- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344817128
感想・レビュー・書評
-
たった1人の家族。その大切な家族を失うかもしれない。それはものすごく怖いことだと思う。ましてや頼っていい人がいない中では。
周りに自分達のことを心配してくれる人がたくさんいるのに、頼ることができない玲一。素直になればいいのに...。と思わなくもないけれど、それが自分や桃子を守る方法だったのだろうとも思う。これからは少しずつでも他の人に頼ることを考えて欲しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
玲一が亡くなった姉から引き継いだカフェの前に倒れていた男は自分の帰る場所がわからないという。
仕方なくがいつのまにか居ついてしまった西崎を嫌いにはなれなかったが、彼を見ていると征一を思い出す。征一は死んだ姉の夫であり、一緒に暮らす姪の父親ではあるが、彼もまた記憶を失ってカフェに拾われた男で、そして一緒に暮らして2年後に行方を眩ませたのだった。
そんな折、土地買収に絡んでイヤガラセを受けたり、姪の父親で死んだという「征一」の父が姪を引き取りたいと言ってきたり。すべてを自分でどうにかしようとする玲一だったが、なかなかうまく事は運ばず・・・。
結局玲一と西崎は「くっつく」というところまでは行きませんでしたが、十分に読み応えのある一冊でした。玲一も極端に卑屈というワケでなく、まわりの人も極端に親切というワケでもなく。
自分の立ち位置で精一杯がんばる人たちの物語になっていると思う。続編でラブラブに期待。 -
09年7月刊、腐倉庫蔵書続編あり
-
途中、さらりと転換する場面に一瞬ついていけない事がありました……。所々で状況が判り難い部分があったのが非常に残念。
それでも、主役は勿論、脇を固めるキャラクターの描き方がとても上手いんだと思いました。時に主人公を喰う程個性が強かったりするのも、魅力の一つなんでしょうね。
おばあちゃんとの遣り取りが胸を衝きました。 -
受、不幸設定だな…そして不幸に向けて突っ込んでいく。
この巻だけではハッピーエンドでなくて続編あり。 -
アニメイトで表紙見て一目ぼれして
どっかで買おう買おう思ってた作品。しかし未だ積読状態。 -
攻の忍耐力がすごいこと(笑)。ずっとお預け状態をくらっています。
受は健気で椎崎さんらしいなーと思いながら読んでいました。姪っ子が可愛い。