- Amazon.co.jp ・本 (275ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344810211
感想・レビュー・書評
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面白かったか、つまらなかったかというと、よく返事ができない作品。
内容としては好きなはずなのですが、李高延のキャラクターの深さが原因かと思います。
主人公サイドはいろんな目に遭って大変だったけれど、李高延の悪役ぶりがさっぱりしていて、「悪役はこうすればいいでしょ」という内容のものがさらっと描かれているため、どれだけ考先がかわいそうな目に遭っていても心が持ってかれませんでした。結果、牢獄の中でのあのプレイも熱がなくてさらっと…。あぁいったものを描くのなら、もっと濃厚に深く描かないと読者に求めていたものを得ることはできないと思います。
中原さんが描くおじさまは好きなんだけどなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
作者には、あまり向かないジャンルな気が・・・好みのジャンルなだけに『辛い』見方になっているのかもしれないけれども。
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[軍人×皇帝(皇太子)]
中国歴史ものです。
正規軍と叛乱軍
皇帝と軍人
色んな対立があります。
命をかけて守るというのは涙を誘うものです。
いいお話でした。
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☆あらすじ☆
自由もなく、周囲の意のままに生きてきた皇太子・春楊は、
ある夜、密かに抜け出した東宮の庭で
赤みがかった瞳の男と出逢う。男の名は孝先。
火眼虎の異名を持つ禁軍兵士だった。
閉塞的な生活の中、誰もいない庭で月を眺めることを
心の慰めにしていた春楊は、突然現れた男に恐れを興味を抱く。
強引に再び逢う約束をさせられ、その後も逢瀬を重ねるうち、
孝先の不器用な優しさを知り惹かれていく。
だが皇帝が毒殺されたことにより運命が大きく変わり始め・・・。