背中合わせでキスを (幻冬舎ルチル文庫)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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本棚登録 : 97
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344821378

感想・レビュー・書評

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  • 亀だ。亀なのよね。wwなかなか胸キュンで萌えました。2度読みました。いいですねー。前半の彼の抱える懊悩がチラチラ見えて、でも、主人公と一緒に「なんでだよー」と怒ってみたり。感情移入バンバンできます。好きです。

  • ★4.5。幼なじみ!ライバル!再会!ケンカップル!の醍醐味が詰まった美味しい作品でした。
    お互い負けず嫌いで意地っ張りな幼なじみが、思春期になり微妙に関係が変化してしまう様子がたまらないですね。
    受視点ながらも、攻が明らかに無自覚な受を意識している様子が丸わかりなので、ニヤニヤが止まりませんでした。
    実は意識どころかとんでもなくエロい事まで考えていたムッツリ攻にも萌え。
    ベッドシーンでは攻の方が余裕で、意地っ張りな受が可愛らしい。
    ただ、結婚は攻の意思で取やめて欲しかったなあ。そこがヘタレ。

    安曇先生個人サイトにて番外編SS読了。 お漏らし!お漏らし! 杉原理生先生『恋の記憶』でも小学生時代のお漏らしエピソードあるけど、攻が受のお漏らしに欲情するシチュになぜか萌える。 本編で微妙にヘタレだった攻が、いい感じに受に首ったけで変態になってて良かった。

  • 気持が丁寧に書かれていて好感が持てます。
    好きなのに10年も会わずに逃げてる攻めはどうかと思いますけど。他の女と婚約までしてるし。

  •  幼い頃から何かにつけて張り合いながら大きくなった二人を周りは「いいコンビ」というが、本人達は「とんでもない!」と思っていた。
     ライバル意識を持つあまり素直になれない二人。
     中学三年の夏、郁弥は皓の様子に微妙な変化を感じていた。
     それは今まで同等だと思っていた二人の間に距離を置かれたようなそんな違和感だった。
     ある日、体育の授業でサッカーをやった時に、二人の競り合いになり、突然、皓が手を抜いたように郁弥は感じた。
     それが原因で、いつもどおりのはずのケンカをしたが、数日後、皓はそのまま突然、転校してしまう。

     そのまま十数年の歳月が流れ、大人になった郁弥は皓が引っ越していった横浜から程近い、東京でデザイナーの仕事をしていた。
     そんな郁弥が仕事で組むことになったイラストレーターの婚約者として現れたのが皓だった。
     突然のことに驚く郁弥。一方、郁弥の取引相手でもありながら、秘密の恋人でもあった佐久間にけん制をかけるようなことを口にする。

     というような話でした。
     二人は最後まで意地っ張りで、ギリギリのところでおいしいところを軽トラ王子に全て持っていかれたのがなんとも。
     それでもキレイに収まってくれたのが、よかったです。

     個人的に、読んで少し経った後にじわじわくる作品でした。
     前半は二人がケンカ別れするまでの中学生の頃の話で、後半は二人が再会してからの話。

     中学生の頃の話は、思春期を迎えて片方の気持ちのベクトルが変わり始めて、片方も変わったのは気が付いているのだけれど、それがどういう意味での変化かわからなくて、結局はケンカになっちゃって。
     そのケンカが、相手が転校してしまう、という中学生にしては取り返しのつかない結果に結びついてしまう甘酸っぱさ。
     それが恋なのかどうかはおいておいて、すっごく覚えのある感情で、切なくてよかったです。

     そして後半は、大人になったにも関わらず、その相手の前だけは変わらず意地を張ってしまって。
     自分の気持ちを上手に伝えられなくて……という甘酸っぱさ。

    「大人になったから」と言って器用に振舞えるもんじゃないんだよね、と思うと共感もひとしおでした。

     欲を言えば、郁弥が佐久間と別れるところのシーンが、もう少し別の形であればよかったかなー……と思います。
     元妻から復縁を迫られて、佐久間は復縁を断っていたのに関わらず、郁弥は「子どものために」と言って、佐久間に復縁を勧めるんですが。
     うーん……。
     親と子が一緒に暮らしたほうがいいから、という理由で佐久間に元鞘を勧めるのは違うような気がする……というように思ってしまいました。
     まぁ、一度は夫婦になった相手だから、一緒に住むのはダメじゃないのかもしれませんが、私としてはそんなに簡単に割り切れないんじゃないかなー……と思います。
     しかも、向こうから別れを告げたのにも関わらず、向こうから復縁を迫るような女って……。
     私だったら嫌だなー……と思ってしまうのは、心が狭量すぎるでしょうかねぇ……。

     なんだか、余り郁弥を悪者にせずに佐久間と別れさせるための設定のような気がして、ちょっとうーん……だったように思います。
     いわゆるBLにありがちな「女の人がみんな悪い」的な何かなのかな、と。

     他がよすぎたためにちょっとそこがもったいなかったです。
     ただ、それについてはちょっと引っかかるくらいなので、普段よりも高めの点数を文句なく付けさせてもらいました。

  • 負けん気が強くて、意地っ張り同士の10年越しの恋の話。なかなか素直になれなくて、すれ違いになってしまうところが切なくて良い。
    結果オーライなんだけど、二人ともゲイだったというのはなんとも・・・。

  • 最後が物凄く甘くてきゅんきゅんした!\(//∇//)\
    両方とも可愛い。思いが通じあってからのコウのふみやへの一途な態度と言動とか、カミナリと蛙がダメなカッコいいのに何処かヘタレな部分とか。

著者プロフィール

安曇ひかる Hikaru Azumi
整体に行くたび「こうなっちゃう前に来ないと」とため息つかれます。令和も背中がちがちで突っ走るぜっ!

「2019年 『里山ほっこり恋愛日和 ~銀狐とこじらせ花嫁~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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