蒼穹の剣士と漆黒の騎士 (リンクスロマンス)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344819429

感想・レビュー・書評

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  • 大国の支配する国の中で生きる少数民族の攻と受。
    攻は褐色の肌と独特の慣習を持つ民族、受は鳥と人とのハーフで羽を持つ民族。
    気位が高く見た目も美人な勝気受は、鳥人族を率いる長です。
    その辺のBLの女性と見紛うような……までは同じ設定ですが、なんといっても男らしい受です。
    見ていていっそ清々しいくらい、男らしい。
    攻も寡黙で少し強引で、もう萌えツボが刺激されまくりました。

    ストーリーもリンクス得意の2段組でみっちりガッツリ。
    ファンタジーの中でも、これは結構冒険したなー……というような。
    霊長類と鳥類のミックスである鳥人たちのこどもは『たまご』です。
    しかも年に二回の『発情期』以外はものの見事にその気になりません。

    BLとしてどうよ……?

    って感じなんですが、オヤクソクの媚薬も登場し、ちゃんとBLしてます。
    ただちょっと残念なのが、ラストが急ぎすぎた感があるというか。
    もうちょっとじっくり読んでみたかったので、上下巻で出しても
    よかったのになーという感じ。

  • ファンタジー。
    王家に仕える騎士団と鳥人たちの話。
    そりの合わなかったユーゴと狼炎。
    ユーゴが1週間以内に死ぬと王の妾のベリーニに宣託された。
    ユーゴを守るために狼炎は手を尽くし、そこから絆が深まる。
    そして、王を操るベリーニを倒すため皆で立ち上がる。
    まぁ、そこそこ出来たファンタジーかな。という感じ。
    物語の尺もキチンとしててバタバタした感じもなく、丸く収まった話かな。という無難な感じかな~。

  • 異世界ファンタジーでつもの夜光さんと雰囲気ちょっと違う。セックス方面の知識の無いユーゴをうまくたらしこむ狼炎はえらい!!
    でも、ユーゴに卵ができなかったら残念よね。

  • 夜光花さん初の本格派ファンタジー。二段組みで生き生きと鳥人族の長、ユーゴを描いています。この繊細な外見に反してさっぱりした闘いが何より好きなユーゴの性質が爽快で、グイグイ読み進められます。対するアフリ族の騎士・狼炎も愚直でいいです。
    まだこの世界観で話がいくらでも作れそうなので、もっと読みたいな。
    活劇あり、謀略ありでドキドキするのに何処か哀愁漂うのは、滅びゆく種の未来が暗示されているせいでしょうね。とても好みでした。

  • 夜光花さんの作品は一応全部チェックしとかないと・・・。ファンタジーBLです。面白かったですよ。

  • あんまりファンタジー物って読まないんですが、これは楽しんで読めました。

    受けが綺麗なのに男らしい、ってありがちですがこれは好きだったな。

    世界観がしっかりしていて良かったです。

  • 神と崇め奉ってるユーゴに、ちゅーしちゃっていいのか?あまつさえ、媚薬まで使ってしまっていいのか、狼炎?絶滅の危機に瀕しているというのに、発情の相手が鳥人でもない、しかもオトコである狼炎でいいのか、ユーゴ?いいんです。BLだから。というか、BLだから必然なんですよね。ユーゴの翼が性感帯だったらもっと美味しい描写が読めたかなと思います。寿命の違いの切なさは語られてないですね。もしかしたらユーゴは普通の鳥人とは違うということなので、長生きなのかも?だったらいいなぁ。

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