偏差値29からなぜ東大に合格できたのか (幻冬舎エデュケーション新書)

著者 :
  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344979567

感想・レビュー・書評

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  • この手の本を読む場合、低学力からの一発逆転か勉強をしない子供に対して(あるいはやっても効果が上がらず諦めてしまっている)なんとかしたいと思っている人が大半だろう。私もその一人である。
    やはり受験は本人次第でかなり変わることは確かであろう。著者は、決して頭が良かったわけではないというが、これはかなり無理がある。数学には考え続ける忍耐が必要と説いているが、その忍耐をどうやって身につけたかは不明である。本には親の関わり方によって変わるとされているが、やはり違うと思ってしまう。東大というトップを目指すとなれば、やはり資質面が大きいだろう。
    資格試験のような、他人と競い合わない勉強であればまた違ってくるが、入試は1点でも他人より点数が低ければ合格しない。この本は、受験の指南書ではあるが入試の指南書としては話半分で良い。

著者プロフィール

杉山奈津子(すぎやまなつこ)
杉山塾代表。
1982年、静岡県静岡市に生まれる。静岡雙葉高校3年時の実力模試は「偏差値29」だったが、独学勉強法で1浪後、東京大学理科二類に合格。2006年、東京大学薬学部を卒業後は、作家、イラストレーター、心理カウンセラーとして活動。現在、1児の母。中学生の頃から双極性障害(躁うつ病)に苦しみ、大学卒業後も闘病体験がある。
2020年、静岡市内に「杉山塾」を開き、小学生~高校生の学習塾代表として活動中。
「AERA dot.」で連載を持ち、心理カウンセラーとしての講演活動も行う。著書は10冊以上。『鬱姫なっちゃんの闘鬱記』(講談社)、『偏差値29の私が東大に合格した超独学勉強法』(角川SSC新書)、『偏差値29から東大理II合格 東大ママのラク&サボでも「できる子」になる育児法』(朝日新聞出版)などがある。



「2022年 『東大ママの「子どもを伸ばす言葉」事典』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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