からくりがたり (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 98
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344426603

感想・レビュー・書評

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  • うーらーめーしーやー

    淺生倫美の兄、唯人が近くのお寺で首を吊って自殺した。
    倫美は唯人の遺品の中に日記を見つける。その内容は唯人と倫美の友人や教師、喫茶店の店員との酸鼻な関係を細かく記したもの。おかしい、兄はそんなにモテる人間ではない。日記の内容が事実かどうか確認するがやはり全て嘘だった。しかしその日記のに出てくる人物が次々と殺されていく。しかし兄は自殺したのにその日記は死んでからも続きが書かれていた。殺された友人2人の犯人は分かるしかし残りの犯人がわからない。兄は生きているのか。殺される前に必ず目の前に出現する「計測機」とは誰なのか。

    うーーーーん。これは難しい。
    兄の怨念で人を殺せるのか?「計測機」とは兄の思念が形になったものなのか?
    自分の読解能力では犯人はさっぱりわかりませんでした。これは……ホラーなのかな?(^^;)

  • 2017年10月15日読了。
    2017年77冊目。

  • 2010年8月、新潮社より刊行の単行本を文庫化。
    ミステリ……というよりは、怪奇小説、ホラー寄りの連作短編集。ミステリ的な謎よりも、気味の悪さやもやもやとしたものが残る読後感だった。いつもの西澤保彦とはかなり印象が違うが、こういうのもいいな〜。

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著者プロフィール

1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒業。
『聯殺』が第1回鮎川哲也賞の最終候補となり、1995年に『解体諸因』でデビュー。同年、『七回死んだ男』を上梓。
本格ミステリとSFの融合をはじめ、多彩な作風で次々に話題作を発表する。
近著に『夢の迷い路』、『沈黙の目撃者』、『逢魔が刻 腕貫探偵リブート』などがある。

「2023年 『夢魔の牢獄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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