愛する人に。

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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本棚登録 : 221
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344815131

感想・レビュー・書評

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  • 人を好きになると、すぐに不安に苛まれてしまう私。
    自分に自信がないからだって、理解っている。
    占いに頼ってしまうのは、そんな自信のなさの表れで、
    私は不安を消したかったのだ。
    だけどこの本に出逢って、
    私に本当に必要だったのは、占いの結果という気休めなどではなく、
    その不安を受け入れるだけの、タフなハート。それを手に入れる方法。


    不安は”悪”ではない。
    ひとまず、その不安を受け入れてみれば見えるものがあるということを
    この本は、教えてくれた。

    視点が変わると、すっと心が軽くなる。
    そうすると、道はいとも簡単に開いてしまうのだ。

  • 占い師としてのゆかりさんの元に届く、たくさんの恋愛の悩みや相談。それらに一人の人間としての想いや考え、メッセージを綴った本。

    恋愛すれば誰もがぶち当たりそうな悩みが揃っているから、その悩みの当事者になってしまって周囲が見えなくなってしまったようなときにも、冷静さを取り戻すための良い薬になってくれる。

  • ゆかりさんの文章が、少し若い。愛について、熱くまた静かに語られている。愛は、自分の強さや弱さを引き受け、他の人にも引き受けてもらうこと、なのか?
    ゆかりさんのようになりたくなって、いろんな本を読み見返してみたくなった。
    道に迷いそうになったとき、読み返してみたくなる本だった。

  • 作者の占いが、やさしく背中を押してくれるようで好きなので、購入。
    恋愛はもちろん、生きていく上での考え方、捉え方、という点で、凝り固まっていたものがほどけていくような言葉に満ちている。

    恋は、どんな恋でも、自分の心を外界から隔てる皮が破れて、相手のほうに心が手を伸ばすようなできごとです。恋を失うことは、伸ばした手を切断される、ということです、とか、

    自分からアプローチする片思いは、待っていても相手が好きになってくれることなどあり得ない、というある種の絶望、とか、

    恋は、「今は足りないけれども、そもそも自分の中にあるべきもの」という不思議な何かを、相手が刺激したときに発生するもの、とか、

    複数の異性と付き合う人は、恋をしているようで、実際のところ、「お気に入り」を選んでいるだけ、とか、
    それでも、相手のことがどうしても気になったりするなら、そこには、あなたと相手をつないでいる「何か」がある、とか、

    独身者は子供っぽく見える、という人はたいてい、その「子供っぽい相手」の中に自分の弱さを見ている、つまり子供を引き受けることができないほど、自分もまた幼い、とか。

    人と人との関係性について、考えさせられた。

  • 愛情について詳しく読みたかったのだけど、どちらかというと恋のお話だった。

  • 人は恋をすると、罠にかかったかのように、もがき苦しみます。なぜ、罠にかかってしまうのか?なぜもがき苦しむのか?その辺りがストンと腑におちる本だと思います。

  • 恋が生まれるには「横顔」が必要。
    愛とは相手の「無力」に手をさしのべること。

    ゆかりさんらしい名言がたくさん。

  • 続きを読んでから読みなおしてみる。

    前に読んだ時はかなり泣いたような記憶が・・・。

  • 感動した。さまざまな愛があることを再認識した。

  • 恋に凄く悩んでいる時に購入。石井さんの言葉にとても癒されました。

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著者プロフィール

職業、結婚、進学……
人生の岐路で、あなたはなぜ「そっち」を選んだのですか?

喫茶店店主、写真家、女子高生など、さまざまな職業の人に、何の予備情報もないまま出し抜けにインタビューをしていくことになった著者。
初対面の人たちに聞いた話を元に、私小説のように綴られるそれぞれの「選んだ理由」と、そこから見えてくるものとは?


どういう仕事に就くか、誰と一緒に生きるか、どこに生きるか、どう生きるか。誰もが、人生で幾度も選択を重ねていく。このインタビューシリーズを通して、「どれを選んだか」もさることながら、「なぜそれを選んだか」「どういう経緯でそれを選ぶことになったのか」が、人によってまったく違うことに気づかされたのだ。さらにいえば、「なぜ選んだか」という基準が、その先で「どうなっていったか」ということと、大きく韻を踏んでいる、とも思えた。――はじめにより


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「2016年 『選んだ理由。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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