天使の爪痕 (幻冬舎ルチル文庫 た 1-9)

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  • 幻冬舎コミックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344810440

感想・レビュー・書評

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  • 再読。天使シリーズ第2弾。バーを経営する実業家・桐島✕ヤクザの息子・瀬ノ尾。2人の出会いは高校時代、15年かけた純愛です。このシリーズの中で一番好きなお話。瀬ノ尾の境遇が辛い、ゲイである事を知っていて父親にあんな縁談持ちかけられ、充也の事も酷いとしか言えない。泣きたいのに泣いたってどうしようもないと涙を流す事を諦めたまま生きてきた瀬ノ尾… 桐島もまた想いを秘め瀬ノ尾の居場所を作り続けて側に居ようとする。燃え上がるように一瞬で想いを弾けさせた2人には最良の選択だったんだろうな… ラストの余韻にじんわりくる

  • 天使シリーズ。
    啼く夜、のスピン。受けの兄の話。


    弟が復讐の為にきゅうちに陥った時、頼ったヤクザの息子は同級生だった男で、彼はずっと自分のことを好きで、、。
    同級生である、という立場を守るためか、受けの気持ちを上手にスルーする攻め。
    受けは受けが片思いしている事を知っている同棲相手がいるが、ヤクザである実家から戻って来いと命令されはじめてその同棲相手が組の意向だったと知り傷つく。
    そんな中、攻めが何者かに襲われ…。

    呆気ない幕切れでビックリの終わり方だった。
    これ、この後二人共幸せになれるんですかね?

  • うあー・・・泣いた。泣かされた。
    前作でもグッときましたが、今回はそれを越えほろほろと・・・。

    「天使の啼く夜」スピンオフ。
    純愛ですね。

    水商売オーナー×ヤクザの組長の息子(かたぎ)です。
    前作では主人公CPの受の兄として登場していた男が、今回の想われ人として登場します。
    ふたりは同級生で、受の片思い。
    自分にも恋人がいながらそれでも忘れられない男を、自虐的なまでに健気に想い続け、ひた隠しにし友人として振舞っています。
    どんどん追いつめられていく受の、攻に対する想いが切なくて切なくて・・・幸せになんかなれない立場に、破滅の足音が聞こえてきます。

    前作よりも受攻共に心の機微が伺えて、より引き付けられました。
    結末はそうくるかー!と、ちょっとびっくりしましたが、嬉しくもざわざわする気持ちでいっぱいです。ハッピーエンドなんですけどねぇ。
    ・・・幸せになれますように!!

    天使シリーズ(全3巻)
    1.「天使の啼く夜」
    2.「天使の爪痕」
    3.「天使の方羽」

  • 天使シリーズの第2弾。
    『天使の啼く夜』のスピンオフで、田宮の兄、桐嶋とその同級生瀬ノ尾の話。
    内容は、前作のその後となる。

    ストーリーとしては、3部作の中で一番好きな感じだけど、
    少し物足りなさを感じたまま終わってしまった。

    3部作完結編の『天使の片羽』を一番最初に読んでしまったから(結末が分かっていた)かもしれないけれど…

  • 天使の啼く夜の続編、その後から始まります。
    前も良かったがさらに良かった。好きです。
    前作でブラコンだった桐嶋はかっこよく、893の息子という境遇に縛られ、桐嶋を思う瀬ノ尾にはキュンと来ました。
    最後までどうなるの?と心配でした。

    表紙買いでしたがどう見ても桐嶋の方が893だよね。

    以下ネタばれですが
    手に手をとっての逃避行はもう純愛です!
    あなた達、高校の時から両思いでしょうが!この甘さがツボです!!

  • 続きものとは知らずに読んでしまったので、登場人物が良くわからなかったが面白かった。幸せになれば良いね。

  • うまい。のれた♪スゴいwwあれだけのものを捨てて行けるなんて!しかもブラコンなのに!www カッコ良すぎだww惚れる〜

    立場に振り回され続ける弱い瀬ノ尾、冷たいほどに力強く生きる対照的な桐嶋。やり場のない心理描写、ハッキリ拒絶しながらも友人として振り切らない態度、読んでてグラグラできた。

    先行きがとてつもなく心配だけど…。前回の伊佐と田宮は少し出てきてどうにかねwww 次のも楽しみ〜

  • あらすじ:瀬ノ尾聡明と桐嶋東吾との出会いは高校時代。ヤクザの息子ということで荒れていた聡明は、自分を特別視しない東吾を意識するようになる。実質一緒にいたのは数ヵ月だったが、東吾への想いが恋だと自覚した聡明。その想いを秘め、今は東吾とはたまに会う程度で優しい恋人もいる。しかし、東吾への想いは薄れず、さらに強くなっていき…。

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著者プロフィール

1999年9月商業誌デビュー。シリーズものを多く手掛ける。

「2018年 『仮面皇帝と異界の寵妃 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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