- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344980051
感想・レビュー・書評
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著者は老いを曇りない
目で見つめている。
老いてますます盛んに、
社会の一隅を支える力
になれと言われたとて、
人は各々の私的関心と
きびしい生活条件とに
規定されて生きるほか
ないのだ。
あることを語ることは
同時に何かを語らない
ことでもある。
長寿至上主義で鳴らす
イケイケ思想の多くは、
その先にある介護負担
などの側面を語らない。
本書は普通の人たちを
代弁する名著であると
思います。
どうあがいても自分は
こんなもの。
そう開き直ったところ
に生まれる自由がある。
青年期の自由は行動の
自由だが、
熟年期の自由は態度の
自由である。 -
老いの話。
長生きできる世の中になり、自分の老いとどう付き合っていくのか。 -
老いに関するエッセイ。
常識を批判する見方が多くて面白かった。 -
老後の世知辛さのようなものを散々味わうことになる本。50代から来るようなのですが、まだまだ先のことなのか、もうすぐなのか、、、
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言われなくても老いは自覚しているもの。
無駄と分かってもポジティブに生きたいサガを理解する気持ちがあっても良いのでは。 -
はっとさせられる部分もあるけど、ごちゃごちゃあれこれ書いているのでぶれて見える 精読したいとは思わなかった本
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書いてあることは間違ってはいないと思う。
しかし、本書の考え方だけを持つと未来の希望がなくなる。
人は自分がどのように最後を迎えるかは決められないのだから。。。 -
タイトルの通り。衰えと向き合い、その心境の変化、肉体の変化、社会との関わりあいから性まで、著者の肉声が綴られる。老いとは滅ぶ過程と、ポジティブ思考に違和感を唱える。著者らしい静かな思索を満喫。
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長生きをしてもあんまり意味がないなとあらためて思います。
市立図書館が府立図書館から蔵書を借り受け、市民に貸し出すシステムがあるようですが、...
市立図書館が府立図書館から蔵書を借り受け、市民に貸し出すシステムがあるようですが、「詳しくは各図書館にお問い合わせを」と面倒くさいことが書いてある。
田舎者の悲しさを噛み締めてゐます。