豊潤なごほうび (バーズコミックス ルチルコレクション)

著者 :
  • 幻冬舎コミックス
3.59
  • (10)
  • (22)
  • (21)
  • (2)
  • (3)
本棚登録 : 195
感想 : 16
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344827356

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • だいすきな、何もないBLでした。
    キスすらない!これ恋愛ものなの!?ってかんじがたまらない。

    会長を想うつかさくんの愛、礼子ちゃんへのみんなの愛、おバカでヘタレだけど誰にでも優しい康介の愛…と恋愛以外のいろんな愛、「家族愛」など一般的な名前の付いた部類には収まらない、たくさんの愛が詰まってました。

    そしてメインCPよりも、森川くんと五十嵐さんのが進展してるのがまた素敵。

  • ヤクザの会長が引退して農業をやる、と言う非現実的な設定と言うほんわかムードに誤魔化されちまいそうになるが、人間社会の怖い部分が主張し過ぎてはいないがしっかり描かれてて、康介がお母さん思い出してわあわあ泣く所でぶわっと来そうになった…。あと、森川くんと五十嵐!!いい!!(笑)金儲けの亡者の様なヤクザの五十嵐と、農業を学ぶ大学生の森川。タバレになるかもしれんが「おめでとう俺 非合理人生の幕開けだ…」って…ここ最近読んだBLの中での一番の名言になった!!常識(異性愛)を逸脱した者の、自虐的で、それでいて解放された歓喜の叫びと言うか、言葉として上手過ぎてもう…♡おめでとう、五十嵐!!そして、森川くんの目はいつ開くんかな(笑)。メインカプの二人もいいんだが、丁度、エロなしが読みたい周期にずばっとハマってしまった…

  • 一冊まるまる表題作。 農業に転職した元ヤクザのみなさんと元ホストのダメ男と小さな女の子のお話。
    あぁ、モチメ子さんらしいな〜と感じる優しさが随所にみられる。 人間のキレイ・汚い部分を多角的に捉えて表現されるセリフやキャラの言動がいちいち優しくて、ちょっとした場面で涙が零れてしまう。

    わちゃわちゃ賑やかな面々の中で、2カップルの香り。 チューにさえ辿り着かないけど、ジリジリした心理描写が上手いなぁ〜。

    脇役さえ愛おしくなるモチメ子作品、出来れば2巻とか読みたかった。
    でも、もの凄い難産だったという今作で、一旦商業活動をお休みされるようで。 寂しい寂しい寂しい(´;ω;`)
    大好きな作家さんはたくさんいても、モチメ子さんの代わりは誰もいないから。 いつかまた本屋で新作を手にとれる日を楽しみにしてます。

モチメ子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×