キャロリング (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 4908
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  • Amazon.co.jp ・本 (461ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344426719

感想・レビュー・書評

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  • クリスマスに倒産が決まった子供服メーカーの社員・大和俊介。同僚で元恋人の柊子に秘かな思いを残していた。そんな二人を頼ってきたのは、会社に併設された学童に通う小学生の航平。両親の離婚を止めたいという航平の願いを叶えるため、彼らは別居中の航平の父親を訪ねることに――。逆境でもたらされる、ささやかな奇跡の連鎖を描く感動の物語。


    うーん、感動するのは最後だけかな。悪人にも善の部分や事情があり、人間味があるのは良かったんだけど、クズはクズだったりもする。私は主人公の親は絶対に許せない。

    冬美先生にフラフラする彼らもいまいち納得できなかった。
    主人公と柊子みたいな環境の違いを埋めるのも、難しいよなあと思ってしまう。


    読後感はいい。

  • 子供が親を思う気持ちが純粋で悲しかった。
    生きていると、ときに想定外のことが起きる。落ち込み自己嫌悪になり何もかも捨ててしまいたくなるけど自分の人生自分に正直に生きれたらどれだけ救われるだろう。

  • あったかくなるお話でした

  • 会社が倒産する話なのに、全く思ってもみない展開だった。
    主人公と子供との掛け合い、成長がとても良かった

  • 主役は、32歳の大和。児童預かり所を舞台に繰り広げられる話。大和は、子供の頃父親から虐待を受け、守ってあげた母にまで裏切られ、酷い幼少期を過ごした。救いは、母の知り合いの英代。英代の会社で働くが、クリスマスに倒産が決まってしまう。元恋人の柊子、美人で頭がいいが空気読めない朝倉、いつもいいとこでフォローしてくれるベンさん、小学生の航平などが登場する。大和と柊子の恋の行方が気になりましたが、航平の家庭の事が主体になってくる。航平の父が働く整骨院に2人の取立て屋がくるが、院の花瓶を割ってしまい、気の小さい取立て屋は、弁償の話を2人でしているところは、笑えました。誘拐を機に、ちょっと変わってしまった取立て屋さんが残念でした。全てがうまくはいかなかったけど、大和と柊子の恋の復活はありそうな感じだったのでよかったです。泣けるようなシーンもありとてもよかったです。

  • 12月に読むのにピッタリな、ステキな一冊。
    いろいろな人の人生を垣間見て、全員幸せになってくれ!って思える

  • 序盤、モブキャラの解説がちょっとクドいなと思ったりはするが、話が本筋に入り始めてからは没頭できる。スリルで引っ張りつつ、感動要素もたくさんあるので、読み応えあった。

  • クリスマスに倒産が決まった子供服メーカーに勤める俊介と柊子は元恋人。そんな二人を頼って近所の学童に通う航平がやってきた。両親の離婚を止めたいという航平の願いを叶えるため奮闘する二人。そんな二人はある事件に巻き込まれてしまい物語はジェットコースターのように加速していきます。ささやかな願いすら叶わないクリスマスなんてあるもんか!幸せになるために必要なのはちょっとの勇気と素直になる心ですよ。

  • 会社の倒産話から、こんなところに着地するなんて、という意外性がある話。色んな立場の人の人生が垣間見えた。恋愛話をもう少し掘り下げてほしい物足りなさはあったけど、温かくて希望のあるラストだった。

  • みんな簡単にほだされすぎ。でも好きでしょうがないんだろうね。

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著者プロフィール

高知県生まれ。2004年『塩の街』で「電撃小説大賞」大賞を受賞し、デビュー。同作と『空の中』『海の底』の「自衛隊』3部作、その他、「図書館戦争」シリーズをはじめ、『阪急電車』『旅猫リポート』『明日の子供たち』『アンマーとぼくら』等がある。

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