キャロリング (幻冬舎文庫)

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著者 : 有川浩
  • 幻冬舎 (2017年12月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (461ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344426719

キャロリング (幻冬舎文庫)の感想・レビュー・書評

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  • どんなストーリーなのか、全く見当がつかなった。
    読み進めていくうちに、魅力的な人物やセリフに引き込まれていった。
    人のことを思いやるって、簡単なようで難しい。
    どうしても打算が働いてしまう。
    打算なしに思いやれる、そして行動にうつせる人物達に魅了された。

  • 人生最悪だと思っている人が、人生最悪だと思っている人たちから、人生最悪だと思っている男の子を救う話。

  • 久しぶりにすっごく好きなお話だった!
    有川さんが描く男の人が好きだなあ

  • クリスマスに倒産が決まっていた会社が主な舞台だけれど、そこがやっている学童保育にやってくる航平くんが話の中心なのかと思う。なかなかしっかり者で彼のために周りの大人達が奮闘。かなりドタバタなシーンがありちょっと期待外れな感じはした。そして有川さんらしいベタな恋愛話はないけれどドタバタを除けばほんわかな雰囲気で進み、そして終わる。

  • ■書名

    書名:キャロリング
    著者:有川 浩

    ■概要

    クリスマスに倒産が決まった子供服メーカーの社員・大和俊介。
    同僚で元恋人の柊子に秘かな思いを残していた。そんな二人を頼ってきたのは、
    会社に併設された学童に通う小学生の航平。両親の離婚を止めたいという航平の
    願いを叶えるため、彼らは別居中の航平の父親を訪ねることに――。
    逆境でもたらされる、ささやかな奇跡の連鎖を描く感動の物語。
    (amazon.co.jpより引用)

    ■感想

    クリスマスの物語って、読む前にハッピーエンド/奇蹟をなんとなく想像する人多い
    と思います。
    それだけ、クリスマスというものが人間にとって特別な日であると、植え付けられた日
    なんでしょうね。
    (これ言うと非難されますが、どの日も同じ一日であり同じ価値の時間が流れていると個人的
    には思うんですけどね。)

    この本は、そんなクリスマスにまつわる物語です。
    作者は、おなじみ有川さんです。
    久しぶりにこの方の小説読みました。
    最近、あまり読んで無かったので、この人の文章/文体は久しぶりでしたが、相変わらずですね。
    くどい部分はくどいけど、面白いです。

    結構重い話しかな?と思いますが、有川さんらしい作品だと思います。

    この人の作品は、本当にテレビや舞台向けですね。
    なんでしょうね。軽いのかな?あと、登場事物が全員分かりやすい、特徴があるというのが大きい
    ですね。
    個人的には、この作者の第2ヒロイン(基本ツンデレタイプ)が好きな場合が多いです。
    今回もそうでした。

    まあ、今回、敵役の心情と行動の変化は、ちょっとやりすぎかな?という部分と、結果的に、不幸比べ
    しまくっているな~と感じる部分はありましたが、全体的に楽しく読めました。

    クリスマスのお話しを探している場合、オススメです。

  • 久々の有川浩です。
    『キャロリング』とは、クリスマスイヴにキリストの生誕を賛美歌で知らせること、とあった。
    クリスマスキャロルか。

    不幸の比べっこしても仕方ない。

    主人公の大和の胸にある言葉を軸に話は展開する。
    でも、私はどちらかと言うと赤木率いるチーム・ヘッポコファイナンス(笑、勝手に命名)に愛着が湧いた。
    自由に生きるという選択肢を根っこから奪われてしまった赤木と、社会から使えないと烙印を押され、失敗すれば死を意味するような環境にいる、部下の糸山と石田、そしてレイ。
    そんな、どうしようもない三人を抱えて、赤木は裏社会に相応しくない「つましい暮らし」を送ることだけを考え、悪事を働くわけで。
    話の展開としては完全に悪役なのだけど、この四人が愛おしすぎた。

  • 銃をつきつけられ、命を狙われているシーンから始まるタイトルや表紙のほんわかイメージとはかけ離れた出だしに、まったく展開が予想つかずに読みはじめる。
    クリスマスに廃業することが決まっている子供服メーカーの社員たちと、その企業が運営する学童に通う少年とその家族。みな、問題を抱えており、無事にクリスマスを迎えられるのかをハラハラ見守る。

