- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344817869
感想・レビュー・書評
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生き別れになっていた双子の弟の死を隠すために
弟と偽って恋人になるって設定。
お話のキーとなる、弟の存在がネックになっていて
読んでいてハラハラしました。
しかし、弟はいったいどんなキャラなんだろう。。。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
設定的にはツッコミどころ満載。
それが気になるヒトはだめだろうなぁ、これ。
だけれど、やっぱ好きだよ、この切なさ。そこだけやたらとリアル。
私は大好きだ -
★3.0。死別という過去を抱えた攻への恋という設定はどうやったって切なく思えるし泣けてしまう。弟の残り香に苦悩する受の心情が痛ましく、攻がけじめをつけてくれて良かった。しかし、「切ない」と「萌え」はイコールではなく…。弟と攻の関係、作中での妻子や弟の扱いなど、納得出来るような出来ないような微妙な気持ちで、あまり攻に魅力を感じなかったのもあり完全に萌えるには至らず。また、個人的に攻が子持ちだったのも苦手だけど更にその子まで亡くしたという設定は重すぎる。いつもながらあとがきの話を見たいんですが(笑)
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オーストリア、ウィーンなどを舞台とした作品です。
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好みな方かな。無茶ぶりで重い。展開が見えてるようで想像し難くガツガツ読んでしまった。
画家は人柄の温かい感の良いキャラで野獣化は好物w頑張ってたなぁ。 脇の山口が仕掛け人で食えないキャラなのが面白いw 受けは、これでもかってくらい繊細!受けにとっては心理的にキツい運びだったな。
生き別れた双子、複雑な関係で。あれだけ亡霊にとり憑かれたかのように恐れ想うのは、弟を愛してたんだな~ってヒシヒシ感じた。
失いながら、やっと気付く人との繋がりの貴重さとか、孤独、あるなぁと思って。
自分の半身の元恋人を好きになるって…そりゃ複雑な心理作用しないはずもない。一般的には共感されにくいマイナー思考かなと思うけど、今回は理解できなくもないなと。前に読んだのも違うマイナー思考で難しいなと思ったので。先生後がきで妄想ノンストップww -
初出
うたかたの恋――小説リンクス10月号(2007年)掲載作品
ひらいた扉――書き下ろし