シンプルライン (幻冬舎ルチル文庫)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
3.10
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  • (2)
本棚登録 : 139
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344815513

感想・レビュー・書評

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  • ぐだぐだで、何も響いてくる物がなかったな。

  •  連れ子同士で、一時期、血の繋がらない兄弟として生活をしていた圭一と孝之。
     十年後、大人になって偶然再会した二人は、改めて兄弟のような不思議な関係を築き始める。
     週に何回か、圭一の家により食事をしていく孝之。
     そんなある日、孝之が圭一の家に泊まろうとした事から、その均衡が崩れる。
     弟だった孝之への恋心を自覚していながら隠す圭一と、兄だった圭一への想いをストレートにぶつける孝之。

     しかし圭一にはどうしても孝之を受け入れることができない理由があって――。

     という話でした。
     全体的にちょっと曇り空みたいなちょっと沈痛な空気が流れてる話。重い……かなー……?
     でも、何だろう鬱々としてるってほどまでは重くないです。
     多分、圭一の心境的には「鬱々」まで重いんだと思うんですが、そうならないのはあくまでも作者さんの書き方のうまさかなー……と思います。

     結局のところ、圭一の悩みというのが、自分と孝之は血がつながっているんじゃないか? っていうところだったんですけど、実際繋がってたとしても、あんまり関係ないんじゃ……って思ってしまうんですけど……。
     だってねー、男女だったら、ぶっちゃけるとどんな避妊方法だって完璧じゃないし、万が一子どもができたら……っていう恐れがあるからあれですが。
     男同士ならそれはないしなー……と。
     そもそも生物学的うんぬんかんぬんから外れちゃってるから、そんなに気にする事無いんじゃ……? っていうのは、ダメかしら……?

     すいません、話が逸れました。
     最終的には、圭一は自分の想いをストレートにぶつけてくる孝之にほだされて。
     後、血が繋がっていない事もほぼ確定して、くっついてハッピーエンド。

     ちょっぴり背徳的な味のする少し暗めのお話が好きな方はぜひどうぞ。

  • 杉原理生ってこういう執着と焦燥がすうっと膜を張っていていつ裂けてしまうかぴりぴりとした緊張感が漂う切ないお話がとっても上手。しかも弟攻め。たまらん。

  • なんというセンシティブ!ふおぉ!しっとり病んでるだ!
    読後感いいなあ。私こういう読後感は提供できないからもの凄くほあああ!ってする!ほかのも読んでみたいなー

  • 【あらすじ】
    連れ子同士で、一時期血の繋がらない兄弟だった圭一と孝之。10年後、大人になって再会した二人は、改めて兄弟のような、友人のような、不思議な関係を築き始める。弟だった孝之への恋心を自覚していながら隠す圭一と、兄だった圭一へ想いをストレートにぶつける孝之。しかし、圭一にはどうしても孝之を受け入れることができない理由があって―。

    【感想】
    作家買い

  • ★3
    読了日:? 出版日:01/2009

  • 【あらすじ】連れ子同士で、一時期血の繋がらない兄弟だった圭一と孝之。10年後、大人になって再会した二人は、改めて兄弟のような、友人のような、不思議な関係を築き始める。弟だった孝之への恋心を自覚していながら隠す圭一と、兄だった圭一へ想いをストレートにぶつける孝之。しかし、圭一にはどうしても孝之を受け入れることができない理由があって―。

    受から語られる攻の子が、とてもやさしい。

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