Zwei (リンクスロマンス)

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制作 : やまがた さとみ 
  • 幻冬舎コミックス (2012年11月30日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344826656

Zwei (リンクスロマンス)の感想・レビュー・書評

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  • 高校時代に言いだせないながらも両想いだった二人が
    大人になってから再会する話。
    再会直後は、冴えない三十路になっていた受けに
    攻めががっかりするところから始まって、
    そこにキラキラした高校時代の回想を挟むので
    何だか悲しい気持ちになってなかなか読み進められませんでした。
    受けが健気に攻めを思い続けてた分だけ悲しいです。
    私は攻めの方が受けを多めに愛してる方が好きなので…。

    が、中盤から攻めの恋心が再燃して
    (よく寝ただけでそんなに見た目が回復するものか…)
    攻めが受けにガツガツ行き出してからは
    面白くなってきました。
    冷たくしてたのでなかなか気持ちを信じてもらえないのを
    一生懸命取り戻そうとするのがよかったです。

    最後はようやく信じてもらえてよかったですね!
    プロポーズにもキュンとしました。

    あと、強面の攻めだけど、エロが優しくて好きでした。
    (最初全然感じない受けも珍しいですよね)
    ちゃんと受けの反応を見て試行錯誤するのがナイスです。
    口で「気持ちいい」か聞きまくる男は嫌いです。

    表題の「Zwei」に関しては、思ったよりあっさりしてたな、という感じ。
    もっと重大事件かと思っていた…。
    (いや重大かな)

  • 昔の恋をやり直す、大人(中年?)ふたりの話。それぞれの年齢を意識した、シビアというかリアルさが加味された地味な話でした。
    でもこれ好きだなー。恋愛は綺麗ごとだけじゃないとわかった上で、今度は間違わないようにできる方法で続けていこうとする受けと攻めが個人的に良かったです。
    ふたりが年齢を重ねたがゆえの容赦のない描写(特に攻めの受けに対する笑)もあるある…な感じで良し。受け至上主義な人には向かないかも。私は大丈夫でした。

  • 『天使のささやき』『甘い水』シリーズの平河寮つながりで前作にチラリと登場したらしい山下が主役。
    高校時代、いつも山下の隣りにいた須和。線が細くて中性的ですごくきれいだと思っていた。外見とは裏腹に男前で理知的で、そんな須和を誰にも渡したくなくて、山下は寄ってくる女も男もすべて蹴散らすみたいにいつも傍から離れなかった。
    須和の方でも、屈託のない山下が溢れんばかりに向けてくれる好意が幸せだった。複雑な家庭の事情も親の無関心も、山下が自分を大事にしてくれることで忘れられた。山下がいてくれるから、自分には価値があるのだと思えた。山下だけが生きる支えだった。
    ふたりで夢中になって作った紙飛行機。改良に改良を重ねてふたりで教室の窓から飛ばした。ふたり一緒ならどこまでも飛べると信じていた。
    お互いがお互いを想い合っているのはわかっていたのに、どうしてもその先には進めなかった。
    同じ大学に行こうと言い出したのも、一緒に検察官を目指そうと言い出したのも山下だった。
    そのために須和が有名国立大学を蹴っていたことを後になって知り、須和の人生を変えてしまったかもしれないと山下は恐れをなす。自分は司法試験の合格ラインには到底及ばない。須和が先に司法試験に合格した頃には、ふたりの距離はずいぶん開いてしまっていた。追いかけることなどもうできない。一緒に飛ぶことはできないと山下は思い知らされた。
    自分が強引にここまで手を引いて来てしまったことに、急に怖じ気づいた山下は須和と距離を置いてしまう。罪悪感がさらにふたりの間に溝をつくる。
    須和は検察官へ、山下は警視庁へ、それぞれ別々の道を歩んでからの、およそ10年振りに再会。
    山下は昔の面影の欠片もないくたびれた表情の須和に愕然とする。高校時代のきらきらと眩しかった印象は見る影もない。
    それでも懐かしさに、逢瀬を重ねるうちに、須和が昔と変わらず自分に想いを残していることを知る。
    会う度に昔を取り戻していくようで、どんどんと輝きを増す須和に愛しさがこみ上げる。
    高校時代どうしても越えることのできなかった一線を、大人になった今はいとも簡単に踏み越えてしまえるあっけなさ。
    それでも、身体だけはさっさと差し出すくせに、山下を想ってくれていた大切な気持ちは胸の奥にしまい込んでしまったみたいな手応えのなさに、山下はもどかしさを感じる。須和の心を取り戻したい。どうしたら、また昔のように戻れるのか。どうすれば、また自分は信じてもらえるのか。
    高校時代には手を伸ばしさえすれば簡単に手に入ったはずのものが、いまは果てしなく遠くなってしまった。
    そこからの、山下のがむしゃらなまでの誠実さが、山下を想いながらも、どこか諦めきっている須和の切なさが、すごくすごくよかった。
    ぶっちゃけ事件やらなんやらは、ふたりの関係にはあまり関係なかったように思う。強いて言えば、相手の都合に合わせて引っ越して転職します…みたいのが簡単にはできないってのが、検察官と刑事である必然性なのかもってのと、同僚を内偵したり、陰惨な外国人犯罪を日々目の当たりにしても、須和さえいてくれたら、自分を見失わないでいられるってとこぐらいだろうか。
    繊細な見た目に似合わず須和が案外芯の通った男前なとこと、山下が見た目のわりに案外恋に一生懸命でかわいげがある素敵なカップルだった。シリーズの中で一番好き☆

