翼の帰る処 (上)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
4.21
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本棚登録 : 126
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (371ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344826342

作品紹介・あらすじ

「過去を視る」力を持つ帝国の史官・ヤエト。病弱な彼は、左遷された赴任先の北嶺で地味な隠居生活を送ることを夢見ていた。しかし、政治に疎い北嶺の民に悩まされ、さらには北嶺に太守として来た勝ち気な皇女に振り回され、休まる間もない。だが、北嶺を知るにつれ、ヤエトはこの地に帝国の秘密が眠ることに気づいていく…。歴史の光陰が織りなす壮大なるファンタジーロマンの扉がいま開かれる-。

感想・レビュー・書評

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  • まだまだ導入部とはいえ、主人公ヤエトのキャラ設定が王道から外れていて今後この世界がどう回っていくのか非常に興味をそそられます。主人公が隠居願望のある虚弱な30代半ばの地方公務員だなんて地味すぎる(笑)。歴史に興味があり出世欲まるで無し隠居願望って“銀英伝”のヤン・ウェンリーみたいねw。

  • 貴族への出世と世界の破滅に立ち向かう病弱主人公・ヤエトと取り巻きの方々&巨鳥の話。ファンタジー。
    毎回、戦争シーンとかはしょりすぎだろ!ってつっこみたい文章。多分上巻に話を入れすぎてるからでは…。

  • 新装版。やはり二段組新書は読みにくい体裁だったと実感。新装版は読みやすい。再読でも楽しめた。

  • 「過去を視る」力を持つ帝国の史官・ヤエト。病弱で30歳までもたないだろうと言われつつも36歳になる彼は、左遷とも言える状況を喜び、赴任先の北嶺で地味な隠居生活を送ることを夢見ていた。しかし、政治に疎い北嶺の民に悩まされ、さらには北嶺に太守として来た勝ち気な皇女に振り回され休まる間もない。おまけに皇妹までがやってきて、苦労ばかり背負い込むヤエト。だが、北嶺を知るにつれ、ヤエトはこの地に帝国の秘密が眠ることに気づいていく・・・。歴史の光陰が織りなす壮大なるファンタジーロマンの扉がいま開かれる――。

    新装版に伴い全部読み返しました。レビューもこっちにお引越し。
    ジャンルとしては歴史ファンタジーっぽい。冴えない三十路過ぎの男が主人公なんですが、イラストのせいもあるのか言葉では表せない魅力があります。それにしても隠居が夢というここまでやる気のない男が中心というのも珍しい(笑)気の強い皇女さまは最初こりゃ嫌な性格だなーと思いましたが、上に立つ者として最低限の資格はあるなと思い後半見直しました。意外と弱いところもあって、そこはやっぱり女の子。しかし、やたら変なところで鋭いヤエト。気づいてないのがなおさら・・・。皇女さまからしっかり信頼されてるようですが、今後恋愛フラグ立つのかなあ。

  • ヒロインとの年の差2倍の隠居願望主人公による、本格ファンタジー。以前から新書で展開していたシリーズだけれど、レーベルが休止状態になって単行本で再スタート。書き下ろし短編やカットが掲載されているということで、お布施半分、泣く泣く再購入。ついでにあらためて読み直してみたけれど、面白いね。やっぱり。

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