- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344803077
作品紹介・あらすじ
欠員補充のために惑星探査船は、多数の科学者を迎え入れることになった。慣れない船内での生活にストレスをためる科学者たちは、いさかいを始める。そんな中、三四郎は何故かカイに触れなくなり、彼から遠ざかろうとしていた。理由がわからず、自分を責め続け思い悩むカイ。すれ違う二人の間に、カイに興味を示す近衛凱と三四郎に淡い思慕を寄せるアーイシャが次第に入り込んでくる。さまざまな思いをよそに、船内はさらに険悪なものになり-。
感想・レビュー・書評
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『青の軌跡』シリーズ-03_2(05)
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セメントが三四郎をピンチに追い込みます
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飽きなくていい展開。似て非なる双子から微妙な違いを見つけ出そうとしたり深く理窟っぽい心理描写が独特だけどカイのキャラが好き。心の闇に引きずり込まれても三四郎はやっぱり前向きでタフなヤツだった。次はバロック・パール。
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<b><font size=big>アタシ、三四郎とカイに出会えて良かった…ッ!!</font size></b><br>痛い子と言いたくば言うがよい。もう「萌えた」などという言葉では表現出来ないほどの歓喜に満たされた。最高。満足。お母さん、生んでくれて有難う(こんな感謝要らない)<br>凱とアーイシャが思ったほど掻き回すことは無かったですが、グルグル考えるカイと三四郎の緊張感が良い。本来なら己の思考に沈んでいってばかりのストーリーは平坦になりがちですが、コレに関しては必要だと思う。むしろ悩まないホモが多すぎると思うのだよ!BL界には!葛藤があってこそ、それを乗り越えた絆っちゅーのは更に深くなるわけで。<br>カイの悩みは暗く深く痛いので、読んでるコッチも気分が良いものではありませんが、三四郎が救ってくれるよね。カイも読者も。<b>このバディを組み合わせたお偉いさんの洞察力に感服。</b><br>読破すると「クリスタル・クラウン」という題名の意味が分かります。<b>巧い!!!</b>ラストの締め方がハンパ無く良いです。本を置いた後、感嘆の溜息が出たほど。<br>「考えるのは頭なのに、どうして痛むのは胸なんでしょうね」これに答えるカイが素敵でした。あと、月人のオーラを発するカイの描写が好きだ。<br>三四郎の「待たせたな」と広げる腕に「遅い」と身を寄せるカイ。もうもうもうもう!!!!萌え人生悔い無し!!