甘い水 2 (リンクスロマンス)

  • 幻冬舎コミックス
4.12
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感想 : 22
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344825239

作品紹介・あらすじ

SIT-警視庁特殊班捜査係に所属する遠藤は、一期下である神宮寺に告白され、同僚以上恋人未満の関係を続けていた。母を亡くした際の後悔から、自分が自ら生きることも死ぬことも選べなくなった時には、生命維持装置を止めて欲しいと考えていた。そしてその役目を神宮寺に託したいと、次第に思うようになる。そんな中、鄙びた旅館で人質立てこもり事件が起こり、遠藤たちは現場へ急行するが…。

感想・レビュー・書評

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  • 遠藤の言うとおり、神宮寺は格好よくて痺れたよ。
    でもそんな事いう遠藤、あんたが本当に格好良かったよ!!

  • 挿絵と内容がとてもマッチしててグフフ♡
    表紙のアサルトスーツな神宮寺にハァハァ。
    みんなから守られてるけど実は最強な遠藤が受なのもいい。
    作中、誰からも遠藤に肉弾戦で勝てると言われなかったのがウケる(笑)
    ごちそうさまでした!

  • 表紙がとてもステキです。
    「甘い水」の続編。その後の二人の関係に変化があったのかどうか、気になります。
    あけすけな物言いで、Hに対する意識にロマンもへったくれもない遠藤でしたが、相変わらずでしたね。肉親を悲惨な形で失い、大切なものを持たないように生きてきた遠藤の心情が今回丁寧に描かれていて、胸をつかれました。

    刹那的な快楽だけを追って、深入りすることを避けていた遠藤でしたが、大型わんこな神宮寺にほだされているのがよくわかります。
    もし、生きることも死ぬことも自分で選べない状態になれば、という極限での自分自身を神宮寺に託そうと思う気持ちこそが、彼への愛情と信頼の証だというのが伝わってきます。

    ひなびた旅館で起きた人質立てこもり事件が今回のクライマックスでした。
    事件的には、そこそこ?で犯人の人物像や緊迫感は今ひとつな気がしましたしたが、現場突入前の遠藤と神宮寺の会話には、決意が感じられて胸が熱くなりました…エロじゃなくて、お仕事萌えしてしまった!男っぽいところがすごくツボでした。

    周囲がまた相変わらず雰囲気を盛り上げてくれました。宮津がいい味だしてます。そして、食えないオトコの篠口!つかみどころがない感じが迫力あります。そして、遠藤同様抱えているものがあります。なので、同病相哀れむところが、遠藤を引かせてしまう一因になってしまったような。篠口、とても気になる男です。

    書き下ろしは温泉新婚旅行編。色気は…?微妙。でも、そうでないともう遠藤らしくない気がしてきた。

  • 遠藤がやっと自分自身の気持ちをしっかり受け止め神宮寺と共に・・・素敵なお話でした。事件もハラハラして今回は面白かった。心残りは篠口さんですよ、ほんと幸せになって欲しいのでスピンオフお願いしたいです

  • 二人がくっつくまでとタイトル「甘い水」の意味がわかる本作。こんなにちゃんとした終わり方を見せられると満足としか言いようがありません。いやー男×男はいいですね!うじうじしてる受けも好きですが、男前の受けも好き!
    遠藤の見えないところに確実にある傷を見えないふりでもなく、かといって触るでもなくただそこに在ると受け入れていく神宮寺も素敵です。
    終わりと言っても続編があってもおかしくない終わり方なので、また書いてくれないかなーと期待しつつ同人誌とかで後を追いたいと思います。

