gift 上 白い獣の、聞こえぬ声の、見えない温度の、 (バーズコミックス ルチルコレクション)
- 幻冬舎コミックス (2015年6月24日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344834798
感想・レビュー・書評
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一ノ瀬ゆまさんの作品は初めて読んだのだけれど…むちゃくちゃツボだった!!!スレて育った美青年が初めて相手に心を許して懐く感じとか、もう見た目も含めて好きすぎてヤバい。全体的に薄ら暗い話なんだけど、もう読みながらドキドキしてしまうというか…とにかく上手い表現が見つからないけれど、この作品はこちらの心を鷲掴んでくる。まいった。
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評価★4つだけど、読み応えとしては★5つのレベルなんです…ただ、これは上巻で、最後のページに下巻は2016年冬予定ってあったので…!そんな先まで待ちきれないから4つになりました。
めちゃくちゃ続きが気になってる今現在です。下巻出てから読めば、こんな気持ちにならずにすんだのに…
電車と一緒で、単行本も遅れる事はあっても早くなる事はまずないですからね~
悲惨な生い立ちのせいで愛を知らないボクサーと、父親の期待に応えられない上にゲイであることに負い目を感じて生きているボクシングジムのトレーナーとの、純粋で激しい魂と魂のぶつかり合いを描いたストーリーでした。
勁は外見はきれいで強いけど、中身は本能だけで生きてる躾のなってないケダモノというか、調教されてない猛獣というか…とにかく唖然とさせられる美形なんです。
でも子供みたいに素直で悪意もない純真さもあって、宥が魅かれてしまった気持ちがよく理解できるんですよね。
勁が人生もゲーム程度のこととしかとらえていないのは、今まで教えてくれるオトナが誰一人いなかったから。
そんな彼の生い立ちを知って、勁の家族に対して血が逆流するような怒りを感じた宥と同じく、非常に腹立たしい気持ちに。
酷すぎる…!
そんな普通の感性を持たない、人生をゲームのように生きる勁が、天から与えられた特別な贈り物。
それがボクサーとしての資質です。
宥は彼の天性を見抜き、立派なボクサーとなるのをサポートしようと決意するわけだけど、それは本当に純粋な気持ちからで、彼の真面目さが浮き彫りになってます。あんな目に遭わされた相手なのに~
でも、しつけのなってないお行儀の悪いわんこの素直で無邪気な一面を知ってしまったら、宥もほだされないわけがないですよね。
人の痛みがわからないし自分も痛みを感じないという勁がボクサーを目指すのは、皮肉ですね。適任であるのかそうでないのかは、これからの彼の成長具合で変わっていく事と思います。ボクシングものとしても良くできてるストーリー展開です。
エロ的にも二人の絡みはどれもハンパなく萌えました。宥がとんでもなく色気ダダ漏れです。ゲイなんだけど普段は色気なんて微塵も見せない感じなので、ギャップ感がすごいと思ってしまいました。
バカだと自分を責めながらも、恋に落ちていく姿がたまらないです。
勁はどんどん宥に甘えた顔を見せていくようになって、かわいいですがそれがまた切ないですね。
いつになったら宥の涙の意味が理解できるようになるのかと、胸が痛みます。
二人の関係がこれからどんなふうに変わっていくのか、期待と不安で気持ちがいっぱいになってます。
早く続きプリーズ!!! -
すごく良かった!!
読み応えもあってじっくり一時間以上かけて楽しく読みました。
ラブストーリー云々以前から、キャラに萌えたし、肝心のラブストーリー部分も引き込まれたし、BLでありながらボクシング漫画読んでるみたいなところも面白くて。
でも続きがどうなるか怖いなーというハラハラ感もあります。
表紙の引力にもとても引っ張られました!男らしそうな方が受けのように書かれてて惹かれました。
他の方のレビューでドラマダのノイズを思い出したと目にしましたが、まさに同じことを思いました!w
下巻楽しみに待ってます!!