知識ゼロからの哲学入門

著者 : 竹田青嗣 現象学研究会

• 幻冬舎 (2008年7月25日発売)

作品紹介・あらすじ

プラトン、アリストテレスからデガルト、カント、サルトルまで…驚くほどわかりやすい、人生を豊かにする。よく考える方法とは?人間には悩み、考える権利がある。

感想・レビュー・書評

[ykikuchiさんの感想 · 2021年12月11日]

哲学の歴史を作ってきた偉人の人物像と主な哲学的思想をコンパクトにまとめた一冊。一人一人の思想について、エッセンスを学べる。哲学導入篇。

[青柳さんの感想 · 2012年7月26日]

哲学の試験勉強用に借りたが、驚きの内容の薄さ。逆に薄すぎて相互の関連などで意味わからない箇所あり。手に取りやすいとは思う。

[Manticoreさんの感想 · 2019年1月26日]

分かり易く書かれている

[愛と幻想さんの感想 · 2017年12月18日]

わかりやすいといえばわかりやすい。古い話というのはその前提が想像しにくくいきなり本題にはいっても掴み方がわかりにくい。その点、その人の生きた時代背景などを見開きで説明した後、主な概念を簡素に説明。理解を踏まえての学者の見解が書かれている。とてもその本質をこれだけで理解出来はしない。が、さわりとしては優秀なのではないだろうか。特に、評伝の部分がとてもコンパクトなので原典にあたるにしてもどういう背景でってのがわかっていいかもしれない。

[朝比奈咲和さんの感想 · 2014年2月15日]

哲学入門書。哲学に疎い私でも楽しめて読めました。なるほどなあ、とわかりやすい一冊なので、西洋哲学にちょこっと興味を持たれた方は、これを読んでみてもいいかと思います。

[milobooksさんの感想 · 2013年8月10日]

「借」（大学の図書館）。

哲学で有名な人を取り上げ、
その人物についての説明と
思想の説明など
わかりやすく解説されている。

哲学の入門には本当にオススメです。

[新垣政人さんの感想 · 2011年12月18日]

　ギリシャ哲学から近代哲学まで、代表的な哲学者たちの思想が非常にわかりやすく解説・網羅されており、人間の知の体系がどのように発展していったのか、その全体像を掴む上で本書は最適だと思う。中学生でも理解できるように噛み砕かれて本質を上手く抽出できており思わず下を巻いた。

　哲学について、語りえぬものについて、間断なく語り続けることこそ意味があるのだとか、あるいは、哲学は不可能であることを指摘するために哲学する必要があるのだといった考え方があるが、著者はそのような考えに与しない。そこには確かな人間の知が積み上げていった原理が存在し、実際に社会の中でも役立てることができるものが多いのだ。そうした成果が忘却されてしまっている。それらを再生し、利用していくことこそ今必要なことなのではないのかと問うている。

[lsh-5さんの感想 · 2011年11月20日]

2011年　読了。

高校時代に学習した倫理の復習のために読んだ1冊。
哲学者達が生み出した思想の数々は、高校時代は重要語句を固有名詞として覚えるというイメージが強かったが、この本で、思想の概念どのようなものかを理解して覚えるという作業ができたように思える。

[vintage0000さんの感想 · 2011年10月30日]

まさに入門書
哲学の本質がわかる

[tokyobayさんの感想 · 2011年5月20日]

まえがきに「近代哲学が近代社会の根本の設計図を作った。」とあるが、その関係性についてきちんと理解している人は少ないだろうなあと思う。自分も含めて。少し勉強しないと・・・。

著者プロフィール

1947年生まれ。哲学者、文芸評論家。著書に『「自分」を生きるための思想入門』（ちくま文庫）、『人間的自由の条件ーヘーゲルとポストモダン思想』（講談社）など。

「2007年 『自由は人間を幸福にするか』 で使われていた紹介文から引用しています。」