- Amazon.co.jp ・本 (383ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344812888
感想・レビュー・書評
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これで玄上作品コンプ。モフモフケモ耳・人造神という苦手意識でとっておいたんだけど、あっさりいただけた。和菓子作りと祭礼描写が特に楽しい。子狐の大きな尻尾が成長とともに萎れていくのが哀しかった(そこ?)同人誌はメインより好きな征士郎と鞘の若き日、幸せな話で涙でる。
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キャラの心情がとても繊細に丁寧に書かれていて、颯太や凛の一途な思いがとても感動できます。ただ、丁寧に書かれている分、凛や鞘の苦しみや存在が物凄く痛くて個人的にしんどかったです。
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相変わらず少々SFですが普通に切ない恋愛のお話でした。
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可愛いんだけれど、切なくてそして攻めの颯太の壮大な夢を長い間思い続けて叶えたっていうのがすごく素敵な純愛モノでした。 そこから出る事が出来ないし、自分の存在意義すらないような狐の凛をずっと欲してくれた、存在意義を与えてくれていたのは颯太ですからね。 神様でありクローンで狐の凛。詳しい事は全然知らないくせにそれでも凛だけを思い続けた、求め続けた颯太に拍手を送りたいですね。
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うーん。なんというか、微妙。作中に出てくる<<きつね>>の真実味が私にはあまり感じられなく、そのためその悲劇性に心底共感できなかったです。
前の「篝火の塔、沈黙の唇」の方がよかった。 -
純粋な想いで、貫く愛に泣けました。素直にいいって言えます
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表紙の可愛らしさで玄上八絹の本を初めて購入。内容も可愛らしくて元気で1番のお気に入りになりました。でも鞘のことを想うと涙が・・・凛は長生きして欲しい!一水先生、頼んだよ!
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【あらすじ】
満月の夜、神社の格子越しに美しい金色の「神様」を見て以来、神社に通う小学生の颯太。颯太が見たのは、「神」のレプリカ「きつね」だった。ある日、先代の跡を継ぐため社にやってきた「きつね」の凛は「神様」を呼ぶ颯太の声に我慢できず答えてしまう。やがて颯太と凛は心を通わせるようになる。存在すら知られてはいけない「きつね」と人間の恋の行方は…。
【感想】
征士郎(神主)に手作りの和菓子を強請る凛の可愛らしさに、ただもう撃沈 & 颯太の強運っぷりにひたすら脱帽。
先輩《きつね》の鞘と征士郎の詳しい話は番外編で読めます。こちらはもう切なくて切なくて…。泣かされました。最後のほうでは、ちょっと紫の上(『あさきゆめみし』バージョン)を連想したり。オススメです。
《わんこ》と主の五係シリーズ(『しもべと犬』『茨姫は犬の夢を見るか』)にも一水先生(人形師)によりリンクしています。
《オリジナル》の話も是非読みたいです!
【番外編】
『君棲む空に花びらの舞う』(同人誌)
『金の歳時記』(同人誌・未読)