  • スピンだけれど本編と違って派手さがない分しっとりした感じで良かったです。 最初はやさぐれた、疲れた大人としての再会でしたけれど、高校時代の明るく前向きな二人と 対象的で楽しめました。

  • 思い合う気持ちがどこか淡々としている印象があって若干盛り上がりに欠けていた感じ。事件がリンク作に合わせてなのか血なまぐささや危険性も感じるのに案外あっさりで、それなら二人の関係性にもっと重点を置いて欲しかった。

  • 平河寮シリーズ。
    派手さはないけれど何だろう、いい雰囲気があるよこの二人。少年時代を一緒に過ごしたってのはなんだか特別だよね。

    そしてやさぐれてるミネと、、、なんと篠口さんもこの寮にいた時代のストーリーだった!  
    ミネよ、そんなにやさぐれるな、キミを癒してくれる子犬がちゃんと現れるから!とか何故だか必死に慰めながら読んだよ、主役たちそっちのけでw。
    そして篠口も(渋々ながら)ちゃんと寮の「係」をやっていたんだなぁと、ちょっと意外に思ったw

  • 刑事・山下×検事・須和。元同級生同士の再会もの。

    あとがきにもあるように、山下が本当に等身大の男の人って感じでした。
    須和も山下も仕事に忙殺されて疲れた印象だったのが、ふたりが再会して少しずつ昔の、同級生だった頃の輝いていた気持ちを思い出していくのが印象的でした。

    須和が山下のことを想っているのに、山下がずっとそばにいるとは信じていない、諦念のような気持ちが読んでいて辛かった。再会してからいっしょにいられる時間の一瞬一瞬を大事に過ごしている様子が胸にきました。そしてそれをもどかしく思う山下にも共感してしまって…。
    山下は最初は印象がよくないのですが、少しずつ変わっていきました。
    広島までせっせと通い続けてのラストはなんだかジワーッときました。

    恋愛面だけでなく仕事部分も読み応えがあって、派手さはないですがよいお話でした。

  • 刑事の山下と検事の須和、高校・大学と親友だったが、疎遠になり10年後再会し、あらためてお互いのことを大事だと認め合えるようになるまでの物語。
    発売後すぐ購入し、読んだときはなんだかどちらもはっきりしない感じで私の心にはピンとこなかったという印象だったけど、半年たってもう一度読み返してみたら、じわじわとその良さがわかったかもしれない。
    前に読んだときは、二人のセリフがどっちが言った言葉かわからなかったのだけど、今回読んだらわかったのは、二人の気持ちの動きがやっと私にも理解できたからかなと思いました。
    警察や検察の話の中で、二人のことも進展していく話が以前はよくわからなかったところがあったのだけど、「光の~」を読んだ後だったので、少しわかるような気がしたのかも。かわい先生は、検事や警察、SATとか好きなんですね。
    イラストはやっぱり、天使のささやきとかの方がよかったかな。やまがた先生のイラストは山下のガタイの良さを表現するのには優しすぎると思っちゃいました。

  • 刑事の山下暎と検事の須和祐介。
    高校時代のキラキラとした思い出と対比する現実。
    紙飛行機が良い役割でした♪
    刑事と検事ですが、仕事ではほとんどふたりは絡みませんでした。
    一途に山下を思いつづけていた須和。
    少しずつあの頃の気持ちを思いだしていく山下が丁寧に書かれていました。
    読み始め、自分のことは棚上げしている山下が嫌だったんですがそのあたり嫌なやつになりきらないであっさり須和に向かっていきました。
    平河寮シリーズということで他シリーズの峯神・宮津・篠口が山下と絡みます。
    3人とも若(笑)峯神兄はここでも黒い人です。

  • 久々の当たり! 刑事×検事って言う設定も 名前もちょっと某シリーズを彷彿させるけど 内容はかなり素敵だった。

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