彼のあまい水 (幻冬舎ルチル文庫)

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著者 : 神奈木智
制作 : 奥田 七緒 
  • 幻冬舎コミックス (2005年7月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344806023

彼のあまい水 (幻冬舎ルチル文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ★3.5
    読了日:? 出版日:07/2005

  • 攻×攻のお話。
    どっちも攻なりに可愛かったです。
    へたれと意地っ張り。
    これもえろ少なく読みやすい感じでした。

  • どちらもタチということで、どんなんかな〜と思ったのですが、どっちも攻とは思えないくらい可愛いv甘々でよかったですv

  • ●あらすじ●</br></br>
    高三の百合沢史希は浮かれていた。久住迅人という7歳年上の恋人が出来たからだ。パティシエである久住の店でラブラブな時間を過ごす二人。そんなある日、史希は久住を押し倒したが、問題発覚。史希も久住も「攻め」だったのだ!!結局うまくいかなかった二人のもとに、それぞれの元カレが現れ事態は更に悪化。史希と久住の恋はどうなる!?</br>
    </br>
    ●感想●</br></br>
    甘いものが苦手なのに、厨房で次の日の仕込みをじっと待ってる久住が可愛い。序盤の甘々な二人が凄く可愛らしいのに、段々とすれ違って来ちゃって---長い痴話喧嘩・・・て感じかな。

    <blockquote>
    「どうぞ」</br>
    にっこりと微笑んで、彼は史希の反応を待っている。飼い猫に余り物を分け与えるように、その仕草は何の含みもない風に受け取れた。</br>
    「俺が、甘いものダメなの知ってるくせに」</br>
    「うん・・・でも」</br>
    ほんの少し拗ねた目で見上げると、久住の微笑みはいっそう深くなる。</br>
    「史希、舐めたそうだったから」</br>
    「・・・・・・」</br>
    「味わってみて。自信作なんだ、このクリーム」</br>
    それが、言葉通りの意味でないことぐらい史希にもわかっていた。だが、試されていると思うと、負けず嫌いの血がムクムクと沸き起こる。半ば挑戦的に見返すと、まるで我が意を得たりとでもいうように久住が微かに頷いた。</br>
    舌を出して、まず出来たてのクリームだけをゆっくり舐め取る。</br>
    まだ粗熱が残っているせいか、バニラビーンズの濃厚な香りがふわりと鼻腔をくすぐった。厳選した素材を使っているだけに贅沢な味がしたが、それでも苦手なことに変わりはない。史希は軽く眉根を寄せ、久住の人差し指が綺麗になるまで意地になって舌を動かし続けた。</br>
    「猫みたいだ」
    </blockquote>
    お互いのことを思って、傷つけないためならこの位の嘘はね、仕方ないと思うんですよ。騙そうと思ってついた嘘じゃないのだから。</br>
    でも史希は元々嘘のつけない子なんでしょうね。正直で少しお馬鹿。肝心なところで子供っぽさが出て、久住を怒らせる。</br>
    久住も本来はクールなんだろうけど、史希に振り回されて翻弄されてる。大人の余裕を見せようとするけど、抑えきれず史希に当たったり。
    <blockquote>
    「そうだね。セックスすれば変わるものは、確かにあるよ」</br>
    「だったら・・・」</br>
    「でも、変わらないものもある。史希、俺はお前と寝たい。さっきまでは、このまま抱かれてもいいかと思っていた。今だって、体は正直にお前を欲しがっているよ」</br>
    ほらね、と史希の右手を取り、久住は自分の欲望を服の上から確かめさせる。突然の行為に狼狽し、史希は自分の顔がみるみる赤くなるのを感じた。</br>
    「どっちが抱くかとか抱かないとか、そんなのはどうでもいいんだ。お前が望なら身体を開くし、俺のことを好きなようにして構わない、でも」</br>
    「・・・・・・」</br>
    「今の史希には魅力がない。重夏に対抗しようとか、他の面で出し抜こうとか、そういう気持ちが透けて見える。俺は、そんな相手とは頼まれたって絶対に寝ない」</br>
    茫然とする史希を押しのけて、久住は強引に上半身を起こす。取りつく島のない表情に、彼を完璧に怒らせてしまったことを史希は知った。</br>
    「子ども過ぎるよ、史希」</br>
    一番言われたくないセリフを、最悪の場面でぶつけられる。</br>
    「セックスで溝を埋めるには、俺たちの気持ちはすれ違いすぎている。史希が焦るのもわかるし、重夏について俺に非があるのは認めるよ。でも贖罪の気持ちでお前とは寝たくない。まして、重夏が寝起きしてる場所でなんて・・・悪趣味もいいところだ」</br>
    返す言葉が、何も思いつかなかった。</br>
    腕の中から逃げた相手を、取り戻す術も見つからない。</br>
    何度も絶望的な気分を味わってきた史希だが、今度こそ這い上がれそうもなかった。
    </blockquote>
    史希の元カレの望は一見、嫌な子なんだけど欲求に純粋で、本当に史希のことが好きなんだな〜って思う。望から告白して、本気になってくれなかった史希。自分からノンケの史希に迫ったことで、史希に対して強く出れなかったのが、史希の久住に対する本気を目の当たりにして悔しくなっちゃたんだろうな。状況からしてもカップルとしては史希×望の方がしっくりくるもの。最初は嫌いだった望も、段々可愛くイイ子に見えてくるから不思議。</br>
    望は好きなんだけど、重夏はちょっと苦手かな。望のベクトルは史希にちゃんと向いてるけど、重夏は久住と本気でやり直したいと思っているんじゃないのに史希との仲を自分の都合で振り回してるからかな。可愛さと、久住の優しさを利用していて狡いな、と。</br>
    史希も久住もなんだかんだ言ってもどちらも別れようとか、元カレに誘われても関係しちゃったりはしなくて、ただただお互いのことだけを真剣に考えてる姿は微笑ましかったですね。無理矢理、最後までしなくても徐々にやってけばいいじゃん!とは思いましたが・・・。結局、年上の久住が折れてやったって感じ?でも、結局はリバになるんだろうな。史希だってこのまま久住が折れた形でいるのを黙っていないと思うのね、意地とか責任感じたりとか。4,5年後にはもっと成長して史希がいい男になって、久住を翻弄して欲しいですね。その素質充分有りだと思うのですが。
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