石井ゆかりによる2011年下半期の星占い。
下半期と言っても翌年以降のことも軽く触れられている。
石井ゆかり氏によると、年の半ばまで来たところで、これまでの道程や、これから先のことを考えてみたくなる時期、と言うのがこの本を著す理由らしい。
そして、ほぼ1年毎に各星座に巡ってくる木星の移動が、ちょうど6月頃ということもあるのだろう。
木星は成長を表す星でもあるらしく、それはその星座や各星座にとって新たなテーマを提示するタイミングでもあるのだ。
自分がこの本を買ったのは2012年に入ってからだった。
12年版を買おうか迷っていたときに、こういう本は旬を過ぎると安くなるため、試しに買ってみたのだ。
昨年の答え合わせをするつもりで読んでみたが、「確かになぁ」と思う部分も多かった。
そもそもこの本を読む以前に、氏のブログやホームページなどを見ていたので大旨わかっていたのだけど。
昨年は自分の属する牡牛座に木星が入った年だった。今年の6月まで続いたのだけど、その間の本当にめまぐるしいこと。
色々大変だった。で、そう言うようなことが書いてあった。
主に前半で何か例え話をして、下半期はこんな形でこうなるでしょう、と言う解説に入る流れ。で、時期的にどういうことが起こるか、と言う解説に入る。
時期に関する詳細はホームページで無料公開されている年間占いに若干付け足した程度かなあと個人的には思う。
その他の星座は詳しくは読んでいないけど、基本的にこの方の書く文章は普遍的で真理を突くようなところがあるから、今の自分が抱えている何らかの問題に対する示唆のような物を、他の星座の項からも得られるかもしれない。
また、巻末に全体の星模様として、大局的な観点で星の動きと意味が記されていて、そちらも興味深い。
これは各星座や、あるいは社会全体と絡めて書かれていて、どちらかというとこっちの方が自分はよく読んでいたりする。
各星座、文章だけだと5Pほど。それらに山口達巳氏の色彩豊かで鮮やかな写真が添えられている。最後の星模様は18P。
自分はあまり他の星座を見ないし、写真も美しいがじっくり見るわけではないので、分量と値段がちょっと釣り合わないかなと感じるが、まあこれは仕方がない気もする。