天使の片羽 (幻冬舎ルチル文庫 た 1-14)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
3.58
  • (11)
  • (16)
  • (39)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 137
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344812932

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 再読。天使シリーズ第3弾完結編。桐島たち同様に加治に恨みを持つ・志水とその敵の息子・陽一。この話も切なくて好き… 家庭教師と生徒として出会った2人、腐っていた頃初めて自分自身を見て言葉をくれた志水に一途に想いを募らす陽一が健気です。泣きながら志水を抱くシーンはこちらも胸が痛くなった… ラストの「先生!」に陽一の気持ち全部がこもってる気がして涙目になった… 3作通して同じ事件が背景にあるわけですが主人公たちの囚われ方が皆違ってそこも面白い。そしてシリーズ通し奈良さんの絵が本当に素敵でため息出ちゃう♡

  • 天使シリーズの第3弾で完結編。
    『天使の啼く夜』で田宮のお世話係をしていた志水のお話。

    この3部作の中でこれを一番最初に読んでしまったので、
    『天使の片羽』だけでも内容は分かるし話もよかったけれど、
    伊佐×田宮、桐嶋×瀬ノ尾の関係については、それを知っていた上で読んだ方がよりよかったと思う。

    ただし、これを先に読んでしまうと、『天使の爪痕』の結末が分かってしまうし、
    話の途中では桐嶋×田宮かと思っていたのに違ったので、ちょっとがっかり感(笑)

    そして、陽一の気持ちはよく書かれていると思ったけれど、
    志水の葛藤はいまいち伝わってこなかった。


    余談になるけれど、
    『天使の片羽』を読んだ後に前2作を読んで、
    桐嶋×瀬ノ尾は納得&瀬ノ尾の気持ちが通じてよかったって思ったけれど、
    田宮にはやっぱり東吾…と思ってしまう(^_^;

  • 良かったううう。前作で予想ついてたはずなのに陽一の歪みきれない素直さと志水の感情を殺した複雑な葛藤がとてもイイ!!

    ショック過ぎて激することも出来なかったからあれなんだろうな。だけどお互いが救われる相手であって…。展開素晴らしい。

    シリーズで三組登場したけど、それぞれの立場でキャラが分岐点になる出来事を乗り切っていく様が読み応えあった。

    「天使の啼く夜」「天使の爪痕」「天使の片羽」ストーリーは繋がってるから順番に読むのがいいと思う。

    とーちゃん、悪役全うしてたなww兄ちゃんどこいったーー!ちょっと兄ちゃんのその後が出てこないかなと期待したけどなかったww潔いキャラだから仕方ないかww

  • あらすじ:勤務先の予備校が倒産して求職中だった志水貴大は、加治陽一という少年の家庭教師を任される。それまで両親に反発し、荒れた生活を送っていた陽一だったが、自分をまともに扱ってくれる志水にだけは心を開くようになる。志水もまた、両親を自殺で失って以来閉ざしたままだった自分の心が、陽一によって癒されるのを感じていた…。

  • リンクしたシリーズの最終巻だったのですが、こういうリンクのさせ方はBLでは珍しい。
    その点が面白くて3作品共購入しました。

  • 「天使の啼く夜」「天使の爪痕」に続く第三弾で完結編。志水の恋です。

全11件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1999年9月商業誌デビュー。シリーズものを多く手掛ける。

「2018年 『仮面皇帝と異界の寵妃 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高岡ミズミの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×