恋する付喪神 (幻冬舎ルチル文庫)

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著者 : 雨月夜道
制作 : 金 ひかる 
  • 幻冬舎コミックス (2015年6月16日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344834750

恋する付喪神 (幻冬舎ルチル文庫)の感想・レビュー・書評

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  • すごく良かったです。ご都合主義のハッピーエンドだけど、自分の感性にすごく合っていた。神様の愛が重すぎて独自ルールがあるのが切ない。そのせいで受がなんで絵を書き始めたのかも忘れてしまうのが悲しいです。最後にハッピーエンドになって良かった。

  • ■トキは万葉筆の付喪神。自分を大事にしてくれた少年・要に恩を返すため、死に物狂いで修行を積み見事『福の神』へと出世した。しかしいざ下界に降りてみると、天使のような美少年だった要は、仏頂面で人嫌いな厭世家になっていた。それでもいい、要のためならと尽くすトキだったが、要に抱いた恋心が次第に隠せなくなり……という話。付喪神(尽くす系ワンコ攻め(地味にヤンデレ))×画家の青年(不器用だけど根はいい子受け)。

    ■わたしが昨年読んだ本の中では、トップの問題作がこちらでした。
    ■すごく荒削りな物語だと思うんですよ。主人公がすごく恋愛脳だしフラグの立て方が強引だし端々の下ネタが下品だし、そもそもせっかくの『付喪神』という設定なのにそれをあんまり活かされていないところがあるし、心情を地の文で説明しがちだし、気持ちの移り変わりさえもやたら地の文で説明するし、しかもコロコロ変わるし……。

    ■けどねなんでかな、最後まで読むとなんつーか、……正直、嫌いになれない。むしろ大好き。スーパー御都合主義大団円ハッピーエンドだったけど、大いに結構。こんなのもたまには悪くはないなという気分。

    ■どうして嫌いになれないかと言うと、脇役の猫(雌、ツンデレ)が可愛かったのと、脇役の九十九神が健気可愛かったのと、脇役の女キャラ(受けの元カノ)がいい感じに味わい深くて好もしかったのと、敵対関係にある男キャラがこれまた味わい深かったのと、そいつが最終的にきちんと服役してたのがよかった……という、何が言いたいかというとこの作品、主役のカップル以外のキャラクターがちゃんと生きてて、そして変にBLの肴にされてないんですよ。
    ■BL文庫の脇役って、多くの場合主役カップルに単に嫌な気分を味あわせるだけの障害物要員だったり、やたら人間味がなくて物語の駒っぽかったり、たまに「お、ええキャラやな」と思ったら他のBL作品からのスピンオフキャラだったり(要はそのキャラにも同性の恋人が居るわけだ)、することが、すごく多いんですよ。「ふつうにかっこいい女キャラ」とか「平和で円満な家庭を持つ既婚者キャラ」とか全くいないわけではないけれど,少数だし,あんまり求められてない気さえする。
    ■ところがどっこいこの作品。まず脇役がけっこう多い。けども恋敵キャラとかはいない。敵対関係にある男キャラ(受けの大学の先輩)はいるけれど、その男キャラが受けを憎む理由というのも才能への嫉妬とルサンチマンの発露だし、クライマックスで勢いあまって強姦しようとなんかしないし(そういうパターンなぜかすごく多い!)。きちんと憎しみあまって包丁で刺そうとしてる!いいぞいいぞ!
    ■物語のラストも、なんていうか「あー、こんな感じでこの二人はいろんなひとに囲まれて支えられて、これからも生きていくんだなー」と思える感じで、個人的にはそこがすごく幸せでした。「二人の世界!!!!他には何もいらぬ!」全開で終わる物語があまりに多い中、いやそういう作品ももちろん好きなんですけど,この物語のカップルのあり方はあまりに牧歌的で、うーん、嫌いになれない。
    ■他人には勧めづらいけど、個人的にはなんだか好きな話でした。

    ■あと攻めが、デレデレワンコ攻めに見せかけた隠れヤンデレ(根深い)だったのがかなり……好きでした……。

  • 付喪神・トキ✕水墨画家・要。大黒様や恵比寿様たちとのやりとりで楽しめるファンタジーかなって思ってたらやられましたね~。トキの一途さにうるうると… でも要を慕う気持ちだけでなく、仕方ない事だと分かっていても忘れられた憤りや悲しさから、どこかで要を信じきれていない諦めといった負の感情も書かれていたのも良かった。トキと一緒にいる九十九神たちが心配症で泣き虫で可愛いかったです♪

  • 絵筆の付喪神だったトキと絵描き志望の要のお話です。トキは要に大切にしてもらうことで付喪神になることができました。しかし、要が絵描きになるために、東京に行くことになり、二人は離ればれになります。要のそばにいるために、トキは福の神を目指します。
    やっと福の神になり、要のそばにいきましたが、トキのことを忘れていました。福の神は、人間に直接かかわってはいけないという掟がありました。
    それでも、トキは要に直接かかわっていきます。トキが要がとても大事で大好きなのがよくわかりました。
    二人の関係を見ていると、ツンデレと尽くす系なのでどっちが攻めか受けなの?って思ったりもしましたが、その微妙なバランスでの二人のやり取りがとても可愛いくて、とても甘々でうっとりとしました。
    どこまで尽くして、甘やかすトキを見ていると、こんなに甘やかされてみたいなって思いました。
    やっぱりは二人はお似合い!

    トキが人間になったと後、どうやって暮らしていくのかなっと思っていたのですが、要となかよく暮らしていくだけではなく、付喪神だったころの思いも忘れてなかったので、とてもすてきだなと思いました。

  • 付喪神のトキが福の神となって水墨画家の要の前に現れて。
    神様ファンタジーものですが、コミカルなものでした。
    うーん、なんか大黒さま恵比寿さまがあまりに軽々と書かれていて趣さが欠けてしまっていて残念。
    コミカルなものでも構わないとは思いますが神様ファンタジーはコミカル追求するよりもファンタジーな夢の世界にあって欲しいなと。

    まあ壊れてしまったトキが転生して人として生まれ変わったのには感動しましたけれど、そういう時も大黒恵比寿両神様の間につまらない賭け事あったりで、せっかくの感動シーンが興ざめ。
    転生するのもいいですが、記憶なくしてそれでも再会して愛を育むというのはベタではありますがその方が感動大きくてやっぱりベタでもそういう方が良かったなとは思いました。

    あとがきのあとに短編あります。その後の二人の生活の様子。
    楽しそうで良かったし、アリスの写真集の話はどうなったのかと気になっていたのでその辺りちゃんと書かれていて良かったです。

  • 福の神になった柳葉筆の付喪神・トキ×水墨画家の要。
    現代システムちっくな神様の世界とか大黒様たちのノリとかは好きじゃないですが、要とトキの哀しみや苦しみ、お互いへの想いには胸を衝かれました。アリスや九十九神たちとのやりとりも微笑ましくて可愛かった。
    ただ結構いいこと書いてるのに大黒様たちとかトキの妙なノリと合わさって軽ーい感じになってるのがなんかもったいないなあと。

  • 雨月さん初読み。とにかく読みにくい。「っ」「!」「…」受攻両方の会話はもちろん地の文でも多用しすぎ。日本語も時々?なところがある。ご都合主義なのは話の筋的に構わないけど、ひとつの場面でいるものもいらないものもつめこみすぎで食傷。女性キャラに魅力はなく、猫すらうざい。web小説だったら即ブラウザバックレベルに合わなかった。
    評判を聞いて購入したけど、読了後の感想はステマ?だった。すみません。私にはどこがいいのかまったくわかりません。

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