キャロリング (幻冬舎文庫)

  • 722人登録
  • 3.75評価
    • (15)
    • (42)
    • (30)
    • (4)
    • (0)
  • 31レビュー
著者 : 有川浩
  • 幻冬舎 (2017年12月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (461ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344426719

キャロリング (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

並び替え:

絞り込み:

表示形式:

表示件数:

  • どんなストーリーなのか、全く見当がつかなった。
    読み進めていくうちに、魅力的な人物やセリフに引き込まれていった。
    人のことを思いやるって、簡単なようで難しい。
    どうしても打算が働いてしまう。
    打算なしに思いやれる、そして行動にうつせる人物達に魅了された。

  • ■書名

    書名:キャロリング
    著者:有川 浩

    ■概要

    クリスマスに倒産が決まった子供服メーカーの社員・大和俊介。
    同僚で元恋人の柊子に秘かな思いを残していた。そんな二人を頼ってきたのは、
    会社に併設された学童に通う小学生の航平。両親の離婚を止めたいという航平の
    願いを叶えるため、彼らは別居中の航平の父親を訪ねることに――。
    逆境でもたらされる、ささやかな奇跡の連鎖を描く感動の物語。
    (amazon.co.jpより引用)

    ■感想

    クリスマスの物語って、読む前にハッピーエンド/奇蹟をなんとなく想像する人多い
    と思います。
    それだけ、クリスマスというものが人間にとって特別な日であると、植え付けられた日
    なんでしょうね。
    (これ言うと非難されますが、どの日も同じ一日であり同じ価値の時間が流れていると個人的
    には思うんですけどね。)

    この本は、そんなクリスマスにまつわる物語です。
    作者は、おなじみ有川さんです。
    久しぶりにこの方の小説読みました。
    最近、あまり読んで無かったので、この人の文章/文体は久しぶりでしたが、相変わらずですね。
    くどい部分はくどいけど、面白いです。

    結構重い話しかな?と思いますが、有川さんらしい作品だと思います。

    この人の作品は、本当にテレビや舞台向けですね。
    なんでしょうね。軽いのかな?あと、登場事物が全員分かりやすい、特徴があるというのが大きい
    ですね。
    個人的には、この作者の第2ヒロイン(基本ツンデレタイプ)が好きな場合が多いです。
    今回もそうでした。

    まあ、今回、敵役の心情と行動の変化は、ちょっとやりすぎかな?という部分と、結果的に、不幸比べ
    しまくっているな~と感じる部分はありましたが、全体的に楽しく読めました。

    クリスマスのお話しを探している場合、オススメです。

  • 銃をつきつけられ、命を狙われているシーンから始まるタイトルや表紙のほんわかイメージとはかけ離れた出だしに、まったく展開が予想つかずに読みはじめる。
    クリスマスに廃業することが決まっている子供服メーカーの社員たちと、その企業が運営する学童に通う少年とその家族。みな、問題を抱えており、無事にクリスマスを迎えられるのかをハラハラ見守る。

  • クリスマスに倒産が決まった会社で働く人達と、そこに児童保育みたいな形で預かられている男の子の話。

    家族の話。夫婦の不和など、子供にはどうしようもない理不尽な状況をどう受け入れて乗り越えていくのか。
    そこで助けてくれる人がいるかいないかでその後の人生は変わるんだろうけど、赤木みたいに根は悪人になりきれない人がいたのが読んでいて辛過ぎなかった。

  • 有川さんの小説は、ライトノベルというのかな
    読みやすく、気持ちも明るくなる
    きっと、納得できる筋が通っているからなんだろうな
    年末に、「3匹のおっさん」のドラマ再放送があったけど
    現実はもっと厳しいかもしれないけど、
    こういう世の中であってほしいなって思う
    そんな気持ちのまま、優しい気持ちで読み終わることができた

  • 子供の気持って読んでてやっぱり心に響きますね。
    弱いです・・・。

    心打たれる作品でした。

  • 子供時代、辛い思いをした大和に英代が掛けた言葉がとても心に残った。
    不幸の比べっこしても、仕方ないでしょ…
    確かにそうだ。
    人と比べて、妬んだり、落ち込んだり…を
    繰り返してしまう
    自分の幸せを大切に、人と比べても
    しょうがない。

    人を思いやる気持ちを持ってる人たちの話で、
    とても心が温まりました

  • 有川浩、勿論ハッピーエンドです。自分も、もっと優しくなれるような気がしてきた。

  • クリスマスの時期は逸したけど
    『倒産、離婚、借金・・・・・逆境の中で、奇跡は起きるのか?』とは帯の言葉だが背表紙には『ささやかな奇跡の連鎖を描く感動の物語』と。つまり奇跡は起こるのです。
    時に甘く、時にほろ苦く。

    奇跡とあるが、主人公クラスに限らず登場人物たちが、
    様々な背景・過去を持つ男たちを中心に
    周り、相手の心に、他人を傷つけるということに敏感で、
    他人を思い、他人のためにという気持ちで、
    そして他人のせいにしない、自分が背負う責任という
    気持ちで動くから、それはもたらされた奇跡ではなく、
    自らの行いが引き寄せたものなのだと。

    ノリのよいおちゃらけのキャラクターも、
    しっかり・しっとり「よいおとな」であったり
    他作品同様、安心して読めて前を向ける。

  • 2018001

    2018年の一冊目。
    不幸の比べっこ。程度の違いはあれ、不幸な部分もあれば、それと同じぐらいの幸せがあると思う。お金で不幸になるヤクザもいれば、不況のために会社を畳まなきゃいけない人。親が別れるのを止めようとする子供。お金は全てではないけど人生の大部分を占めるのも確か。前を向いて歩いていける様になるには、自分がどんな人に出会ってきたか。それもお金と同じぐらい大きいなと感じました。
    そして終わった恋もあれば始まる恋もある。

    自分勝手に憧れて、自分勝手にのぼせて浮かれて、相手が何を困っているかなんてそっちのけだ

    同じ著者の図書館戦争に
    終わった恋に願うとすれば、君に幸あれという名言もあったけど、この言葉と対比してしまいました。手に入れようと固執してはいけないのだろうなと思う。そのひとの幸せだけをただ願う。無償の愛ってそういうことかな。

有川浩の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
東野 圭吾
有効な右矢印 無効な右矢印
ツイートする