- Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344805897
感想・レビュー・書評
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ズルい大人の竹中のことがずっと好きな久貴の話。告白できなくても、少しでも長く竹中と一緒にいたいと思う久貴が悲しい。自分なんか。と思っているのが伝わってきて。そんな久貴のことを振り回している竹中にはちょっと腹が立ったけれど、結構久貴に振り回されている部分があるのかも。表現は違っても、お互いのことを大切に思っている2人には幸せになって欲しい。鍵シリーズのその後を少し見られるのも楽しかった。
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『鍵シリーズ』の脇:竹中が攻め。受けはシリーズの攻め・雅人の甥。
母が離婚したので今は姓が違うがかつては世界的建築家・有賀久郎の孫である久貴はその祖父の秘書をしていた子供の時から片思いをしていた。
その竹中が設計してくれた家に今も住む久貴は大学生になった今でも竹中の事が忘れられず、、、。
きたざわさんっぽい受けの切なさが延々とw
竹中の気持ちは読者にも分かりにくいです(笑)とりあえず、幸せになって良かったね、久貴。
ところで、このカプはどのくらいの年の差なんです?竹中が子供の頃から有賀久郎と知り合いで有賀の家に出入りしていたというのは分るけど、結局幾つ違いなのかしら? -
一途な性格で綺麗な容姿の安達久貴は、祖父の会社の秘書だった竹中に恋をし続けている。
中学生の時に告白してふられていたが、彼への想いを断ち切れなかった。
大学生になったある日、久貴は再び告白しようと竹中の元を訪れた。
しかし、彼から想い人がいると告げられ、久貴は激しいショックを受ける。
叶わない想いと知りながらも久貴は、竹中の傍にいられたらと、身体だけの付き合いを申し出るが…。 -
初出
週末の部屋で――2004年 小説リンクス8・10月号掲載
週末じゃなくても――書き下ろし -
●あらすじ●</br> </br>
一途な性格で綺麗な容姿の安達久貴は、祖父の会社の秘書だった竹中に恋をし続けている。中学生の時に告白してふられていたが、彼への思いを断ち切れなかった。</br>
大学生になったある日、久貴は再び告白しようと竹中の元を訪れた。しかし、彼から想い人がいると告げられ、久貴は激しいショックを受ける。叶わない思いと知りながらも久貴は、竹中の傍にいられたらと、身体だけの付き合いを申し出るが・・・。</br></br>
●感想●</br></br>
<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?path=ASIN/4344802241&link_code=as2&camp=247&tag=makishome09-22&creative=1211">鍵のかたち</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=makishome09-22&l=as2&o=9&a=4344802241" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />、<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?path=ASIN/4344802470&link_code=as2&camp=247&tag=makishome09-22&creative=1211">鍵のありか</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=makishome09-22&l=as2&o=9&a=4344802470" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />では雅人の秘書で実浩にモーションかけてた竹中が主役です。お相手は雅人の・・・イトコだっけ?親族なのは確かなんだよねぇ〜。(年の離れた叔父でした!)年の差カップルです。</br></br>
☆週末の部屋で(小説リンクス掲載作品)</br></br>
小説リンクス掲載時に読みましたので、おさらいって感じですね。竹中は<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?path=ASIN/4344802241&link_code=as2&camp=247&tag=makishome09-22&creative=1211">鍵のかたち</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=makishome09-22&l=as2&o=9&a=4344802241" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />の時からお気に入りのキャラだったので、主役になるのを楽しみにしてました。
<blockquote>
目を閉じることさえできなかった。
茫然としている久貴に、竹中は面白そうに笑った。</br>
「いつも、そうやって目を開けているんですか?」</br>
「え・・・」</br>
「無反応は、あまり喜ばれませんよ」</br>
言葉と同時に竹中がキーを回すと、車の振動が伝わってきた。少し前のことなどなかったかのような顔をして、彼はゆっくりとパーキングから車を出した。</br>
久貴はずっと竹中の横顔を見つめていた。頭の中でぐるぐると疑問が渦巻いていて、何からどう問いかけたらいいのかわからない。見た目よりもずっと久貴はうろたえてしまっているのだ。</br>
ようやく言葉を発したのは、走り出してから数分経ったときだった。</br>
「さ・・・さっきの・・・どういう意味?」</br>
「特に意味はありません。たかがキスでしょう」</br>
「それは・・・そうだけど・・」</br>
確かにたかがキス一つ---しかも軽く触れただけのものだ。相手が竹中でなかったら、誰がこんなに動揺したりするものか。</br>
「恋愛感情などなくてもキスはできる。もちろんセックスもね。ああ、久貴くんにとっては、もっと神聖なものなのかな」
</blockquote>