  • 前作を読んでから随分インターバルがあいてしまったので、うすらぼんやりしてしまった相関図等々思い出し思い出し読みました。
    前作で恋愛スペックゼロの遠藤と体の関係を含むステディになんとか持ち込んだ神宮寺。相変わらず恋愛の機微なんてこれっぽっちも理解しないデリカシーの無さを存分に発揮する遠藤。
    本当は無神経なわけでも鈍いわけでもない遠藤が、
    心のどこか大事な部分を麻痺させることで陰惨な過去を受け止めてきたことを、そうしなければ生きてこられなかったことを、そしてそんな自分を薄情だと思っていることを知って心を痛めながらも、懸命に遠藤の心を拾っていこうとする神宮寺がいじましい。
    心の奥まで汲み取って癒せるよう器用さも持ち合わせていなくて、うまく言葉をかけられない自分に懊悩しながらも、寄り添おうとする神宮寺の無骨な愛情。決して泣いたり甘えたりはしないけど、神宮寺が真っ直ぐ自分に向けてくる愛情の必死さに内心とても癒されている遠藤。
    前作から引き継いでいるタイトル『甘い水』の意味が中盤遠藤の口から明かされる。その重みに思わず胸をつかれて、涙が出た。
    そんな遠藤が、安心して背中を預けられる人間。何かあったら必ず助けに来てくれる。自分を全力で守ってくれる。そして自分がどうしようもなくなった時は自分の命にケリをつけてくれる。その存在があるから、自分はいつだって安心して突入できる。遠藤がそんな相手をみつけられて本当によかった。
    詳しくは明かされなかったけれど、同じように過去に傷を抱えているらしい篠口が、平然としている分抱えてる傷が深いのではないかという気がして、この人もいつか救済されればいいのにと切実に思う。
    かわいさんの地に足の着いた飾らない文体はいつもとても好き。ハッとさせられるようなポエムはないけど、ありきたりな言葉だからこそ胸に響いて何度か泣かされた。
    ストーリー展開自体は程よいエンターテイメントだと思う。超個人的な理由&独断で4☆で。

  • 北上れんさんの表紙に、もうもう、うっとり♥
    もちろん内容も1巻より甘くしあがってます!
    お仕事(SIT)もしっかりとこなし、互いとの信頼関係も益々新密度UPで、でも本人さへ気付かない受の心の闇に寄り添おうとする攻めに、いじらしさやら強さを感じます。
    警察モノ、軍モノの好きな方におすすめ。お互いプライドを持った攻×攻カップルっぽい所もタイプ♥でも、しっかりと色気はあります。
    かわいさんの警察モノでは、この話が一番好き!!

    大満足な一冊です!!

    リンク作品
    「天使のささやき」
    「Zwei(ツヴァイ)」
    「天使のささやき2」←当作品CPが番外編にゲスト出演してます。

  • あぁ、もう大好きだ。°(°´Д`°)°。読み終えて泣いてしまった。甘い水…タイトルの意味は遠藤が作中で語ってますが、淡々と語る所に胸がつまりました。人事不省に陥った時には神宮寺にケリをつけて欲しいって言うのも、好きって言うより深い所で信頼してるんだなって思ったら(。pωq。)温泉旅行も良かった。遠藤の口から幸せって言葉がでるなんて(;∀;)そして表紙が素敵すぎて萌え転がりましたw願わくば、神宮寺に好きって言うところが見たいので続き希望(≧∀≦)前巻ではワンコ神宮寺がツボだったが、今回は遠藤に持ってかれた。

  • ふつくしい表紙!これだけでどんぶりご飯3杯はいけちゃいます! 
    最初の数ページの二人の雰囲気といったら・・・仕事シーンなのになんだか甘いんだよ!にんまり。
    ストーリーはアンバランスな遠藤の内側が見えたり、仕事だけではなく人生の背中も任せる覚悟だったり、ラブだったり……萌えます。
    篠口さんがこの後どうなるのかなぁ・・・またそのスピンも期待していいのかなぁ??

  • 甘い水1の続編。
    タイトルの『甘い水』の理由が垣間見れた。
    遠藤の外見(クールビューティ)を裏切るガサツで漢らしさにブレはない。
    一方、神宮寺は寡黙でストイックでクールに見えるが、実は神経の細やかな気遣い出来る忠犬(むっつりスケベ)だった。
    篠口さん(年上のお姉さん的な『上品だけど、エロい』)や宮崎(豪快な漢)など、魅力的ある大人の漢がたくさんいる作品でだった。
    関連作が数作あるので、篠口の話をいつか読めるといいなぁ。
    あと、宮崎が可愛いお嫁さんを見つけますように…

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