もののふっ! (3) (バーズコミックス リンクスコレクション)
- 幻冬舎コミックス (2015年3月24日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (143ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344833906
感想・レビュー・書評
-
日常マンガとして長く続けることも出来そうな設定なのに、ちゃんときっちり終わらせた。菊造の生まれ、成長、そして開花をこんなにしっかり描くとは思わなかった。可愛いだけじゃなくて、武士の世界がきちんと描かれているからこそ、日常のギャグパートが生きるんだなぁ。今まで読んだマンガの枠に留まらない、でも良質な世界を楽しませてもらった。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
かなりシリアスな展開でした。
ラストはこれ、ハッピーエンドなのかな?
巻末の漫画がほのぼの救われる -
とうとう最終巻!10年かかったストーリーもついに大団円です。うるっとさせられてしまいました…!
今回は戦国ものとしてスルーできない戦の場面がメインでした。平穏な十條寺領に隣国の堀田が攻め込んでくるところから始まります。七尾と四埜の続き。
この二人の関係もすごく好きです。
戦で命を奪うこと、奪われることに恐れを抱きながらも果敢に敵に立ち向かっていけるのは、背中を預けられる信頼する相手がいるからこそなんですね。
四埜にとって、それはお館さまに対する愛とはまた質の異なる愛なんだなと。
ギリギリの状況での激愛に萌えました。
いかにも貫禄があって漢なお館さまと、かわいいもふもふの菊三の取り合わせはいつ見ても微笑ましいです!おにぎりの話にもキュンキュン!
でも、今回は戦いに命をかける仲間たちを思って心配する菊三に胸が痛みました。
しかもそこから籠城して兵糧攻めにあってしまうという流れで、ハラハラドキドキ…
誰か命を落とすんじゃないかと心配で。
攻め込まれ、やはり責任とって自害なのかという切羽詰ったそんな状況下でも、お館さまは菊三のことをきちんと思いやっているのです。
…泣きました。
わかってたけど。戦国時代だし…!
でも、この後すごくいい展開が待っていました!いろいろ納得できました。
もののけ、という存在の奥深さを感じました。かわいいだけじゃないです、感動しました。
これで終わりにしないでほしいです。また菊三の姿を見たいです。そして、もっと先に続くいろんなエピソード読みたいですね。