後々の話で、実はこの時の会話に全て竹中の思惑が・・・。久貴は手の上で踊らされてるというか、思う壺。彼の答えや行動を計算して導いている・・・狡い男ですよね、竹中は。</br>
面白いくらいに久貴も罠にはまってるんですけど。「見た目は猫、中身は犬」な久貴。竹中の言動、行動に一喜一憂している様はまさに子犬。シッポが見えてる感じ。ずっと一途に思い続けてきた竹中を諦めきれずに、でも一度振られてるから・・・もう一度告白することもできなくて。久貴ならもっとイイ相手が見つかるだろうに、どうしてこんな複雑な男に・・・と思わないこともないですけど。でもこの後に「週末じゃなくても」を読むと竹中の印象が変わるはず。</br>
実際読むのは二回目なのに、引きこまれちゃうんだよなぁ〜。鍵シリーズは<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?link_code=ur2&camp=247&tag=makishome09-22&creative=1211&path=external-search%3Fsearch-type=ss%26keyword=%25E3%2581%258D%25E3%2581%259F%25E3%2581%2596%25E3%2582%258F%25E3%2580%2580%25E5%25B0%258B%25E5%25AD%2590%26index=blended">きたざわ 尋子</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=makishome09-22&l=ur2&o=9" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />先生の中でも好きなシリーズなので。実浩と雅人も登場してましたね。三人の三角関係・・・までは行かなかったけど、竹中のなかで実浩への想いは終わったようで一安心。結構この三人も関係も好きだったんだけどね。</br></br>
☆週末じゃなくても(書き下ろし)</br></br>
竹中視点のその後のお話+昔、久貴に告白された時の思い出話。</br>
この二人にとって車の中の会話というのは必要不可欠のよう・・・。
<blockquote>
竹中はふっと笑って、久貴の顎をすくい上げる。</br>
「お喋りはこのくらいにしましょうか」</br>
「けど・・・」</br>
「お預けを食らわせると、しつこくされて泣くはめになりますよ」</br>
やんわりと脅しにもならないような甘い言葉を吐き、竹中は眼鏡を外してテーブルに置いてから久貴の首筋に顔を埋める。</br>
「で、でもまだシャワーも浴びて・・・ないし・・・」</br>
「かまいませんよ」</br>
言いながらシャツの裾から手を差し入れ、まさぐっていく。室内は温度が高く、久貴も薄着になっていたから、このまま脱がせても問題はなさそうだ。</br>
まだ何か言いたそうな口を塞ぎ、シャツの中で敏感なところを弄り回す。柔らかな部分が、触れられることで硬くしこっていくのはすぐで、久貴の身体はあっという間に竹中の支配下に入り、小さく跳ね上がった。</br>
唇を離し、口で器用にボタンを外しながら、指での愛撫を与える。</br>
白くて綺麗な肌は、軽く吸い上げるだけで面白いように痕がつく。細いけれども不健康さは感じさせず、むしろ印象としてはしなやかという感じだ。</br>
乱れ始める息の間に、濡れた声がまじり始めた。普段はやや堅めの声に聞こえるのに、感じてみせるときの声は甘く、竹中の欲望を煽り立てる。</br>
「ここ・・・で・・・?」
</blockquote>
結構、久貴愛されちゃってるのね〜。あまり、言葉や態度に出さない竹中の気持ちが分かって、短いけどイイお話です。彼にとって”愛おしい”ってのが一番なのかな。可愛くて仕方がないって。密かに久貴優先に尽くしてるんだよね〜。</br>
竹中は久貴のことを”くん”づけで呼ぶんですけど、最中に”くん”づけで呼ぶ人は初めてのような!?・・・珍しいよなぁ〜。ずっと年下の久貴に対して敬語だし。</br>
久貴も過去に竹中に振られた後遺症か、時々ネガティブなことを言ったりしますが、その度竹中がフォローしてるのがイイですね。怒るでも、呆れるのでもなくオトナの余裕なんでしょうけど。</br>
少なからず久貴の友人の信は下心有りだと思ってたんですけど。竹中の判断は白だったようで。もっと竹中を嫉妬に走らせて欲しかったなぁ〜。その辺の信が久貴に対する友情とか、竹中の信に対する評価も書かれています。</br></br>
●シリーズ刊●</br></br>
<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?path=ASIN/4344802470&link_code=as2&camp=247&tag=makishome09-22&creative=1211">鍵のありか</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=makishome09-22&l=as2&o=9&a=4344802470" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" /></br>
<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?path=ASIN/4344802241&link_code=as2&camp=247&tag=makishome09-22&creative=1211">鍵のかたち</a><img src="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=makishome09-22&l=as2&o=9&a=4344802241" width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important; margin:0px !important;" />
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「鍵のありか」「鍵のかたち」リンク作品。竹中一博×安達久貴(23)。子供の頃から思い続けた竹中を久貴がオトスまで(笑)。みんな幸せになってよかったと安堵しました。これって(BL読みとして)あってる???