指先 (リンクスロマンス)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
3.59
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本棚登録 : 72
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344802773

作品紹介・あらすじ

親の愛情を知らず、高校で孤立している勝気な美貌の芳川郁は、望みの叶わない人生を「仕方がない」と諦めて生きている。そんな郁のささやかな願いは、成り行きで身体を重ねるようになった同級生・増井千里との関係が少しでも長く続くこと。同情でかまわない、彼の傍にいたい-。千里への恋心を秘めたまま、彼の長く器用な指先が紡ぐ優しさに郁は想いを募らせる…。

感想・レビュー・書評

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  • 私が一番好きな小説です。
    この小説と出会って6年以上経ちますが今てもダントツで好きなお話なんです。
    千里のことが大好きだけど臆病だからビッチのふりをしている郁と、そっけなく見えて郁のことを凄く大事にしてい千里のキャラ設定に激しく萌えました。 二人の関係が本当に素敵なんです。
    私は基本的に攻様史上主義なのですが、 郁のことは素直に可愛いなと思いました。
    そして千里は今まで呼んだ小説の中でいい男No.1です。(笑) 高校生だとは思えないほどいい男なんです。(特に精神面が)
    郁が千里のことが好き過ぎるあまり別れを切り出すシーンには泣かせていただきました。
    攻←受が好きな方には是非オススメです。

  • キャラ設定が好み!攻めの冷めてる様に見えてめっちゃ受け大好きってのが、いい。
    千里がカッコいい。
    挿し絵はちょっと気に入らないけど。

  • 高校生のちょっと捻ねて、なのにとても純粋な
    恋愛が楽しめます。

    周囲から誤解され、仕方ないと諦めることで
    母親から真に必要とされないことを何とか
    受け入れている郁のペシミスト加減が
    痛々しいですが、それをわかって黙って
    包み込んでくれる委員長が大人です。

    ちゃっかりプリンで餌付けしてるところは
    人間におびえているノラ猫をなつかせる
    過程を連想しちゃいます(笑)

    とにかく素直に自分の気持ちを伝える事が
    一番だと学んでいく郁が、人に慣れない
    猫のようで可愛いです。

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