- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344826656
作品紹介・あらすじ
捜査一課から飛ばされ、さらに内部調査を命じられてやさぐれていた山下は、ある事件で検事となった高校の同級生・須和と再会する。彼は、昔よりも冴えないくすんだ印象になっていた。高校時代に想い合っていた二人は自然と抱き合うようになるが、自らの腕の中でまるで羽化するように綺麗になっていく須和を目の当たりにし、山下は惹かれていく。二人の距離は徐々に縮まっていく中、須和が仕事で地方へと異動になることが決まり…。
感想・レビュー・書評
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スピンだけれど本編と違って派手さがない分しっとりした感じで良かったです。 最初はやさぐれた、疲れた大人としての再会でしたけれど、高校時代の明るく前向きな二人と 対象的で楽しめました。
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昔の恋をやり直す、大人(中年?)ふたりの話。それぞれの年齢を意識した、シビアというかリアルさが加味された地味な話でした。
でもこれ好きだなー。恋愛は綺麗ごとだけじゃないとわかった上で、今度は間違わないようにできる方法で続けていこうとする受けと攻めが個人的に良かったです。
ふたりが年齢を重ねたがゆえの容赦のない描写(特に攻めの受けに対する笑)もあるある…な感じで良し。受け至上主義な人には向かないかも。私は大丈夫でした。 -
平河寮シリーズ。
派手さはないけれど何だろう、いい雰囲気があるよこの二人。少年時代を一緒に過ごしたってのはなんだか特別だよね。
そしてやさぐれてるミネと、、、なんと篠口さんもこの寮にいた時代のストーリーだった!
ミネよ、そんなにやさぐれるな、キミを癒してくれる子犬がちゃんと現れるから!とか何故だか必死に慰めながら読んだよ、主役たちそっちのけでw。
そして篠口も(渋々ながら)ちゃんと寮の「係」をやっていたんだなぁと、ちょっと意外に思ったw -
刑事の山下と検事の須和、高校・大学と親友だったが、疎遠になり10年後再会し、あらためてお互いのことを大事だと認め合えるようになるまでの物語。
発売後すぐ購入し、読んだときはなんだかどちらもはっきりしない感じで私の心にはピンとこなかったという印象だったけど、半年たってもう一度読み返してみたら、じわじわとその良さがわかったかもしれない。
前に読んだときは、二人のセリフがどっちが言った言葉かわからなかったのだけど、今回読んだらわかったのは、二人の気持ちの動きがやっと私にも理解できたからかなと思いました。
警察や検察の話の中で、二人のことも進展していく話が以前はよくわからなかったところがあったのだけど、「光の~」を読んだ後だったので、少しわかるような気がしたのかも。かわい先生は、検事や警察、SATとか好きなんですね。
イラストはやっぱり、天使のささやきとかの方がよかったかな。やまがた先生のイラストは山下のガタイの良さを表現するのには優しすぎると思っちゃいました。 -
久々の当たり! 刑事×検事って言う設定も 名前もちょっと某シリーズを彷彿させるけど 内容はかなり素敵だった。