増量 日本国憲法を口語訳してみたら (幻冬舎文庫)

  • 幻冬舎
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344425965

感想・レビュー・書評

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  • 口語訳が砕けすぎているというレビューを読んで少し不安だったが、まあ許容範囲内ってかんじ。

    これまでは憲法といえば中学校の公民の授業のイメージもあって、少し難しい印象だったが、この本を読んで少し憲法に親近感を抱けた。

    本の後半には憲法9条や女性天皇についてのコラムがあり、こちらもわかりやすかった。

    これまではニュース番組を観ていても、芸能ゴシップか天気予報ぐらいにしか興味が湧かなかったが、これからは政治のニュースも観てみようと思った。

  • 口語訳にする試みは素晴らしいし少しでも自分の国のことを知るきっかけになれば良いですね。原文が頭に入らないけど憲法の内容をざっと冒頭からなめたい人には読んでみてもいいのではないかと思う。巻末のコラムも日本の様々な決まりや世論などを知る取っ掛りとしては非常にいいんじゃないかと思う。

    個人的評価として。
    2ちゃんねるからの派生とのことで仕方ないのかもしれないが、用いる言葉が極端過ぎる気がした。
    口語訳と原文を見開きで並べてくれていたが、口語訳を読んで、原文もっとちゃんと知りたいな、というモチベーションは湧いてこなかった。ちょっと胸焼けというか胃もたれというかそういう消化不良感が強かった。

  • 大学院生のときに買った本。
    今後自社のDXやカルチャーを考えていくにあたって、国のカルチャーやパーパスを作る「憲法」を参考にしたいという思いから読み返してみた。
    タイトル通り気軽に読めるが、考察もなかなか骨太で読み応えがある。

    人類がこれまで学んできたことや、失敗してきたことをもとに「自分たちはこうあらなければならない」「こうあったらみんな幸せだ」という自主規制兼ビジョンの役割としての憲法の存在の重要性を再確認できた。

    9条問題や女系天皇問題に端を発する改憲議論も、個人的には前例踏襲主義になりすぎず常に自己点検を行う姿勢としては有るべきものであると思う。

    改めて、なぜ国家でやっているのに企業でやらないのだろう?とも思うし、憲法的なものがある企業でも伝統を大切にしつつも常に改憲のように自己点検する姿勢が求められると感じる。

  • 本屋でタイトルに引かれてパラパラめくり、そのままレジへ。日本国憲法の口語訳本。右頁に口語訳(注釈付き)、左頁に原文のスタイルです。本の後半部分はコラムになっており、政治に苦手意識がある人間にもとっつきやすい内容でした。最後に後書きを読んでいると、単に易しい言葉に直しただけではなくて、原文の意図や本質が損なわれないように尽力した著者と監修者の真摯さがよく伝わってきました。

  • 口語訳がやってねとかしなよとかかなり砕けている

  • すごく砕いて分かりやすい解説ではあるが、砕きすぎているというか、言葉遣いが荒いと感じました。

  • 請求記号:323.14||Ts 57
    資料ID:C0038297

  • 今だからこその日本国憲法。口語訳することで読みやすく、今起きている天皇生前退位や安保法制などのコラムもわかりやすく説明してくれています

  • 試みは大変面白いが、文章が幾ら何でも砕けすぎているのが、残念。口語ならともかくスラングはいただけないなあと。

    コラムでは、憲法は国家権力を縛るという立憲主義や、憲法が、生まれてきた王政から議会への歴史的な流れ、ネットで流布している「日本国憲法はアメリカの押し付け」やら「片手間に作った」といういい加減な情報への訂正もしっかり書かれている。

    かなり言い方に気をつけているが、天皇制や自衛隊、安保関連法にも踏み込んでいる。

  • 右ページに口語訳、左ページに原文を配置し、読みやすかった。口語訳にしたことで逆に曖昧に感じるところも、原文を読んで理解できると思う。
    ただ、原文の「子孫」を口語訳で「ガキ」としているのは、ちょっとやり過ぎのような。
    「社会とか公民とか政治?憲法?何の興味も無いわっ!知らん知らーん!俺工学部だし」のまんま社会に出て、だいぶオッサンになった自分にも、日本国憲法の輪郭がぼんやり、薄ぼんやりだけど見えたような気がする。

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