硝子の迷宮 (リンクスロマンス)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
3.50
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本棚登録 : 52
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344826137

作品紹介・あらすじ

弁護士の慎也は交通事故が原因で失明し、弟の直樹に世話をされていた。そんなある日、慎也は自慰をしている姿を直樹に見られてしまう。それ以来直樹は「世話」と称し、淫らな行為をしかけてくるようになった。羞恥と屈辱を覚えつつも、身体は反応してしまう慎也。次第に直樹から向けられる想いが、兄弟以上の感情であることに気づきはじめた慎也は弟の執着から逃れようとするが、直樹はそれを許さず-。

感想・レビュー・書評

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  • ガチ兄弟もの。
    弟がお兄ちゃんを好きすぎる。事故で失明したお兄ちゃんの世話をする弟。両親もなく、頼れるのは弟だけ。
    でも兄ちゃん弁護士してたんだよね?その割には人がよすぎて大丈夫?
    2人でラブになったので、ずっとそのままなんだろうね。

  • 横井と香純がいたから納まるところに納まることができたんだけど、直樹が二人にどんな仕返ししようとしたのか気になる。やっぱBLにこういう女はいらないわ

  • 弟×兄 ヤンデレ攻 ツンデレ受 俺様攻 年下攻

  • ★4.5。素晴らしく私好みのヤンデレ執着攻とエロ…!盲目的で粘着質で受に尽くして陶酔する攻の甘やかで健気な愛に胸打たれました(笑)知らぬは受ばかりの腹黒属性なのが更に萌える!受が優しい弟から捧げられる無償の愛に幸福を感じていく様子は、攻視点から見ると立派な闇堕ち。その後の愛欲の日々をもっと見たいです!文章に読点が多くて若干読み難かったのが残念です。

  • 失明してしまった兄への強い執着愛で全ての面倒を見る弟直樹。
    弁護士だった慎也は生活も身体も全て弟に委ねてしまう。
    直樹は作家なので在宅です♡
    異常な程の弟の愛は良いのですけれど何故か胸いっぱい、お腹いっぱい
    な感じで。。。
    もう少し頑さが無ければ良かったのかもです、兄の。
    兄が偶然元に戻ってしまい、手元から離れて行ってしまった後の直樹がぼろぼろで可哀想でした。
    純粋と言えば聞こえはよいのですが、慎也は余りにも鈍感で。
    親友だと思っていた横井や失明した途端離れていった元恋人香純の存在が酷く不愉快でした。

  • 弟×兄のソフト監禁もの。
    お兄ちゃん、ほだされ過ぎです。弟の偏愛を受け入れる過程は、もうほだされた以外ありません。それでいいのか。
    そして、弟の愛し方が怖いぐらい。これでラブラブというのがすごいな。

  • ガチ兄弟もの。禁忌な香りがしますね…でも、こちらは「禁断」の関係というよりは、兄ちゃん好き好き物語りになっていて、甘味成分がかなり大量。ちょっとドキドキしながらも気楽に読めちゃう感じでした。

    小説リンクスで既読。その時もガチ兄弟設定におおっと喜んで飛びついた覚えが。途中がかなり加筆修正されていました。白根先生の登場部分が増えてます。すっきり整理されて良くなったけど、その分弟の鬼畜な言葉責めが削除。ミルクがミルクがと執拗で卑猥すぎた?

    公私共に順調だったのに、不慮の事故で失明してしまった慎也。そのせいで仕事も婚約者も失い投げやりな日々を送る慎也をかいがいしくお世話する弟の直樹。
    最初は兄の世話ができるだけでよかった弟。ずっと前から兄に対して抱いていた愛欲を隠し通してきた直樹は、どんなわがままを言われてもやさしく面倒を見ようとします。
    しかし、兄の思いがけないトコロを目撃してしまったことで理性のタガが外れていくのです……。

    どんどん濃厚なお世話になっていきます。主に下半身に集中!目の見えない兄に、言葉責めで煽りまくるんですね…萌えます。
    慎也はごくノーマルで性格も素直だったのが、失明したことで自棄になっているわけですが、思考はまともです。当然、弟の行為を拒絶しまくるんですが、弟のことを嫌いなわけじゃない。
    そんな兄のことを好きで好きで自分のものにしたいと思っている弟も、やさしくて決して悪人じゃないんですよね。ただ、兄に対する執着と独占欲が人並みはずれているせいで、たくらみ攻になってしまったかんじです。
    まあ慎也が信頼していた婚約者や友人の自分勝手な醜悪さに比べたら、弟の常軌を逸した偏愛の方が信じられるに決まっています。
    お兄ちゃんさえよければ問題ナシ。

    書き下ろしは激甘で、二人の世界になっていました。横井と香純の悪事がなかったら、デロ甘すぎてついていけなかったかも。ごちそうさま、というしかないです。

  • 初作家さん。出だしの文章がいきなり慎也が慎也は慎也は連発でたった数行で…これはやばいかもと思ったら台詞がのっけから説明台詞だらけで芝居調であーと思いました。文章が…合わなかった…。古臭い。説明台詞って一気に90年代感。でもそこで危惧したよりは何とか読めました。文章合わないのは本当に辛い。微妙に視点が変わったりでものすごくってわけではなく読みにくかったです。
    話は、介護で陥落的な。まぁ王道かな?なんだか8割やってて終わった印象でした。もうちょい心理的な掘り下げが読みたかったなぁ。こんなのはダメだ…!ていう葛藤自体はずっとあったのですが、それだけであんまり広がりがなかったです。でも離れてみて想いに気づく過程は面白かったです。はっきりと他人との比較で気づくってのがなんだが新鮮でした。普通ならそこは異常な愛情とか執着、溺愛と評されるだろうところを、拠り所で安心感を覚えて、気持ちに気づくって流れが。
    階段から落ちた時点でまさかねと思ったらそのまさかだったのにはちょと、えってなりました(笑)全体的には都合の良い話だったかなー。新書だしこの設定だし、もっとどろっと濃く描けただろうなというか期待してたので若干肩透かし。2人の世界の話として割り切れる人には良いのかも。他の描写はおざなりでも。まぁそういう雰囲気だったので安心して読めるというのもありました。絶対助けに来るだろうなとか。その点は良かったです。直樹の友達が一番の被害者だな(笑)

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