ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する: 絶対に失敗しないビジネス経営哲学 (幻冬舎新書 し 4-1)

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1123
感想 : 197
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  • Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344980389

作品紹介・あらすじ

僕はタレントとしての成功が偶然ではないことを証明するために、そして、現在の僕のアイデアが世間に通用するかを実験するためにビジネスをしている。金儲けが目的ではないから常に冷静沈着で、判断が鈍ったり目が狂うこともない。店が成功するたびに、僕は自分に呟く。「ほらな、俺は間違ってなかったやろ」と-。25年以上も前から自らの手で幾つものビジネスを起こし、未だに一度も失敗したことがない著者が明らかにする、全業種に応用可能な経営哲学。

感想・レビュー・書評

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  • 著者は島田紳介。
    お笑いからバラエティの司会、はたまた報道番組のキャスターまで
    マルチに活躍する芸能界の大御所(大御所は言い過ぎか!?)。
    僕はこの人が大好きである。
    なぜなら、テレビを見ていて、この人とっても頭がイイと感じるから。
    あの計算され尽くした笑いが好きです。

    紳介さんは芸能活動意外でも、
    サイドビジネスとして飲食店を数店舗お持ちのようでして。
    それが全て大ヒットしているらしいのです!
    本書では、紳介流の商売の極意がイッパイ詰っています。
    例えば、
     ・顧客満足度より従業員満足度
    極めて納得感アリ。
    詳しくは、ここでは書かないから、気になる人は自分で確かめてみて。
    立ち読みで読み切ったけんど、この本買おっかな~と考え中。。。
    それくらい良かったです、この本。

    最後に、一つ。
    松下幸之助が「経営の神様」ならば、島田伸介は「商売の神様」だ。
    そう言い切っても、いい気がする一冊だった。

  • p.132
    お腹を空かせた学生の顔を見て、ご飯を大盛りにするオバチャンの店は必ず繁盛する。「オバチャンの店に行くのは腹一杯食えるからや」と学生は言うかもしれないが、ほんとはみんなオバチャンの気持ちが嬉しいのだ。客は料理だけを食べているわけじゃない。店の人の気持ちも一緒に食べているのだ。
    本気でそう思っているかどうかは、料理を食べて勘定を払えばすぐわかる。少なくとも身銭で食べている客は、みんなそこで店を判断しているのだ。だからこそ僕は、客単価が気になる。
    いつも来て下さる常連さんだから、美味しいものを食べてもらいたい。そう思う店の人間の気持ちはわかる。でもそれなら、いつもの値段で、手を替え品を替えて、美味しいものを食べてもらえるように努力しなきゃいけない。
    → 読書会に置き換える。いつも来てくれる常連さんだから、いつもの時間でもっと楽しい時間を過ごせるように工夫をしなきゃいけない。新しい試みを実験するのは良いが常連さんに甘えてはいけないと訓戒。

  • 正直言って作者には良いイメージは持っていなかったが、ある言葉が気になってよんだ。
    文中にもあるが、彼はビジネスを遊びでやっているのでビジネスの参考にはならない。
    しかし、経験談や発想を知ると言う意味では参考になった。

  • 株と不動産にまつわる著者のビジネス書が面白かったため読んでみたが、2024年の今読むとブラック企業精神に近いような指南が多くあまり為になる部分はなかった

    先述の著書が99年発行でこちらは07年のものだか、文章から伝わる横柄さがこちらの方がかなり強く論理的というよりは感情的な表現も多いところも残念であった

    最後の自身の漫才に対する思いを書いたくだりだけは良かった

  • 感想
    周りと違うこと。求めすぎても避けすぎてもいけない。結果として変であることはいい。合理性を求めれが孤立する。そこで止まってはいけない。

  • タイトルから期待した内容と(良い意味で)全く違った。手に取って良かった。

    タイトル回収あったっけ?

  • 第一章 みんなが幸せにならなきゃ意味がない
    第二章 常識破りで魔法のアイデア
    第三章 仲間こそが宝物
    第四章 お金と成功

  • 島田紳助は運と才能の人間だと思っていたが、それにプラスして正しい努力、無駄のない努力というか、天才的な判断と行動、思考が積み重なってあのレベルにまで達したんだと思わされた。
    結局のところ彼に凡人の要素は一つもないのだが、凡人の思考もできるので対マジョリティのビジネスでも芸事でも成功できるってことじゃないのかな。
    世間に変だと思われる価値観が実は何よりも合理的なものだと言っていたように、そこが物事のミソだと思う。ここで、変という要素を思いっきり振り切ることで唯一無二なキャラクターを生きるというタレント性の売り方、生き方もある。が、その変さを自分の100%にするのとなく、いち要素として世界を、物事を見るための視点と捉えることができれば世間との繋がりを保ちつつも、少しの俯瞰が、視野を狭めることなく、何事へも面白みを得るための方法だったりするのかな。
    少し前の自分は、この"変さ"自体をアイデンティティとしてしまっていて、変であることが私の正義!私らしさ!個性!価値!と思って、普通を忌み嫌うような価値観を持ち合わせていたが、いま、その変さは一つの武器に変わるのかもしれない。



    p.25 常識はずれのビジネスをしている人は、例外なくきわめて合理的な考え方の持ち主
    変に見えるのは、あまりにも合理的で筋が通っているから。

    55これをいったい誰が買いよんねん
    65こんなのがあったらなぁ、がビジネスの種
    76 最強スープ3つ合わせたら
    85その店がどうしてやつていけるのかを正確に分析すれば、アイデアにつながる。

    89深夜に思いついたアイデアが何日経っても冷めない時、そのアイデアはかなり本物に近い

    159他人の話を聞かない人間は壁に当たる。
    けれど、他人の話を聞く人間は前に進めない。

  • 現状の私に説教してくれた本

  • 暴力沙汰や暴力団との交際で芸能界を引退したのが2011年8月。本書は2007年に出されているので、まさに司会業として彼の絶頂期。気に入らないタレントは自分の番組からトコトン干すし、その影響力で女性タレントを口説く。とはいえ、この手口は番組プロデューサーが普通にしていることなんだが・・
    本書では「顧客満足度よりも従業員満足度」「仲間こそが宝物」という2本の柱がテーマとなっており、「義理人情に篤い」「カッコつけ屋」「親分肌」などのやくざ的気質が文章からもうかがえる。
    芸能界には未だ彼の引退を惜しむ声も多いようだが、反社との関係は致命的でした。
    「人生が変わる1分間の深イイ話」などでのトークのキレは努力のたまものだということがわかる内容です。

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