  • クリスマスに倒産が決まった会社で働く人達と、そこに児童保育みたいな形で預かられている男の子の話。

    家族の話。夫婦の不和など、子供にはどうしようもない理不尽な状況をどう受け入れて乗り越えていくのか。
    そこで助けてくれる人がいるかいないかでその後の人生は変わるんだろうけど、赤木みたいに根は悪人になりきれない人がいたのが読んでいて辛過ぎなかった。

  • 出てくる登場人物すべてが優しくて暖かくてすごく素敵でした。
    ポロポロと泣けてしまいます。
    切なさと暖かさ、両方を感じて胸がギューっとなるようなお話でした。

  • 有川さんの小説は、ライトノベルというのかな
    読みやすく、気持ちも明るくなる
    きっと、納得できる筋が通っているからなんだろうな
    年末に、「3匹のおっさん」のドラマ再放送があったけど
    現実はもっと厳しいかもしれないけど、
    こういう世の中であってほしいなって思う
    そんな気持ちのまま、優しい気持ちで読み終わることができた

  • 子供の気持って読んでてやっぱり心に響きますね。
    弱いです・・・。

    心打たれる作品でした。

  • 子供時代、辛い思いをした大和に英代が掛けた言葉がとても心に残った。
    不幸の比べっこしても、仕方ないでしょ…
    確かにそうだ。
    人と比べて、妬んだり、落ち込んだり…を
    繰り返してしまう
    自分の幸せを大切に、人と比べても
    しょうがない。

    人を思いやる気持ちを持ってる人たちの話で、
    とても心が温まりました

  • 請求記号 913.6/A 71

  • 途中ホロリとくるシーンが沢山あって、最後は号泣。

    思いやりにあふれたストーリー。

    やっぱ、みんなが誰かのことを大切に思ってる話が好きだなぁ。

    そして有川さんの小説、やっぱ好きです。

  • 有川さんのラブコメは絶品!最近は、あまりガッツリ『ラブコメ好きで何が悪い!』感がないなぁ…と思っていただけに今回は、クリーンヒットだった。
    子どもの頃に負った傷はなかなか消えない。
    現在進行形で傷ついている少年、親に振り回されて傷を持ったまま大人になった青年、現実から目をそらして夢の世界にいようとする大人。
    いろんな人生観を持った人間が集まって織り成す物語は、じんわり温かくなる。
    「誰と比べても、不幸にランクがあったとしても、自分の傷が一番痛い」。「不幸を比べっこしたってしょうがない」そう言いながら、今、傷ついている航平の辛さを思いやっている大和の気持ちが一番心に響いた。
    その一方で、育ちの違いからすれ違ってもなお好き同士の大和と柊子のエピソードが大好きで、何度も何度も読み返した。
    大和…好きだ!
    口が悪くて、短気で、すぐにポンポン怒るけど、関わった人を見捨てられない。仕事のできる、目端の効いた彼。
    どこかで、聞いた?『海の底』の夏木さん。『図書館戦争』の堂上教官。舌禍で失敗するタイプ。
    冬原さん派ですけどね。有川さんが好んで?書くこのタイプの不器用な青年、大好きです!
    柊子は、笠原…郁ちゃんや望ちゃんタイプでなく、『県庁おもてなし課』の多紀ちゃんに近いかな。大好きです!!

    あと、悪役の面々もいい味出してます。彼らも憎めない。
    クリスマスは、清算される日。これが一番のテーマかな、と勝手に解釈しております。

  • 有川浩、勿論ハッピーエンドです。自分も、もっと優しくなれるような気がしてきた。

  • クリスマスの時期は逸したけど
    『倒産、離婚、借金・・・・・逆境の中で、奇跡は起きるのか?』とは帯の言葉だが背表紙には『ささやかな奇跡の連鎖を描く感動の物語』と。つまり奇跡は起こるのです。
    時に甘く、時にほろ苦く。

    奇跡とあるが、主人公クラスに限らず登場人物たちが、
    様々な背景・過去を持つ男たちを中心に
    周り、相手の心に、他人を傷つけるということに敏感で、
    他人を思い、他人のためにという気持ちで、
    そして他人のせいにしない、自分が背負う責任という
    気持ちで動くから、それはもたらされた奇跡ではなく、
    自らの行いが引き寄せたものなのだと。

    ノリのよいおちゃらけのキャラクターも、
    しっかり・しっとり「よいおとな」であったり
    他作品同様、安心して読めて前を向ける。

  • 誰でも何て事ない顔をしてるけど、いろんな思いを抱えてる。
    だからこそ思いあう気持ちが大事なんだ。

    有川さんの作品の男性は素敵すぎる!

