リフォームの爆発 (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 136
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344428881

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  • 家族(犬2頭&猫6匹)のために家の不具合を取り除くべく、独自のリフォーム論が展開され、実際のリフォームがどのように進行したのか、その全貌がドキュメンタリータッチで描かれています。あちこちに架空の設定や誇張が織り込まれ、現実と虚構の絶妙なバランスでもってリフォームの大変さ、工務店選びの難しさ、人間関係の厳しさを訴えてきました。実に個性的な書きぶりで、その表現力の豊かさに笑いのツボが刺激されました。

  • 町田節が炸裂していて、語彙や喩えが難解だったり狂ったりしながら、リフォームは大変だったようです。

  • リフォーム前とあとの間取り図が見たかった。

  • どんどん話がそれてゆく相変わらずのマチーダさんの町蔵節が炸裂して面白いのだが、当方の想像力の欠如ゆえ、家の間取りとリフォーム作業の工程がまるでイメージできず、読了までに時間がかかりました。むつかしいところはちゃちゃっと読み飛ばせばよかった……。

  • 要するに自宅のリフォームについて、リフォームについてだけを、延々と書いているエッセイ(エッセイなのか?)なのだけど、ここまで一つのトピックについて言葉を尽くせるのがすごい。相変わらずの町田節で一つも冗長ではなく、ただ何の役にも立たないのがよい。

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著者プロフィール

町田 康(まちだ・こう)
一九六二年大阪府生まれ。作家。九六年、初小説「くっすん大黒」でドゥマゴ文学賞・野間文芸新人賞を受賞。二〇〇〇年「きれぎれ」で芥川賞、〇五年『告白』で谷崎潤一郎賞など受賞多数。

「2022年 『男の愛 たびだちの詩』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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