- Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344822795
感想・レビュー・書評
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<慈英×臣シリーズ>
『しなやかな熱情』
『ひめやかな殉情』
『あざやかな恋情』
『はなやかな哀情』
⇒『たおやかな真情』
<番外編>
『やすらかな夜のための寓話』
<スピンオフ>
『インクルージョン』
『あなたは怠惰で優雅』
<CD保有(Atis collection)>
小山臣 cv:神谷浩史
秀島慈英 cv:三木眞一郎詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
シリーズ7作目。
慈英が無くした記憶を取り戻し穏やかな日常になると思っていたけれど2人の間に微妙な空気が流れるようになってしまう。
そんな2人の元にかつて騒動を起こした三島がとある人物、壱都を連れて訪れ…。
2人の関係が新たな道へと進み始めます。
ただ臣の為(それは自分の為でもある)に様々な心の悩みもどかしさに苦悩する慈英。
記憶を失っていた自分と今の自分の狭間でもがき苦しんで。
三島と壱都が現れ、そして壱都の言葉に慈英がようやく出した思いや決意、覚悟に臣への気持ちの深さに涙しました。
臣の覚悟も決められて事にも。
しかしラストが落ち着くかと思わせながら、まだまだ波乱を思わせる終わりた方でどうなっていくのかがドキドキです。
しかし次作はスピンオフ。
刊行順での再読なので8作目「あなたは怠惰で優雅」へ行きます! -
臣さんの母親に触れる過去の話。
重い…なぁと思いつつ、でも臣さんを形成しているものの一つがほどかれたようなそんなお話でした。
ふたりの愛はさらに深まった、 -
BL成分は少なかったなぁ。
愛されて強くなったように見えた臣は根っこのところでまだ自信がないし、慈英が人間っぽい感情(失礼!w)をもてあましてグルグルジダジダしてるしで、もどかし切ない。
やさしく透明な第三者がはさまることで二人のぎこちない思いは落ちつくところに落ち着くのだけれど…二人の試練はまだまだ続く模様。は・・・早く続きを!! -
初めユラユラしてたのは慈英だったのに、最後にぐらつくのは臣なんですね。慈英に対する根本的なスタンスが変わらなくて強欲になりきれない臣。結局慈英が道を指し示した訳だけど、そろそろ二人に関して臣から積極的になって欲しいものです。
壱都の存在が大きかったね。迷って足元しか見てない時に、ふっと光を差し込んでくれるような存在でした。三島の変貌ぶりも・・・久しぶりなこともあって、別人にしか思えませんでした。
慈英の絵画について、臣の感想がいいね。壱都にはうるさいくらいの言葉も、臣には心地良く感じると。
最後に出てきた母親の存在。この二人がどう成長して落ち着くのか、続きが楽しみです。 -
歯型のリングが切なくて・・・。
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重い!!!お話でした。かなり重いし難しかったよ~。前作が涙涙の記憶喪失編で今回は甘~いお話を読めるだろうと思っていたのですが、なにやらまだ引きずっている慈英でした。 今回は前に出て来た三嶋とそして新しい登場人物として出て来た壱都という教祖が出てくるのですが、その辺りの宗教の難しいお話とかが出て来たりと最初のとっかかりは結構しんどかったです。 でもこの、壱都がかなり好感がもてるキャラだったので、良かったです。