  • 登場人物それぞれキャラを持っていて
    小説というより映画がドラマの脚本を読んでる感覚だった。ストーリーも面白くて一気に楽しく読めました。
    ただ私にとっては心に残る本ではなかったです

  • 2018001

    2018年の一冊目。
    不幸の比べっこ。程度の違いはあれ、不幸な部分もあれば、それと同じぐらいの幸せがあると思う。お金で不幸になるヤクザもいれば、不況のために会社を畳まなきゃいけない人。親が別れるのを止めようとする子供。お金は全てではないけど人生の大部分を占めるのも確か。前を向いて歩いていける様になるには、自分がどんな人に出会ってきたか。それもお金と同じぐらい大きいなと感じました。
    そして終わった恋もあれば始まる恋もある。

    自分勝手に憧れて、自分勝手にのぼせて浮かれて、相手が何を困っているかなんてそっちのけだ

    同じ著者の図書館戦争に
    終わった恋に願うとすれば、君に幸あれという名言もあったけど、この言葉と対比してしまいました。手に入れようと固執してはいけないのだろうなと思う。そのひとの幸せだけをただ願う。無償の愛ってそういうことかな。

  • 有川浩さんの久々の新刊。
    最初は、不幸な家族のHAPPY ENDものかと思いきや、流石、有川さん!
    登場人物の人間模様はもちろんのこと、物語が進むにつれての七転八倒は有川さんらしさ健在!!
    ハラハラ・ドキドキの面白い1冊でした~

  • 久々の有川浩。有川浩らしい人間関係の書き方(…な気がする)。うまくいきそうで一筋縄ではうまくいかない、全てをハッピーエンドに甘んじない。
    「不幸の比べっこをしたって仕方ない。」沁みる言葉でした。心に留めておこう。

  • 甘さ控え目で、私はけっこう好きでした。
    意外と大嶽爺さんがカッコ良かった(笑)

  • え!有川さんどーしたの!!!?って始まりにびっくり!
    でも読み進めるとやっぱり有川節で安心した。
    大和と英代も、航平も、柊子も、素敵な関係。
    圭子ママもわりと好き。
    悪者にわかりやすくヤクザ?が出てきたのは、
    なんだかなぁ、でしたが、
    最後のレイが可愛かったので良し。

  • 有川浩さん独特のクセが抜けた?ように思う。でも芯の部分はブレていなくて、青臭さも感じるけれど、それが、素直に、良いと思える作品だった。この作者の描く子供と、それに対する大人が、好きだなぁと改めて感じた。

  • 読み始めは 嫌いなタイプの小説でした
    でも 読み進めると 止まらなくなっていました^_^;

    泣けますね

    ありがとう^_^
    本当に良い本でした^_^ v

  • 誰もみなが優しくて、
    誰もがみな情けない。
    世の中って
    こんなもんかも。
    世の中って
    そんなものかも。

  • ほのぼのもあり、サスペンスもありで、安定の面白さだった。普通の男女の恋愛モノになりそうなところを、登場人物(ヤクザたち)を絡ませることでスリルのある作品にもしているのは新しい試みと感じた。

  • いや~、有川浩って久し振り。前は毎月のように読んでいたように思うけど…。
    登場人物がそれぞれにイタくて、お話し全体もイタくて、読んでて多少キツいかな。
    ストーリー展開もありがちで、最初の不穏なプロローグがあっても、行き先はなんとなく想像がつく。
    でもって、子供を使ってこちらの涙腺緩ませるなんてのはズルいよな。
    まあ、それがこの作者らしいところではあるけどな。

  • <内容紹介より>
    クリスマスに倒産が決まった子供服メーカーの社員・大和俊介。同僚で元恋人の柊子に秘かな思いを残していた。そんな二人を頼ってきたのは、会社に併設された学童に通う小学生の航平。両親の離婚を止めたいという航平の願いを叶えるため、彼らは別居中の航平の父親を訪ねることにー。逆境でもたらされる、ささやかな奇跡の連鎖を描く感動の物語。

    ーーーー
    いつもの有川作品と同じく、「家族」や「絆」がテーマの作品でした。
    主人公とヒロインのすれ違いや、航平の成長など、真新しいモノはありませんでしたが、心温まる物語でした。
    クリスマスの時期が舞台の作品なので、12月に読むのがいいかもしれません。

    家族と過ごす人も、シングルベルの人も、夜のお供にオススメです。

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