- Amazon.co.jp ・本 (167ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344901896
作品紹介・あらすじ
超進学校世界史教師が教える、混乱する現代の原因究明。
感想・レビュー・書評
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「ゼロから」と言えるような配慮はなく、中身もスッカスカ。存在意義がわからない。
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・1914年サラエボ事件。セルビア青年がサラエボでオーストリアハプスブルス家の皇太子夫妻を射殺
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現代史っておもしろい。現代の問題の発端そのもの。
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近現代史はとにかく戦争の歴史しか出てこない。歴史=戦争といっても過言じゃない。
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(2012-06-03)(2012-06-29)
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近代に関しては、タイトル通り知識ゼロだったので読んでみましたが……難しかった!!;;
ところどころ、授業で習った事がぼんやり思い出されるけれど、それでも用語とかがいきなりバッと出てくるんで、わかりづらかった。
なんとなく流れはわかったような気がしたけど……。
頭がよくないので「もっとわかりやすいのを頼む!」と心の中で叫ばずにいられない、そんな一冊でした☆ -
超進学校で有名な開成高校の世界史教諭だった方が書いた世界史入門書だというので、河合塾の青木裕司先生が書いた『知識ゼロからの現代史入門』くらい教科書の行間を埋めるような、目から鱗が落ちるような濃い内容かと期待していました。が、期待が大きかっただけに評価がきつくなっています。文字通りの入門書で、図が多くさくさく読める内容ですが、ちょっと世界史をかじったことのある人が読めば、物足りなさは否定できません。進学校の教師が書いたものだから受験生も手に取ることを思えば、「開成高等学校世界史教諭」の看板は控えめにして、一般読者向けであることを主張した方がいいのではないかと思います。さらに、内容を簡略しすぎたためか、受験生がこの部分を読んで勘違いしたらかわいそうだな、と思う“試験の正誤を問う”問題に出そうな不注意な記述がありました。例えば108頁「(1945年)7月、ベルリン郊外のポツダムに同じく米英ソの首脳が集まり、ドイツの戦後処理や太平洋戦争の終結について協議。(中略)そこで作成した米英ソ3カ国名義による無条件降伏勧告、いわゆるポツダム宣言を日本に突きつけたのである。」と書いていますが、ご存じの通りポツダム宣言は当初“米英中”の名で出されたもの、のちにソ連が加わります。また、ベトナム戦争の図中でベトナム民主共和国(北ベトナム)が支援をしているのが「ベトナム独立同盟」となってますが、これは明らかに間違いですね。ベトナム独立同盟(ベトミン)とは、1941年にホー・チ・ミンが結成させた軍事組織で、太平洋戦争中は抗日、インドシナ戦争では抗フランス武装闘争を展開します。まあこれは単純に「南ベトナム解放民族戦線」の間違いでしょう。ただイタリアのエチオピア侵攻の地図や中東問題の表は見やすくてためになりました。また、ソ連指導者の「ツルフサ理論」(ソ連の指導者はツルツルとフサフサが交替で就任している)は面白かったです。あと蛇足ですが、1950年代の状況は「パックス=アメリカーナ」よりも「パックス=ルッソ・アメリカーナ」の方が実態を表していると思います。
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世界の文化が入り混じった複雑な社会。それが近代、現代です。
そこで起こる問題は過去の歴史によるもの、最近の出来事によるもの、色々です。
戦争は先史時代から続く伝統のようなものです。
きっとこれからも、我々が人間である以上なくなることはないでしょう。
しかし、世界のどこかに生きている他人を思いやる心が徐々に芽生えている今の時代です。
未来ではどうなっているでしょうね。
何の変哲もない、つまらないとも言える平和な日々。それがあるといいですね。
そう思える一冊でした。