V字回復を実現するハゲタカファンドの事業再生 (経営者新書)

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著者 : 安東泰志
  • 幻冬舎 (2014年2月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344952362

V字回復を実現するハゲタカファンドの事業再生 (経営者新書)の感想・レビュー・書評

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  •  日系の大手PEファンドの代表が書いた本。PEの種類や、その中で特にバイアウトファンドが果たしている役割について簡潔に分かりやすくまとまっていた。
     ぜひ、オルタナティブ投資としてPEに投資してみたい。ヘッジファンドよりリスクが少なそうなうえ、社会に対する貢献性が高いので、とても惹かれた。

  • だからこそ、銀行に変わってほしいと願う。これだけ世の中から絶望されているのに、どうして変わらないのだろうと思ってしまう。
    銀行にこそ、社会的な視点が必要。社会的インフラとして、自社の利益と社会の利益の共存であるCSVを追い求める姿勢が問われている。
    あんなに資金をもっているんだから、動かなきゃもったいない。世界を変えられる力を持っているのに、使わなきゃもったいない。

    以下、サマリ
    >>
    資金供給の担い手として、銀行の代わりにPEファンドを選んだ方がいい、特に独立系ファンドを選ぶべきという主張。
    そして、日本においてPEファンドがもっと活発になるために必要なこと。

    〇銀行の問題点
    ・小泉政権・竹中平蔵財務大臣による、竹中プラン。
    バブルの不良債権の一掃を目的として、銀行の持つ債権の管理を厳格化。その結果、銀行の貸し渋り・貸し剥がしが横行。
    ・中小企業は、金融円滑化法によって査定基準が緩められ、倒産寸前の企業からも回収が行われずゾンビ化している。
    ・そもそも、低金利で国民から資金を集め、ほとんどを国債に投じているビジネスモデル、腐った組織、銀行に改革を期待することはできない。

    〇銀行系ファンドの問題点
    ・利益相反。銀行には5%ルール(①独占禁止法による議決権保有の制限、②銀行法に基づくもの)がある。
    https://www.nomura.co.jp/terms/english/other/5percent-ho.html
    http://www.dir.co.jp/souken/research/report/law-research/commercial/06032401commercial.pdf
    これは、株主としてふるまうべき銀行が、債権者としての立場を優先するあまり企業活動に支障をきたすこと、ボラティリティの高い株式は、返済など銀行の本業に支障をきたす恐れがあることから、設けられている。銀行系PEファンドは、これらの規制のかいくぐりに使われる。
    ・アメリカでは、ぼるかールールにより、銀行によるPEファンドの運営は禁じられている。
    →ファンドが特定の金融機関の影響を受けずに活動をできる環境が必要。

    〇PEがもっと活発になるように
    ・年金投資
    1978年に米国労働省が年金基金に「プルーデントマン・ルール」を適用し、分散投資のために年金基金がPE投資をすることを認めたことをきっかけに、PEファンドは一気に産業金融の主役に躍り出ることになる。

    日本でも、GPIFによるPEファンドへの資金供給が必要ではないか。

  • 著者の安東泰志氏は、S56年の旧三菱銀行入行で、90年代に欧州で多数の再生案件を、経験し、02年にフェニックスキャピタルを創業。その後ニューホライズンキャピタルを創業して移る。三菱自動車、市田、東急建設の再生を手掛けた方(丸写し)


    感想。
    再生ファンド推奨本。特に円滑化法後のこれから、国内総額43兆円の要注意債権が問題化すれば再生ファンドの活躍の場は多いとの主張。
    特に新たに知り得たものや琴線に触れる内容は見当たらなかったけど、文庫本740円だし、再生ファンド本が少ない中では価値ある本だと思います。

    備忘録。
    ・著者の経歴。
    ・2013年3月末の要注意債権は43兆円。
    ・スキーム作りは税務面、利害関係調整にも注意。

  • 2014/06/26

  • ・スキーム作り、ハンズオン経営支援、エグジット
    ・ファンドは自分の手金、場合によっては借金してる
    ・規制の対象ー具体的にはどんな?

  • フェニックス・キャピタル、ニューホライズンキャピタル創業者によるPEファンドの啓蒙書。一般読者向けの内容のため、平易なものになっています。個人的には、著者のブログやダイヤモンドでの連載のほうが面白いと思います。

  • PEファンドの良さは、わかった。その危うさ、利益相反行為にならない理由は、根拠が乏しくも感じた。

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V字回復を実現するハゲタカファンドの事業再生 (経営者新書)の作品紹介

ひと口にファンドと言ってもその種類は実にさまざま。「ハゲタカ」と忌み嫌われても仕方のないファンドもあれば、逆に、破綻しかかっている企業を再生させるファンドもある。再生請負人として数々の企業を経営危機から救ってきた著者が語る、ファンドを活用して抜本的な経営改善を図る中堅・中小企業のための事業再生法。

V字回復を実現するハゲタカファンドの事業再生 (経営者新書)はこんな本です

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