サウダージ

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
3.53
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本棚登録 : 188
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344808188

感想・レビュー・書評

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  • 地球の裏側アルゼンチンが舞台です。異国情緒が皮膚感覚で伝わる快感に酔いしれました。アルゼンチンタンゴにマフィアときたら食指が動きます。ブエノスアイレスって響きがエロティックに聞こえてしまうのは、多分某映画のせいなんでしょうか。

    マフィアのアンダーボス×県警刑事。
    傲岸不遜な異国のマフィアに監禁緊縛されて調教される男前な受、という図になっていてワクワクしますが、ふたを開ければ王道ラテンエロなハーレク〇ンでした。
    受の朔弥は、はるか遠い国で攻様に身も心も奪われまくるけど、気丈にも堕ちることを潔しとしない確固たるプライドを持っています。首輪、媚薬でペットにされても、それは兄の命を救うための取り引きと肝に銘じてその関係を受け入れる様は、かなり男前で清々しいです。
    レオンの方も容赦なく朔弥を追い詰めているかのようで、非情の中にも人間味が見え隠れするのが魅力的。円陣闇丸センセのイラストがまたピッタリで、思い描くとおりのcpになってるのが作品の満足度をあげてます。ラテンな男レオンも素敵だし、タンゴのシーンや絡みシーンもエロスです。

    ご主人様とペットの関係がしだいにあまーくなっていくのは監禁モノではお約束だけど、かなりスリリングでハードな抗争もあるので辛口な場面も見所です。

    ずっと裸同然に鎖付き首輪ファッションの朔弥と、ビシッと黒スーツに皮手袋でHの時にも何一つ脱がないレオンとの対比はいかにもな陵辱スタイルで、激しくエロです。
    公開お風呂Hが萌えた。

  • 今まで読んできた作品は早目に濡れ場が来て(攻めが無理矢理組み敷くのが多かった)視聴者を引き付けるものが多かったけれど、この作品はそれの代わりにタンゴが使われていた。タンゴって相手の足の間に太ももをグワッと割り入れるんだね。足の付け根に、もう股間に付くぐらいグワッと。超セクシー!最高!
    鬼畜攻めによる監禁調教ものと後書きに書いてあるけれど、わりと緩い。セックスドラッグやら首輪やら使われた後に美味しいご飯を用意され、それを食べた受けが「この肉旨い 焼き加減、焦げ具合、最高だぜ!」とか言ったり。けっこう呑気!
    攻めもドSといいつつ甘い台詞を吐きまくるかなりの紳士でグッと来た。

  • 円陣さんの表紙に惹かれて購入。こういう芯の強い受けは好きなんですよね。

  • マフィアのアンダーボス×日本人の刑事

    <物語のプロローグ>
    舞台はアルゼンチン。神奈川県警生活安全部麻薬取締課に勤務する刑事が有給休暇をとって行方不明の兄を探しにアルゼンチンへ。以前そこで働いていたと思われるバーにはアルゼンチンタンゴの物憂い調べをバックに一人の男が立っていた。。。

    話のそこかしこに流れるあるアルゼンチンタンゴが効果絶大です。これを読む為だけにアストロ・ピアソラ(バンドネオン奏者・作曲家。いわゆるアルゼンチンタンゴ界の巨匠)のアルバムを買ってしまった。

    <姉妹本:アマンテ マフィアのボス×養子>

  • 仄暗い照明、物憂げなアルゼンチンタンゴの音色―。行方不明の兄を捜し、ブエノスアイレスへやってきた朔弥。わずかな手がかりを頼りに訪れた店で兄を知る男と出会う。レオンと名乗る端整な容貌のその男は、情報と引き替えに朔弥をタンゴに誘う。強引に踊らされ、兄がマフィアに追われていることを知るが、実はレオンこそが兄を狙うマフィアだったのだ。自分と兄の命をたてに朔弥は服従を強要され、レオンに身をまかせるようになるが…。

  • アルゼンチンマフィアのボス×行方不明の兄を探しに来た刑事

  • アルゼンチン人マフィア攻め(レオン)×男前日本人受け(朔弥)
    陵辱監禁モノ

    <あらすじ>
    アルゼンチンで消息を絶った兄に両親の死を知らせるべく、2週間の休暇をもぎ取りアルゼンチンへ降り立った神奈川県警刑事の志塚朔弥。
    兄が勤めていたというバーへ立ち寄った時にレオンという男にタンゴに誘われる。
    そこで聞いた兄の消息は「マフィアのアンダーボスを裏切り、追われている」というものだった。
    「命が惜しければ、今すぐ日本に帰れ」というレオンの忠告を振り切り兄のかつて住んでいたアパートを訪ねた朔弥は、マフィアらしき連中に囲まれてしまう。
    マフィアを振り切ったと思った瞬間、朔弥のこめかみに銃を当てたのは、レオン−彼こそが「マフィアのアンダーボス」だったのだ。
    朔弥を捕らえたレオンは、「兄を助けたければお前の人生をすべて俺に捧げろ」と言い、朔弥を性の玩具になるよう強要する。

    *************************
    傲慢鬼畜監禁調教モノかと思ったらそんなことはなかったぜ!
    あんまり陵辱感がないのは、朔弥がわりとあっさり耐えるからか。どうせなら耐えないで壊れちゃったほうが萌(ry
    攻様のレオンも最初は倣岸だけど基本的には優しく、マフィアとしても非道な手段を嫌悪しており人間的にもまとも。
    幸成との会話なんて拍子抜けしちゃったぜい。
    朔弥はかなりの男前受けで、最後は「おれについてこい」とまで…イイヨイイヨー。
    作中何度か描かれる、二人で踊るアルゼンチンタンゴがなかなかエロ切なく効いている。
    円陣さんの挿絵がまた素敵で…口絵の首輪された朔弥がこれまたエロい。

    華藤さんのほかの作品はそうでもないのに、これは体言止めや述語の省略が多くて読んでて文章に違和感があったかな。意識して文体を変えたそうだけど、意味は?

  • 改めて読んではまったww
    いろんな萌えが詰まっている上に、アルゼンチンタンゴの雰囲気が素敵。

  • タンゴの調べに乗ってラテンアメリカの世界へ
    旅立てます(笑)

    行方不明の兄をアルゼンチンまで探しに行った
    刑事がマフィアに捕らわれる愛憎渦巻く
    闇社会。屈辱に耐え、どんな状況でも己を
    失わない矜持は感嘆させられます。

    ねっとりと熱いラテンに浸りたい方にお勧め。

  • なんだかんだ好きだぜ!!
    円陣先生の絵もすてき(笑)

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