虹の球根 (幻冬舎ルチル文庫)

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著者 : 玄上八絹
制作 : 三池 ろむこ 
  • 幻冬舎コミックス (2013年11月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344829794

虹の球根 (幻冬舎ルチル文庫)の感想・レビュー・書評

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  • トイチの男スピンオフ。
    間違えてこっちから読んでしまった!
    でも問題なく楽しめます。
    順番通りに読んだ場合と感想変わりそうだけど。

    目利きだけに自分自身の絵の才能に
    限界を感じていた硅太郎と
    才能だけはあるけど世間知らずすぎる銀示。
    二人が出会うことでお互いの世界が動き出します。

    銀示みたいな不思議ちゃんはなぁ…と
    最初は思ったのですが、
    そうならざるを得なかった状況が
    細かく描かれていて納得がいきましたし、
    硅太郎が放っておけなくなる気持ちも分かりました。

    二人を監禁していたお父さんは狂ってたけど、
    お母さんはお父さんをどう思ってたのかなぁ…
    受け入れていたのならそれも愛の形と
    言えるのかもしれない。

    初読時は無垢すぎる銀示とのエロに
    若干の罪悪感を感じましたが、
    スピン元をちゃんと読んでいれば
    そんなことなかったかも。
    意外とちゃんと大人になっていたので!

    玄上さんは読みづらいと思っていたけど
    このシリーズは全然そんなことなかったです。
    他の作品を読んでリタイアした方にも
    お勧めできると思います。

  • 久々にいい本に出会った…!作者さんが気に留めていた考え?がたくさん散りばめられていて1つ1つの言葉が深く刺さった。トイチの男も読んでみたくなった。そして質屋の営業内容について初めて知りました…ずっと大切に持っていたい本になった。

  • トイチの男に出てきた気になるカップルのお話。

  • 「トイチの男」スピンオフ。醒花堂の硅太郎と銀示cpの過去編です。
    銀示のイメージがかなり違っていて、ちょっとびっくりしました。それでも、この10年前の美大生だった銀示は、浮世離れしていて危なっかしくて、ほっとけないかんじでとてもかわいいです。硅太郎の気持ちがものすごくよくわかります!感性もすばらしいです。まさしくアーティスト。

    硅太郎は日本画を専攻する美大生で、実家の会社を継がずに絵で身を立てようとがんばっているのですが、自分には天性がないと苦しんでいます。自分が凡庸であることを思い知らされたのは、銀示の描く作品に出会ったから。
    見知らぬ銀示に嫉妬と羨望を抱いてしまう硅太郎。
    でも、実際に硅太郎が会った銀示は、生活能力も自己表現能力も未熟な人間で、気がつくと何かと面倒を見て世話をしてどんどん深入りしていくことに。

    パトロンという存在をどこか軽蔑していた硅太郎が、その気持ちに共感してしまうシーンが微笑ましいです。
    トイチの男の悠も、父親から酷い扱いをされていたけど、銀示も親の愛情が歪んでいて可哀相でした。本人が自覚していないところがさらに切ないです。周囲から搾取されるだけ搾取されて、本当に腹立たしくさせられました。
    硅太郎が、とても頼れる存在ですよね。自身は絵を描く才能が無くても、ホンモノを見抜く目、美を見極める才能があります。そして銀示を守り抜く愛情が何より一番。
    銀示のママの絵が瑠璃やに入れられてよかったです。守られた。ちょっと、うるっとさせられました。

    この先、二人が醒花堂を経営するに至るまでの話は知りたいところです。もっと、ラブラブになった二人の姿を見てみたいですね。

  • 「トイチの男」関連作

  • この銀示さんがあの銀示さんになるというのが不思議。後半の質屋から後が好きかな。

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虹の球根 (幻冬舎ルチル文庫)の作品紹介

美大に入ったものの己の限界に気づき、進路に迷う硅太郎。努力家ゆえ模写の技術と真贋を見分ける眼だけは無駄に磨かれた。ある日、校内で見かけた制作途中の絵から圧倒的な才能を感じ打ちのめされた硅太郎は、その作者、銀示の常軌を逸した行動と魅力的な容貌に惹かれてゆく。しかし銀示の生活能力の欠如には生い立ちが深く関係しているようで?

虹の球根 (幻冬舎ルチル文庫)はこんな本です

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