アイソポスのひそかごと (幻冬舎ルチル文庫)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344826694

感想・レビュー・書評

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  • ▼あらすじ
    兄と両親を失い天涯孤独となった大学生・真次はイタリア貴族の血をひく富豪・グイードから愛人にならないかと言われ…!?

    ***

    兄を亡くし両親を亡くし、頼れる親戚も居なく天涯孤独となってしまった真次(受)の前に突如として現れた一人のイタリア人女性。
    その女性をきっかけにイタリア貴族で大富豪のグイードと知り合い、物語は進行していくのですが内容はまさにハーレクイン。

    愛人というからもっと暗いお話かと思いきや真逆でした。
    グイードが最初から真次を溺愛しているのである意味安心して読めます(笑)
    優しくて甘くてでもちょっぴり意地悪なグイードが堪りません…!

    ただ、ちょっと読み辛い(分かり辛い)と思った事もしばしば。
    私の読解力がないだけかもしれませんが(笑)
    でも面白かったです。

  • さすが上にたつものは策士だな。とつくづく感じた小説でした。
    真次、最初っからからめとられていたんだね(笑)
    末長く幸せが続きますように。

  • 真次の「強さ」と「優しさ」はどこから来るんだろう。穏やかだから、そうは見えないかもしれないけど、いつでも穏やかでいられるって結構すごい。自分が怪我をさせられた時にまで、周りのことを考えられるなんて...。
    そんな真次はグイードに振り回されているように見えるけど、本当に納得がいかないことだったら断っていただろう。と思った。どんどん甘くなっていくグイード。何も欲しがらない真次を喜ばせるために、これからも頑張るんだろうな。

  •  突然、赤ん坊を抱いた金髪美女に呼び止められた大学生の四宮真次は、その美女のボディガードに殴られ、車にはねられてしまう。
     目覚めた真次の前にあらわれた美貌の男はイタリア貴族グイード・ランドルフィ。
     ここのところ、不幸続きで家族を立て続けに亡くした真次に最後に降りかかった災難がこれか……とうんざりするけれど、実は真次のことを実の兄と間違えての行動だったことがわかる。

     そんな真次は、グイードに「愛人にならないか?」と持ちかけられる。
     返事を迫られ、思わず愛人になることを受け入れた真次は……?

     異国からきた貴族様に天涯孤独の身の上を救われた真次が、「愛人」の意味に悩んだりしながら距離を縮めていく話でした。
     穏やかな優しさでちょっとずつ真次の心をほぐしていく大人な貴族の話にほっとします。
     少し分厚いので、ゆっくりめに読んでください。

  • イタリア貴族 グイードと家族を亡くし天涯孤独の真次。ハーレクイーンのような王道ストーリーで面白かったです。イタリア伊達男グイードが外堀から埋めるように真次を囲いこんでベタベタに甘やかしてるのがいい感じでした♪ 2人の気持ちが通じてからの話をもっと読みたかったな。パオラとアレッシオの今後もちょい気になりますが楽しく読ませて頂きました

  • イタリア貴族×薄幸美青年。グイードの第一印象は最悪だったけれど、真次への溺愛っぷりは好きだった。それに愛人契約は最初から真次を手に入れるための計画だったというのに笑ったw

  • 身内が全員亡くなってさらに車に轢かれ、なんという不幸。後半が割とあっさり。

  • 崎谷さんのロマンス小説BL版!!
    イタリア貴族×日本人大学生。

    イタリア系だから浅黒い肌で黒髪のメディチ家的な容貌かと思いきや、白肌の金髪碧眼でした♥挿絵だけ見れば、ドイツ系美形のよう・・・。
    舞台は日本で、日本語べらべらの外国人攻。
    そりゃぁ、もう、甘いです。
    しかも貴族。傲慢な物言いが当然のごとく出てきますが、それこそ色っぽいったら・・・。
    うーん・・・ハーレクインのようだと思いつつ、そこは崎谷節でコミカルに仕上がってますので、安心して楽しめました♪
    日本人じゃ気恥ずかしいセリフや行動に、一喜一憂する受もかわいかったです。

  • 崎谷先生お得意の甘やかし系の攻さまがイタリア人で大変熱かったです。
    真次は顔も性格も美人だし可愛いし。
    穂波さんのイラストもとっても合っていて満足満足ゥ!

  • 貴族、ホテル暮らし……キラッキラしたアイテムがふんだんに盛り込まれたBLプリティーウーマン!と思いきや、味噌汁すする(しかも豆腐と椎茸)ハーレクインほも!だったww 
    巻き込まれ型だけれど健気な受けが可哀相で可愛いかった。あざといw

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著者プロフィール

小説家。3月16日生まれ、九州出身。
1998年、『楽園の雫』でデビュー。
ブルーサウンドシリーズ」や「白鷺シリーズ」「グリーン・レヴェリーシリーズ」など、多くのシリーズ作品を生み出したほか、漫画原案なども手掛ける。代表作として『トオチカ』など。

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