花のように愛は降る (幻冬舎ルチル文庫)

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著者 : 高岡ミズミ
制作 : 紺野 けい子 
  • 幻冬舎コミックス (2012年5月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344823778

花のように愛は降る (幻冬舎ルチル文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 関連作品
    『夜ごとの花』

  • 書き下ろしを加えての、文庫化新装版。前回、手酷く振られてしまった伊月兄ちゃん救済物語です。
    タイトルのごとく、傷心の伊月が、包容力のあるオトナの男に大きな愛で甘やかされ癒されるストーリー。あまりにも不憫だったので、例えご都合主義なパターンが丸見えでも許せるかんじです。

    攻の葛西がオトナの魅力にあふれていて、とてもいい味を出しています。愛を惜しみなく与えるくせに、がっついていないんですよね。こんな男だからこそ、伊月もだんだん自分を取り戻して前に踏み出すことが出来たんだろうなと、納得です。
    伊月自身は、失恋から立ち直るために葛西との肉体関係を利用してしまった、と後ろ向きに考えていたようですが、葛西は出会った最初から「本気じゃなきゃ声をかけたりしない」とはっきり遊びじゃないと言っているところに好感があります。

    葛西の言葉は、ひとつひとつ胸に響くものがあっていいなと思います。失恋の傷を癒すには、新しい恋をするのが一番、と伊月に言った後に「しかも、今度の恋は必ず叶う」なんて堂々真っ向勝負の殺し文句があったりするのに、キュンとしました。
    そんな事まで言わせておいて、それでも素直になれず疑心暗鬼な伊月に失恋の深手を感じずにはいられません。好きな人の一番でありたい、一番目から突然二番目になるのはイヤだと葛西に吐露する伊月は、失恋の後遺症がハンパないんです。
    葛西は会社や別離した家族に対する責任も背負っている身なので、本当のことを言えば恋にうつつを抜かしているわけにはいかない。でも、惚れた相手にもちゃんと誠実に向かい合う態度があるんですよね。

    葛西が自分以外の事柄に関心を持つことすら不安の種になってしまう伊月です。あまりに心が揺れるので彼と決別しようとしてみて、やっと自分には葛西の存在なしには生きていけないと気がつきます。ここでの葛西のフォローがさすがで、ぐっときました。「愛する人がいるから、背負うものが同じ重さでも軽く思える」なんて名言を吐いてくれています。すごくいい言葉だなと思いました。
    こんな葛西の想いが、成尭と吹雪のことをずるずる引き摺ってネガティブ思考だった伊月をひとまわり成長させていくんです。

    とにかく葛西の一言一句に、こちらまで癒されるかんじです。恋愛で悩んで落ち込んだ時、失恋した時のバイブルになりそうなくらい。欲しかった言葉がてんこもりでした。

    書き下ろしはそんな二人の甘いやりとりを堪能できます。伊月が幸せそうで、とても満足。

  • CDは聞いたことがあって、その時も泣いたけど、原作読んでまた泣いたよ。うるうるできゅんだよ。

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