは狸たちの大河ドラマである。

  • テレビアニメ見てから文庫購入し再読。大変楽しかった。前作ももう一度読み返してみようかと。

  • 楽しみすぎて読んでいなかったが、やはり楽しかった。
    私も狸なのではないかと思うほど、阿呆の血が騒ぐ。
    予想外の展開と、やはりという思いと。
    第3部楽しみだなぁ。でもしばらく出ない気がするから、気長に待つ!

  • 有頂天家族の第2弾。530ページを超える作品ですが、時間を忘れるほど、狸の世界にどっぷりと浸かることができました。

    狸たちが大きな駒に化けてする「狸将棋大会」は、ぜひ見てみたい。淀川教授じゃないけど、絶対に狸愛が芽生えてしまうんだろうなあ。

    狸の風上にも置けない夷川早雲の謀略あり、下鴨家兄弟の恋の話などもありで賑やかですが、読んでいて何故か落ち着かない。その理由は、天狗・赤玉先生の跡継ぎ“二代目”の帰朝だろう。

    矢三郎、弁天、二代目、赤玉先生、海星の五角関係はどうなることやら。「廿世紀ホテル」の秘密も気になる。

  • 基本的に楽しいお話だった記憶のある第一部に比べ、どこかしら陰のある印象が残る。話としては面白いし、めでたい話題も色々出てくるのだが。二作の間、7年半という。著者が年をとったからか、自分が年をとったからか、両方か、単に読んだ時の気分の問題か。
    映像化された小説は、アニメや映画の画像を大写しにした帯がつくのが最近流行りのよう。気にせず買うこともあるのだが、こういう作品の場合はやめてほしいなぁと思った。人間と狸と天狗が入り乱れるありえない世界のさまを頭に描くのが楽しいので、どんなに上手くても先回りでビジュアル化されると壊れる。それだけ自分にとって好きな話だからなのだろうが。

  • ハードカバーを2年前に読んでますが、文庫版も購入。
    やはり面白い。
    アニメも観つつ、初めて読んだ際やアニメでも「?」と思った点が、読み直すと理解できたり、さらなる不思議が舞い降りたり。矢三郎の家族思いな所を改めて感じたり、矢一郎は末永く幸せになってしまえ等々、まだまだ感想が出てくるので、奥深くするめのような作品という、再度の感想。
    第三部を楽しみにしつつ、京都にも行きたくなる毛深い一冊です。

  • 請求記号 913.6/Mo 54

  • 狸界と天狗たちの賑やかな顛末記、1巻に続き面白かった
    この作者は、現実と不思議さの境界のぼかし方がうまいなぁと常々思っている
    けれど、本シリーズではそれに加え、シリアスさと可笑しさの境界も曖昧にしているように感じた
    内容は鉄砲が出ていたり、狸鍋食ったり、天狗たちが超常の争いをしたり、骨肉の身内紛争や憎しみとわりかしシリアスである
    狸界を揺るがす騒動は殺すことも辞さいない血縁者同士のイザコザであるし、天狗たちのそれは100年に渡る恋慕のもつれだ
    天狗たちも狸たちも、他者への嫉妬があって根も深い
    だが、それらを飄々とこなし、面白おかしく見せてくれる下鴨一家と狸たち
    そうやってシリアスである事に対する読者の感覚がぼやけていくのである
    まさに面白きことは良きことかな
    とはいえ弁天と矢三郎の関係等など、それだけでは片付きそうもない展開もあったりして、次巻がまた楽しみである

  • 序盤は、石橋を叩いて渡らない性格の矢一郎と玉蘭の恋物語。じれったい恋の駆け引きが秀逸。その傍らで展開される、「運命の赤い毛」で結ばれた矢三郎と海星との関係も微笑ましい。
    中盤以降、夷川呉一郎の登場により物語が怪しくうごめきだす。前作と同様、物語がどちらへ転ぶのかがまったく予想できないまま、あれよあれよと大混乱のクライマックスへ。広げた風呂敷をきれいに畳んで物語をまとめ上げる筆力は、さすが森見登美彦氏。
    物語の序盤から終盤まで、重要な場面で美味しい役どころを果たす赤玉先生も魅力的。如意ヶ嶽薬師坊の面目躍如かな。

  • 100年前に女性を巡って争った後、イギリスに旅に出ていた赤玉先生の跡継ぎが京都に帰ってきた!
    当然、弁天は面白くない。
    ふたりのひややかな闘争

    偽衛門襲名に関わる夷川家と下鴨家の抗争ふたたび

    このふたつを軸に、下鴨4兄弟のさまざまも絡み
    しっちゃかめっちゃかの大騒ぎ(笑)

    相変わらず面白い。「のちのち」とか「うごうご」などの擬音も実に狸っぽくて素敵(笑)

    3部作だそうなので、続きが待ち遠しい。
    二代目と弁天の話がメインなんだろな~

  • 弁天を巡る、赤玉先生と二代目の確執―というより、弁天と二代目の直接対決。
    偽衛門襲名に関わる夷川家と下鴨家の抗争。
    そこに夷川早雲や、謎の怪人天満屋がからんで、波瀾万丈の展開となる。
    その混沌の中、矢三郎狸は縦横無尽の大活躍。

    空飛ぶ叡山電車とか、森美作品ではお馴染みのファンタジー的な道具立ても、狸が主人公だと、全く抵抗なく受け入れられるから不思議。
    他の森美作品では必ずしも受け入れられないのに。

    婚約を解消した夷川家の海星は、なぜひきこもっているのか?
    その謎も、この巻の中で明かされる。
    弁天と矢三郎の関係は、このあとどうなる?
    やけにしんみりした感じでこの巻は結ばれていたけど…。

  • 前作から1年後の京都。相変わらずの狸と天狗と人間のわちゃわちゃした話。

    毛玉達の可愛らしい表現がたまらないw
    のらりくらりしてるようでやりたいことをやってる狸達が可愛い。

    どんでん返しもあって、読み応えがありました!

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