- Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344818972
作品紹介・あらすじ
大切な石霊「ジァン」を悪徳商人のホッジマンに奪われた復讐に燃えるテオと、今は王子の右腕として活躍する幼馴染みを追う少女アル。「相棒」として互いを認め始めた彼らだったが、ついに見つけたホッジマンを追って、テオはアルと道を分かつことを決意する。テオと別れたアルは、幼馴染みのいる宮殿へと忍び込み、そこで「氷姫」と出会う。彼女の手には、テオがホッジマンに奪われた石霊があった。
感想・レビュー・書評
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大切な石霊「ジァン」を悪徳商人のホッジマンに奪われた復讐に燃えるテオと、今は王子の右腕として活躍する幼馴染みを追う少女アル。「相棒」として互いを認め始めた彼らだったが、ついに見つけたホッジマンを追って、テオはアルと道を分かつことを決意する。テオと別れたアルは、幼馴染みのいる宮殿へと忍び込み、そこで「氷姫」と出会う。彼女の手には、テオがホッジマンに奪われた石霊があった(「BOOK」データベースより)
後半もアルは大活躍だなー。
パースニル配下の虹の民と火山の民の族長ズや、草原の民のダージボーグ王子、川の民のクパーラなんかがいい味出してるし。
リースに比べて活躍度が低いなぁと思っていたテオも、ラストは大活躍したので一安心。
ジァンクルとして大切な事も学んだしね(ただジァンの存在って必要だったか??イマイチその存在の意義が見出せなかった・・・。他のものでもキーになる事ができたような気が・・・)。
ラストもありきたりな大円団じゃないとこがよいな。
ハモン王怖ー、さすが長く王朝を守ってきた王様っすね。
バカ息子トバルの最期も、彼らしいヘタレっぷり。
ウニベルチェの方が潔かった分、彼のヘタレぶりが際立ちましたね。
氷姫プリディオーネ、リース、テオ、アルの4人がラストどうなるのかと思いましたが、ちゃんとうまくまとまってよかったです。
王朝の行く末とかどうでもいいけど、ラブの部分はハッピーエンドじゃなくっちゃね!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
下巻。リーサイオンの、巡察使としての仕事ぶりの描写が増える。リースの属する「ウニベルチェ派」、南の藩主、東の藩主、ハモン王とその王子トバル、「虹の民」「火山の民」、話しが複雑になり始め、登場人物も増えてきてそれぞれ行動を始めたので、ぼーっとページを繰っていたら話を見失った。
2巻で完結するのは無理があったのではなかろうか、というのが読み終わっての感想。争いは沈静化したし、話としてきれいに終わっているのだけど、そこへ至るまでの人物同士の交流とか、心の動きがあまり書かれていないので、終わり方が唐突な感じがした。アルとテオの関係にしても、リーサイオンや姫の思いにしても、もうちょっと下地があったほうが納得が行ったろうな。恋愛要素として誰と誰がくっつくのか、終わりまでわからないのも面白いかもしれないが、成就した時の達成感のようなものは、読んでいて感じられなくなってしまう。たまに匂わせてくれないと、とってつけた感は否めない。
ともあれ、2巻が出てすぐ手に入れ一気読みした。怒涛の展開で楽しめた。 -
2010/04/02:怒涛のように次々試練が襲来するわ、やることはことごとく裏目に出まくるわ…な主人公たちに、ハラハラでした。
無事完結してよかった。